(写真は 中国の山西省でみた、芝居の版画。)
記録だけ 2008年度 44冊目
『大和石仏巡礼』
高階 成章 著
駸々堂ニコンカラー双書 046
駸々堂出版 株
昭和52年7月10日 第1版発行
142ページ 500円+税
『大和石仏巡礼』を楽しむ。
奈良にも石仏はいっぱい。
造形的にも興味があり、この目でみたいと感じた。
仏教がはいる前から 疫病や悪霊を防遏(防遏)する意味合いを持って、村境や峠、辻、橋のたもとなどに地蔵尊や阿弥陀仏の石仏をたてられたらしい。
村境や峠、辻、橋といえば、あの世とこの夜の境界線・・・知人に聞いたようなことが 丁寧に記されていた。
今年、山辺の道に行った時に見た、金谷の石仏も拓本にされ、載せられていた。
拓本においては、昔、某寺のご住職に教えていただいて、私も拓本をさせていただいたことがある。
金谷の石仏もその姿の美しさに少し惚れていたので、それぞれに親しみを感じた。
楽しいので、今後も本も選んでみたいと思う。
ところで、駸々堂ニコンカラー双書で思い出したが、昔は京都の三条河原町角には、駸々堂書店があった。
この本屋には、一体何度くらい行っただろうか・・・。
行く旅に誰か友人に出会った。
駸々堂書店では 当時、幼稚園からの友人もバイトしていて、
「5パーセント引きで買えるよ。」
と、言ってくれていた。
その暖かな言葉に、何度か甘えさせていただいた事が、懐かしい。
京都は自転車かミニバイク移動する学生も多い。
京都はどこか店に入ると 結構お金がかかるので、みんな 工夫する。
鴨川や(古)本屋、神社仏閣、公園などで本を読んだり、友人と話すことが多い。
大阪ではあまりみることのできない、学生文化の一つかも知れない。
駸々堂か・・・。懐かしいな・・・。
そういうと、柏餅味噌あん ぎりぎりの季節なんだ。