乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

158; 『前方後円墳の世界』  広瀬和雄 岩波新書  2010年

2010-10-19 | 読書全般(古典など以外の一般書)



記録のみ




 2010年度 158冊目     『前方後円墳の世界』



 


 広瀬和雄 著


  著者紹介

広瀬和雄(ひろせ・かずお)1947年京都市に生まれる。同志社大学卒業。大阪府教育委員会、大阪府立弥生文化博物館勤務の後、奈良女子大学大学院教授。現在、国立歴史民俗博物館教授、総合研究大学院大学教授。専攻は、考古学。
著書―『前方後円墳国家』(角川選書)、『日本考古学の通説を疑う』(洋泉社新書y)、『古墳時代政治構造の研究』(塙書房)ほか。
編著書―『縄紋から弥生への新歴史像』(角川書店)、『都市と神殿の誕生』(新人物往来社)、『畿内の巨大古墳とその時代』 『丹後の弥生王墓と巨大古墳』(雄山閣)、『前方後円墳とちりめん街道』(昭和堂)、『日本人の心性を探る』(国立歴史民俗博物館)、『考古学の基礎知識』(角川選書)ほか。


 岩波書店

 岩波新書  新赤版 1264

 2010年8月20日 

 222ページ  756円

 


 朝から『前方後円墳の世界』を楽しみ、只今読了。



 死してカミとなった首長―前方後円墳の祭祀―と 弥生神殿のゆくえ―葬送観念の連続・不連続―と 古墳時代の霊魂観―装飾古墳から考える―

 上 三項は民俗学に少し関心のあるわたしにとっては楽しく、付箋を挟んだ数はかなり多い。

 ブログ記録したこのあと、ノートに記録しておこうと思う。



 今まで見た古墳や博物館、色々な先生方に聞いたお話を思い浮かべながら読む。

 この本はおもしろい。

 直弧文の美しさや 船や鳥葬などの鳥にまつわる話を思い出し、幸せな時を過ごす。


 

 全国の古墳の話も多く、古墳についてほとんど知らないわたしには、ためになった。

 昨年11月には能楽を楽しんだ後に、心合寺山古墳(しおんじやまこふん)や愛宕塚古墳にひとりで行ったことが懐かしい。

 古墳の中には複数回は行ったことはあるが、たったひとりで入った愛宕塚古墳を思い出し、またこの本に触発されたようで、これからもゆっくりペースで古墳を見てみたいなと感じる。


 

 著者 広瀬和雄さんの話はかなりおもしろい。

 調べて見ると 他にも読みたいと思う本があった。

 アンテナを張り巡らせて、この先生の公演があれば是非拝聴したいと感じた。

 ただ、現在は国立歴史民俗博物館教授、総合研究大学院大学教授。

 関西にいらっしゃる間に知らなかったのは大変残念だ。

 



  



 岩波株式会社より ▼




■目次


 はじめに



   プロローグ
 
   ―東京の古墳公園を訪ねて―

I
前方後円墳を読む
 
1 〈見る/見せる〉墳墓・前方後円墳
   ―その形と立地―
2 死してカミとなった首長
   ―前方後円墳の祭祀―
3 弥生神殿のゆくえ
   ―葬送観念の連続・不連続―
4 古墳時代の霊魂観
   ―装飾古墳から考える―

II
前方後円墳どうしのつながりを読む
 
5 初期大和政権の実像
   ―畿内五大古墳群―
6 地方首長をどのように統治したか
   ―九州と東国の例から―
7 変わりゆく中央と地方
   ―五世紀・東アジア情勢のなかで―
8 北と南の国家フロンティア

   エピローグ
 
   ―古墳時代の新たな見方―

 あとがき
 図版出典
 本書に登場する古墳・遺跡名一覧





 現地を歩き考える、巨大古墳のひみつ

 前方後円墳は、上空から見ると鍵穴の形をした、巨大墳墓。3世紀半ばから7世紀までの約350年間、東北地方から九州に至る日本列島の各地で造営された。

 前方後円墳というと、天皇陵とされている古墳のように、周濠に水を湛え、鬱蒼と茂った緑を眺めやる、というものと思いきや、築造当初は葺石でギラギラ、埴輪をめぐらすなど、けっこう派手な姿。しかも現在では、考古学の知見に基づき復元され、史跡公園として一般に公開されているものが数多くある。本書は、その格好の案内役。

 東京タワー下(芝丸山古墳)や、巨人軍多摩川グラウンドがあったあたりの古墳(野毛大塚古墳)など、都会にも結構、前方後円墳があるとは、意外ではなかろうか。近くに資料館を併設している古墳も多く、本書を読んで現地を訪ねれば、何かと慌ただしい現代からタイムスリップ!

 さらには、墓にしては異様に大きく、同じような形を踏襲したものが、なぜ各地で造られたのか、埋葬の方法から何がわかるのか、その世界観にも大胆に推理をはたらかせる。全国の前方後円墳を探査してきた著者がたどりついた「解」に、みなさんはどんな感想をお持ちになるだろうか?







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東大寺 大仏様の秋祭りの日に 6 鏡池にて (6景+3枚+3景  写真のみ)

2010-10-19 | 能楽・狂言





          東大寺 大仏様の秋祭りの日に 6 鏡池にて (6景+3景)













 以上の写真は前回東大寺 大仏様の秋祭りの日に 5 一の鳥居から鏡池までで記録した物です。

   


 KEISAN-NOH
 


 順番の入れ替わりはあったものの、番組(演目)は次の通りです。






                     『 観世流百番集 上』  




















 『 観世流百番集 上』

 決めのポーズが同じでございます。




                   2010年 KEISAN-NOH 東大寺鏡池にて
               

                          




   

 見て下さいまして、ありがとうございます。

 今回は写真のみにて失礼申し上げます。


   












コメント (2)
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東大寺 大仏様の秋祭りの日に 5 一の鳥居から鏡池まで(12景)

2010-10-19 | お出かけ






               東大寺 大仏様の秋祭りの日に 5 一の鳥居から鏡池まで









 奈良のJR駅から三条通を通りぬけ、一の鳥居に着きました。

 この鳥居を真っすぐに行き左に曲がると、例年12月に行われますおん祭後宴能の場所に到達します。
 

        2008年おん祭後宴能『東北』(とうぼく)

        2007年おん祭後宴能『項羽』(こうう)翁 鹿も祝うや

        2007年おん祭後宴能『項羽』(こうう)

        2007/おん祭・後宴能『鉄輪(かなわ)』

        2006/おん祭・後宴能『橋弁慶』





 鳥居の右中央を拡大しましょう。




 能舞台の後ろに描かれています影向之松(ようごうのまつ)です。


 

 これは鳥居の両脇の常夜灯。

「春日社」と刻まれています。


  

 春日大社は小の交差点を真っすぐ進みますが、東大寺に行くには「一の鳥居」を左上の方向に歩きます。

 芝生内の歩道を歩くと 毎年冬に『正倉院展』が開かれる 奈良国立博物館があります。

 東大寺は丁度なら 国立博物館の上の位地です。

  



 博物館車道を破産で向かい側です。

 ここにはいつも能楽のポスターを貼られている民家があります。







 このお家を車道に沿って少し進み、鳥居をくぐり、左に曲がると 東大寺の参道です。




 参道を歩いても、光明皇后1250年御遠忌 或は 遷都1300年祭の旗が見られます。




 東大寺の南大門が見えてきました。

 東大寺関係のブルーのリボンを付けた美しいご夫人たちが歩かれています。

 なんだかとても懐かしい光景です。

 


 東大寺南大門に到着しました。




 東大寺南大門をくぐり抜け真っすぐ行くと、東大寺中門手前の右手に鏡池が見えます。




 この日は東大寺慶讚能がありましたので、人々が集まっておられました。









                          2010年10月15日  東大寺一の鳥居から鏡池まで


  


 最後まで落ちきあい下さいまして、ありがとうございます。

 いつもながら、深く感謝しています。

 ありがとうございました。


  







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