乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

龍田大社 風鎮祭 奉納花火 2010   (10景)

2010-07-05 | 神社仏閣・祭り


 

     龍田大社 風鎮祭 奉納花火 2010







 例年七月第一日曜。

 九時。河内音頭で先祖霊を致したあと、官司さんが拝殿に向かい深々と礼をされ(写真1、2)、奉納花火は幕をきります。

 まずは官司さんが手筒花火を持っての登場です(写真3)。

 続いて名を呼ばれた男女さん三人。天筒花火は四本。

 男性は上半身はだか、女性は白装束(写真4から8)。

 神に捧げるといった雰囲気が重々しく漂ってきます。

 古き形の五穀豊穣を願う行事が、今、こういった変形のスタイルで伝統を守りつがれているのかと思うと、感慨深いものがある。そんな感じが致します。



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                     奈良県生駒郡三郷町  龍田大社

                             2010年7月4日 風鎮祭の日に



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龍田神社 風鎮祭 1    2010年度  (5景)

2010-07-05 | お出かけ






【 全体を通して、写真がボケていてごめんなさい。】 





              龍田神社 風鎮祭 1    2010年度







 7月第一日曜。

 奈良の龍田神社で風鎮祭が行われました。

 今年は奉納天筒花火だけに絞って楽しんでまいりました。

 小一時間早き、鳥居をくぐると河内音頭が流れています。



 拝殿左から見たようす。

 河内音頭歌い手がお話されていました。



 お神酒をついでまわっておられる男性。紅葉の法被姿が粋です。

 このかたは昨年も同じように一升瓶を持って、知り合いの方に挨拶されていました。

 こういったようすを見ると、電車に乗ってこられるような大々的に楽しめる祭とはいえ、やはり五穀豊穣を祈願しての土着神事。

 拝殿の左部屋でも、右の地元民(或は信者か?)控え室でも、料理やお酒を楽しんでおられます。

 私は、祭に参加させて頂いているといった感謝の気持ちを持って楽しんでいました。



 去年も記録しました屏風を見に行きました。

 縁側では奉納天筒花火の世話役の方が、赤い足袋をきりりと締め上げておられます。

 河内音頭が聞こえる中、心なしは花火前の緊張感がここでは見られます。



 去年初めて見た河内音頭、わたしにはあまりなじみがありません。

 大阪から近いここ三郷町では河内音頭が盛んなようで、踊れる方も多いようです。

 祇園囃子のリズムが染み付いているわたしには少し抵抗感があるのですが、躍動感を感じます。

 何となく客観的に楽しんでいる私は、先月読んだ『踊り念仏』の意味合いと照らし合わせながら見ていました。



 龍田大社拝殿のようす。

 河内音頭もさることながら、拝殿の天井や後部の鳥居の配置は見事ですね。

 龍田大社も素晴らしいなと感じます。

   

 河内音頭というのはエレキギターなども使われていますが、その節回しは独特です。

 私は最後の方の歌だけを聴いていましたが、内容はある程度まとまった話になっていました。

         『紀伊国屋文左衛門』『果物』『江戸で儲けた金は江戸で使わちゃ、それが男というもんだ』

 皆が知っている話を説教調浪花節調で歌い上げます。

 声に色つやがあり、節回しはくるんくるんと歌い込んでいかれます。

 昔はこういう歌で話を聞くのは楽しみの一つだったでしょうか。そんな気がします。

 それにしても奈良は大阪文化に近く、京都とは随分違います。

 たこ焼きもリズムも人も上に準じており、不思議で成りません。

 奈良は発見の連続です。

   
 



                     奈良県生駒郡三郷町  龍田大社

                             2010年7月4日 風鎮祭の日に

                        


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