(写真はイランの菓子の『ギャズ』
イランの菓子や茶具などには、イランの男性写真(多分会社の社長?)が印刷されたものが多い。この箱の中には、ギャズの写真が印刷されている。
日本人の口にはなかなか合いづらいという。わが家全員は子の菓子の香りと味が好き。中にはピスタチオがいっぱい。どこかヌガーのような口ざわりで、懐かしい感じがする。変わったギャズでは、茶色いチョコレート味といったものもあるが、ギャズ本来の香りは感じにくい。
菓子箱の下にひいた布は、以前にも紹介させていただいた エスファハーンの工芸品。小さな型に染絵の具をつけて、少しずつたたいて押していく。根気の要る作業で、まさに 職人芸といえる。)
記録だけ 2007年度 68冊目
イランの暮らしがわかる アジア読本
イラン
上岡 弘二 編
河出書房新社
アジア読本シリーズ
2001年4月20日
319ページ 2000円+税
七月八日。河出書房新社のアジア読本シリーズ、『イラン』を読む。
参考になる部分が多い。
食べ物の話は、口にしたい物も多くあった。
行きたいところも多い。
イランを楽しむコツがつかめた。
家族から聞いているイランがの距離が、一層近くなった気がする。
イランは遺跡やバザールのイメージが強いが、シーラーズでは『ナーランジェスチャーン』か『エラムの園』の方にも、ゆっくり立ち寄ってみたい。
もし エスファハーンで『鳩の塔』を見つければもうわかるぞ・・・と嬉しくなる。
遺跡の話は思いの他少なかったのは、とても残念。
家族から聞いていた話と重複するが、『ジュータンの買い方ならまかしておけ』といった位に、詳しく書かれていた。
ジュータンの染色や織り方なども少し触れられており、読んでいて楽しい。
わが家には相当数のペルシャジュータンはあるものの、この本のジュータンの記述部分において、内心、これは使えるぞ!と、嬉々とした私である。