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乱鳥の書きなぐり

源八橋 (げんぱちばし)    【源八をわたりて梅のあるじかな】  蕪村


          



              源八橋 (げんぱちばし)


                  源八を わたりて梅の あるじかな     蕪村








 大阪くらしの今昔館 学芸員の明珍健二氏によると、


  源八橋が架かるこの界隈

   江戸時代、右岸側には大坂城代配下の役人たちが住み、対岸はのどかな農村風景が広がっていた。

   大川の両岸は桜の名所として名高く、今と変わらぬ花見客でにぎわいを見せていた。

   渡しの東には「中野の梅林」があり、人々はこぞって観梅にでかけた。




             源八を わたりて梅の あるじかな     蕪村



 今かかる源八橋の変わりに江戸時代には渡し舟が両岸を結んだという。



 正確には 

      源八町(現天満橋二丁目)と東成郡中野村(現都島区中野町四丁目)

                             を行き来していたという。

 源八の渡しは、天満川崎と対岸の中野に渡されていたのである。

 のどかな話だ。



 昔は渡し船、今現在は源八橋。

 橋の両側に立派な歩道、中央には二車道が便利に通じている。



 大阪城をのぞみながら、船渡しの時代に思いを馳せる。

 そんなゆとりある時間を過ごしてみたいものです。





                    大阪 JR環状線 桜宮駅近く

    
                  


コメント一覧

じゅんた さま
じゅんたさま はじめまして☆
 じゅんたさま コメントを頂き、とても嬉しいです。
(まさか、じゅんたさまがこちらに来て下さるとは思いもよりませんでしたので、ビックリ@@ とても嬉しいです。)
 勝手にブログをブックマークさせていただいており、ごめんなさい。毎日、じゅんたさまのブログを楽しみに訪問しています☆

 蕪村の句の紹介、ありがとうございます。本当にのびやかで素直ですね。
 色々なものをゆっくりとすこしづつ楽しんでいきたいと思っています^^

 じゅんたさま、これからもよろしくお願いいたします。
 
じゅんた
俳句
http://junta-enviro.blog.ocn.ne.jp/seasons/
乱鳥さま
こんにちは

引用なさった蕪村の句でググってみたら

<以下引用>

蕪翁句集 巻之上 几菫著 春之部

摺子木で重箱を洗ふがごとくせよとは、政の嚴刻なるをいましめ給ふ、賢き御代の春にあふて

隅/\に殘る寒さやうめの花

しら梅や北野ゝ茶屋にすまひ取

うめ散や螺鈿こぼるゝ卓の上

梅咲て帶買ふ室の遊女かな

源八をわたりて梅のあるじ哉

燈を置カで人あるさまや梅が宿

<引用終わり>

と出てきました。

蕪村の俳句ものびやかでいいですね。
少し勉強してみたいです。
あはは
あはは


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