乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

としよりのよふな 若い人だ  大判錦絵 弘化四年(1847)頃   藤岡屋彦太郎 一勇斎國吉画  『歌川国芳展』図録より

2019-10-10 | 変体仮名見むとするハいとをかし

  としよりのよふな 若い人だ  大判錦絵 弘化四年(1847)頃   藤岡屋彦太郎 一勇斎國吉画  『歌川国芳展』図録より



 


      よふな
 としよりの   若い人だ


 いろ/\
    な人が
   よつて

 わたしの
    かほを
     たてゝ

 おくれで
   誠ニうれしいよ

 人さまの
   おがけ(ママ)で

 よふ/\人らしい
     かほ丹
    なりました
  


   
            印 一勇斎
                                    
            印 國芳万戯画   印               

                           /\
                            や


  
 年寄りの様な若い人だ

 色々な人が寄って
 私の顔をたてて
 おくれで、誠に嬉しいよ。
 人様のおかげで
 ようよう、人らしい顔になりました。



  本文に「。」が付いている場合は「。」 付いて無い場合は「、」突表記しています。
 (「尓」「能」などのように、助詞部分はそのまま元字で書いています)

 

 おがけ(ママ)= おかげ


 絵図の様に、顔が女性で有るのは非常に珍しいとのこと。   (『歌川国芳展』図録より)


 この様な考えをもって生きていかなくてはなるまいて。

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法隆寺の金剛力士像、修復の様子。 現存する中では最古(711 年 天平時代)の仁王像とも言われている法隆寺の金剛力士像が修復されていた。(7景)

2019-10-10 | お出かけ


  法隆寺の金剛力士像、修復の様子。   現存する中では最古(711 年 天平時代)の仁王像とも言われている法隆寺の金剛力士像が修復されていた。(7景)

 
 

 

 

 

 

 

 


 法隆寺 中門 金剛力士像 
 法隆寺 金剛力士像 〈阿形〉 写真だけ (6枚)
 

 現存する中では最古(711 年 天平時代)の仁王像とも言われている法隆寺の金剛力士像は。これまでにも幾度か取り上げてまいりました。

 法隆寺の中門に鎮座される金剛力士像(重要文化財)はおおよそ3メートル。
 塑像(そぞう 粘土)。
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人をばか丹した人だ  大判錦絵 弘化四年(1847)頃   大和屋久兵衛 一勇斎國吉画  『歌川国芳展』図録より

2019-10-10 | 変体仮名見むとするハいとをかし

  人をばか丹した人だ  大判錦絵 弘化四年(1847)頃   大和屋久兵衛 一勇斎國吉画  『歌川国芳展』図録より



 

 人をばか丹した人だ


 人の心者

   さま/″\な

  ものだ

    いろ/\

  くろふして
 
   よふ/\

     人一にんまへ丹なつた

 

   
            印 一勇斎
                                    
            印 國芳万戯画   印               

                           /\
                            三
  
 人をばかにした人だ

 人の心は
   様々な
  ものだ
    色々
  工夫して
   ようよう
  人一人前になった


  本文に「。」が付いている場合は「。」 付いて無い場合は「、」突表記しています。
 (「尓」「能」などのように、助詞部分はそのまま元字で書いています)

 

 文中の「人の心は」という文字だけを受けてのことだが、『古今和歌集』と『徒然草』を思い浮かべ、最後に教訓で占められおり、改めて國芳の才能に感心した。

    小野小町(9番)『古今集』春・113
    花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに



 
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