(演目別・記録だけ)
當る子歳 吉例顔見世興行
東西合同大歌舞伎 二代目中村錦之助襲名披露
昼の部
一、将軍江戸を去る
二、勧進帳
三、義経千本桜 すし屋
四、二人椀久
二、歌舞伎十八番の内 勧進帳
武蔵坊弁慶 幸四郎
富樫左衛門 信二郎 改め 錦之助
源義経 藤十郎 他
796回目 御園座・幸四郎丈 勧進帳 記録 ↓
http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/283b1b666620c985cbf5e7923265bcdb
まってました!
今回は幸四郎丈の弁慶。
今回で850回弱だろうか・・・。
品良し。
舞い良く、迫力満点。
弁慶は色々な役者さんが演じられますが、幸四郎丈の弁慶の飛び六法などの時の がばっ!とした『手』は、毎度 好感が持てる。
近くで見ていると、汗だくになって演じられている、真剣そのものの、幸四郎丈。
だが、こなれた演技は、舞台に品格と温かみをも感じさせる。
微妙な細やかな表情。
男前で知性的な お顔立ち。
ぶるぶるぶる・・・と顔を動かした時の、頬の震え方は幸四郎丈独特も物で、見ごたえがある。
若い頃には顔の脂肪もほとんどなく、こういった迫力とはまた違った魅力だったな。
どちらも素敵な幸四郎丈の弁慶を堪能。
今回観た弁慶はことのほか 力が入っていた。
見得を切るなどだけに頼らず、勧進帳本来の意味合いをなぞるように丁寧に演じておられた。
富樫役は今回襲名の錦之助丈。
そつなく、平坦に演じておられた。
形は少し広がり気味。
役者さんによって、色々な癖があるものですね。
美しく二人椀久を舞われた 仁左衛門丈をちらりと思い浮かべる・・・。
少し、切ない。
義経は予想通りの藤十郎丈。
若干からだが大きい気もするが、品よく美しく、存在感のある義経を拝見させていただく。
心地よい。
いつもながらに翫雀さんも素敵。
今回は亀井六郎役でした。
なんだか落ち着くんですね、この役者さんを観るのも・・・。
今回もわくわくしながら観たこの演目・・・。
今年一月の本家本元の勧進帳も良かったが、幸四郎丈の弁慶、とくと 楽しませていただきました。
2007年1月 団十郎丈の勧進帳 記録 ↓
http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/61ddb25eda32ce1caac41b83ae455a02
最後に、この記録は演目別に記しています。
失礼な記述がありますれば、お詫び申し上げます。
間違いや、何かお気づきの点などがございましたら、お教えくださいますようによろしくお願い申し上げます。