京の年中行事
當る卯歳 吉例顔見世興行
東西合同大歌舞伎
平成22年11月30日(火)~12月26日(日)
夜の部
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南座顔見世の夜の部を見てきました。
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演目はこんな感じです。
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第一 歌舞伎十八番の内 外郎売(ういろううり)
大薩摩連中
曽我五郎 愛之助
小林舞鶴 孝太郎
小林朝比奈 猿 弥
大磯の虎 笑三郎
化粧坂少将 春 猿
梶原景高 薪 車
梶原景時 寿 猿
茶道珍斎 市 蔵
工藤祐経 段四郎
曽我五郎を演じる愛之助さん
「片岡愛之助 相務めさせて頂きます…」
の台詞に、会場中、決まり文句ながらいつもよりも盛大な拍手。
決め台詞の
「色が白くていい男…」
も,ぼう事件を踏まえて同調を含めた拍手の渦。
会場中盛り上がっておりました。
仁左衛門化粧の愛之助さん
品のいい口調で、外郎売の又違った味を感じさせていただきました。
市蔵さんの茶道珍斎、満足。良かったです。
やっぱり市蔵さんの口調は好き!
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第二 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
七段目
祗園一力茶屋の場
大星由良之助 吉右衛門
遊女おかる 玉三郎
竹森喜多八 歌 昇
大星力弥 種之助
矢間重太郎 種太郎
赤垣源蔵 歌 六
寺岡平右衛門 仁左衛門
見て良かった!観られて良かった!
見ている間中、うれしくってうれしくって。
堪能させていただきました。
今回南座顔見世夜の部を見て良かった演目の一つです。
めでたしめでたし。
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心中天網島
第三 玩辞楼十二曲の内 河庄(かわしょう)
紙屋治兵衛 藤十郎
紀の国屋小春 扇 雀
丁稚三五郎 翫 雀
河内屋お庄 竹三郎
粉屋孫右衛門 段四郎
今回南座顔見世夜の部を見て良かった演目の一つです。
もう、最高。
名人の域に達された演技です。
わたくし、涙まじりにこの芝居を見ておりました。
やっぱり『河庄』は良い。
ブラボー
余韻が波となって今も響いてきます。
『仮名手本忠臣蔵』と『河庄』の性(おかげ)で、わたくし、一晩寝ておりません。
興奮は今も続いています。
『仮名手本忠臣蔵』と『河庄』
もう一度見たい!と、不可能な願望を胸に抱いています。
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第四 鳥辺山心中(とりべやましんじゅう)
菊地半九郎 梅 玉
若松屋遊女お染 芝 雀
坂田源三郎 玉太郎改め松 江
半九郎若党八介 薪 車
お染父与兵衛 寿 猿
仲居お雪 歌 江
坂田市之助 歌 六
若松屋遊女お花 魁 春
これもおなじみの演目です。
芝雀さん、すごく上品で良かったです。
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第五 越後獅子(えちごじし)
角兵衛獅子 翫 雀
この演目終演は十時四十分
帰ると12時を大幅にまわってしまいます。
でも私の好きな翫雀さんの『越後獅子』
家族のすすめで、最後まで楽しませていただきました。
翫雀さんは気品がありは方人形のように美しい。
角兵衛獅子役はかわいらしく、動飢餓楽しく、色彩鮮やかで見入ってしまいました。
帰宅は遅くなりましたが、最後まで見て良かった!
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南座では海老蔵さんの事件で仁左衛門さんや愛之助さんに代役となった。
今回は館内に十二月一日には無かった次のようなお知らせが貼られていた。
二月東京の ル テアトル銀座 坂東玉三郎 特別公演
坂東玉三郎 特別公演に変わり、先日は友の会からわが家にも葉書が送られてきていた。
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帰りを急いでいましたので、たった三枚きり、シャッターをきりました。
お見苦しい写真ですが、お許し下さい。
明日日本を発ちますため、駆け足で歌舞伎を楽しんだ記録を致しました。
これから家事をがんばりたいと思います。