『松竹創業百三十周年 片岡仁左衛門 坂東玉三郎 初春特別公演』
『松竹創業百三十周年 片岡仁左衛門 坂東玉三郎 初春特別公演』に行く、動画でなじみの演目、「於染久松色読販 土手のお六 鬼門の喜兵衛」と「神田祭」を見る。
「於染久松色読販 土手のお六 鬼門の喜兵衛」では片岡仁左衛門丈の悪の美学ともいうべき、目の動かし方の表情に、腰が抜けそうになるほどの魅力を感じる。
いかにせん、「於染久松色読販 土手のお六 鬼門の喜兵衛」は通し狂言でないことが残念。
しかしながら、芝居のかたちや表現をふんだんにパロディ化した場面の多さに、思わずゲラゲラと笑ってしまう。
この芝居は面白い。
また、幕間挟んでの「神田祭」は、さすがの仁左衛門丈。
首抜き襟が良く似合う。
考玉ならぬ仁左玉の行の良さは美しく、それでいて茶目っ気と色気があり、これもまた、懐かしい。
高校生の時から好きだった考玉
松竹の百三十周年にして、この考玉らしさを感じさせる二演目が、関西で公演されたことに対し、松竹株式会社に御礼を申し上げたい気持ちである。
連日満員の今回の興行
流石、考玉!
考玉の魅力と人気、此処に健在也!
2025年1月11日(土)~26日(日)
演目
「於染久松色読販 土手のお六 鬼門の喜兵衛」 2:00-3:05
幕間 30分
「神田祭」 3:35-3:55
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