( 写真は京都の円山公園近く。
石畳が京都らしい。
いもぼうは 京いも のたいたんが中心。
一人前3000円くらい。 2009.1.4)
2009年度 4冊目
『十二支伝説』
林 義勝 写真・文
PHP研究所
1993年12月3日第1版
140ページ 2000円
今年四冊目は『十二支伝説』を楽しむ。
十二支関係の本は去年末に加えて、これで二冊目。
十二支とはいえ 写真が主で、説明は至って簡素でエッセイ風。
最後に作者なりの落ちがつけてあるところが、何とも言えず可愛らしくて好感が持てる。
十二支の他に、
飛天、天狗、猫、狐、河童、シーサー、烏、狸、竈、亀、白鳥、鯉 などの説明や関連した写真が載せられていた。
この本、説明と言うよりは写真を楽しむとよい。
影の使い方に感心した。
但し、写真加工はこういった作品にしては、目立つくらいにされている。
表情は良く、景色や動植物にも 独特のムードと色気を感じる。
林義勝さんは相当龍に魅力を感じておられる様子。
この点で、私は興味を持った。
北京や中国の写真や話しもあり、この点でも関心は深い。
やはり龍ともなると、中国抜きでは考えられないだろう・・・。
林義勝さんは勘三郎丈の写真も手がけた人らしい。
フムフム・・・。
とても、興味深い。
この本、図書館ではほとんど手に取られなかったらしいが、もったいない。
写真がことのほか美しいので、十二支の興味がない方でも、開くだけでも開いてみれば如何だろうか。