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乱鳥の書きなぐり

お百度参りから 右まわり、左まわりを考える。

 

    

 

 赤坂憲雄著の『境界の発生』の記録が長文になってしまったので、手短に書くことにする。

 

 

 京都の稲荷神社には、お百度の仕方が説明されていた。

 写真の図を見てもわかるように、説明では『左まわり』と説明されている。

 だが、図を見てわかるとおり、矢印は時計まわりである。

 

 子ども二人が各小学校一年生の頃、いっしょに朝顔観察をした。

 教科書には「朝顔の蔓は左まわり」と説明されていた。

 納得!

 ところが調べてみると、学者にっよっては朝顔の蔓は右まわりと論じられている。

 これも納得。

 

 友人の嘘のような話だが、右左が苦手な人がいる。

 対象物を中心に考える場合と、自分を中心に考える場合の区別がつきにくいらしい。

 右利きの私にはわかりにくいが、彼女は左利きで、親御さんに、

「右はお箸の持つ方。」

だと教えられ、それが後になっても災いしている様子。

 但しこの友人の場合はこういった単純な話が、「対象物を中心に考える場合と、自分を中心に考える場合の区別がつきにくい」といった思考の範囲まで入り込み、彼女を悩ましているという。

 

 右まわりと左まわり。

「対象物を中心に考える場合と、自分を中心に考える場合」といった事を考えず、単に対象物を見た場合、どちらまわりかは、必然的に変わる。

 こう考えると、たまには時計も「右まわり」とは決めつけず、時計の針とともに歩んで違った見方をするといった遊びも楽しいかも知れない。

 其の手始めに、悩みなき人も、一度お百度参りをされて見ては如何でしょうか・・・。

コメント一覧

やまとなでしこあん 様^^
コメント、ありがとうございます。
お百度参りはわたしも考えたことがないですね。

神社やお寺に行くと、いっぱいお願いします。
去年冬、神社の参り方のような本を読んだとき、自分の名前と住所をしっかりと伝えてから、お賽銭もあげて、お祈りしないといけない。
そうしないと神様は聞いて下さらないといったような事が書いてありました。
ということは、方法がすでに間違っていました。
いざ実際の行動は、いい加減でいけません^^

信貴山や他の神社で六角形のものを六方から左まわりにことばを唱えながら一回だけ回ると、何か御利益がありといったのがありますね。
四天王などの中を前ある奴なんですが、名前は忘れました^^;;
あれも、何か関係があるのでしょうか?
何かお経を唱えながらって言うのは四天王寺と同様で、無の境地に入って願うためと、今年 子どもに教えてもらいました。

伏見稲荷神社の入り口の鳥居は右と左に分かれています。
あそこでとまどってしまいました。
『一体、どっちに進むんだ?』
って・・・。
で、左まわりのことは知らなかったので、右を選びました・・・。
おまけに鳥居の真ん中を歩いちゃったし・・・。
其のsとで、上の本を読んじゃったので、焦っちゃいました(笑み)

元三大師は鬼の姿をされているときもあって・・・って、メッチャカッコイイじゃないですか!
お目にかかりたい!
今年の正月に信貴山で山伏さんたちの出会っただけでも、大満足でした^^V
鬼や龍は別格です^^
やまとなでしこあんさんも、お好きですか?
そういうと去年のお水取りの鬼の写真は爽快!カッコ良かったですね★^^★

右回り左まわりというより 「の」の字というとわかりやすいですね。
お抹茶の時も、「のを書いて・・・」って言いますものね。

お百度参りではないのですが、奈良の不思議な風習(かな?)を見つけてしまいました。
やまとなでしこあんさんならご存じかも・・・。
http://naraguru.fc2web.com/gyouji08zh2.htm

ところで、最近お着物は着られていますか?
かわいい小者など見つけられましたら、教えて下さいね^^
花餅屋の太夫元 様^^
コメント、感謝いたします。
おひさしぶりでございます^^
太夫元殿の観劇等のご活躍ぶり、毎度楽しませていただいております。

そうでしたか。
一度お百度されている姿を見てみたいと思っておりました私にとっては、ありがたいご伝授。
石切劔箭神社は境内で渦が巻くようにお百度を踏む人の群れ・・・とあっては、一度見てみないわけには行けません。

左から入って、右に下りる…だから、『右回り』・・・なるほどと納得いたしました。
ありがとうございます。
イザナギノミコトの左から入って、右へと転じ最後に中央より出ると言ったスタイル・・・そうでしたか。
ありがとうございます。
太夫元殿のおかげで、とっかかりのきっかけがつまめました。
調べて遊ばせていただきたいと思います。

ところで・・・先日、昼だけ、行って参りました。
しかし、思った通りでした(笑み)
よって、感想記録を書きし渋っています・・・。

七之助さんの『鷺娘』は思いの外感情移入で、切なく泣けてきました。
舞踊を越え、舞台として見る頃ができましたよ^^

太夫元殿、来年も今年のようなスタイル(2月あり、4月なし)なのでしょうか。
松竹も商業ペースに乗せるため、あの手この手で・・・心配です><;;


やまとなでしこあん
左回り
息子の厄除け祈願に四天王寺さんの元三大師堂に行った折に、お百度を始められるばかりの私より少し若そうな女性と行き当たりました。日中で明るく、寒さもそんなではなく、境内の人気もほどほどで、私も息子の厄除けという大きな目標がありましたので、彼女の気持ちと自分の気持ちに大きな差はないように感じられました。ただ、百回というのはまだやろうと思ったことがありません。それほど思いを込めるというのが苦手なのかもしれないです。短気なんで、すぐに答が欲しいのです。だから、中学時代は数学などの問題などは根を詰めてやってました。田舎の学校だったんでそれほど難しい問題がでなかったので、パズル感覚だったのでしょう。高校では文系でしたので、数3はせず、クラブが楽しかったので、学業はいいかげん。私って、考えてみると、本当にお百度に向かない人間かもしれないです。その代わり、護摩木などがあり、ありがたいです。元三大師は鬼の姿をされているときもあって大好きなんです。(鬼などが好きというのは、乱鳥さんもかも?)

 左周りは、中心に向かってみれば、自分の左に向かいなさいということでしょうか。多くの人に指示を出す場合、いかにすばやく行動にうつしてもらえるかが大切になってくるんで、この場合、こういった表現がきっと一番お百度をする人にはわかりやすいのかもしれないですね。机の上などではのの字回りなんてのが、わかりやすいのですが・・・。自分より大きな円となるとわからなくなってしまいますよね。(お習字で右回りを毎週教えている先生より)
太夫元
お百度参りと言えば…
http://blog.goo.ne.jp/hanamochi-ya
御無沙汰致しております…大阪の花餅屋です。
お百度参りと聞くと…先ずは、東大阪の石切劔箭神社を思い出しますね…。
此処の神社は、いつお参りしても境内で渦が巻くようにお百度を踏む人の群れで驚かされます。
http://www.ishikiri.or.jp/top.html
古くから、でんぼの神様と慕われておられますが、最近は其処から転じて癌封じの神様とも言われております。

さて…左回り、右回りですが…左から入って、右に下りる…だから、『右回り』と言うのですね…チョッと見る視点が変われば、左も、右もゴッチャになってしまうのでしょうか?

どうして、日本文化…特に神道に由縁する文化は右回りと成るのかと言うと…。
イザナギノミコトが禊された時に、先ず左目より生まれたのが天照大神、次いで右目からは月読尊、最後に鼻から素盞鳴尊の三貴子がお生まれになられました。
即ち、左から入って、右へと転じ最後に中央より出ると言ったスタイル…。

確か…此れが起源だと思いましたが…違うか?
しし 様^^
お百度…
ァ!そうでしたね^^
しし様のページで、迫力ある「滝夜叉姫」を拝見して、心に残っています。
私、この話は好きです・・・。
切ないですね・・・><;;

能楽では「鉄輪」、どうして演目名が違うのでしょうね?

「百度参って、千度で返す」・・・。
少しの努力で、満願を得る^^;;
ミニ版四国八十八箇所めぐりみたいですね。

しし様、コメントをありがとうございます!
しし様にコメントを頂いて気がついたのですが・・・。
写真には唱えながらまわると説明されていますが、私が聞いたのは 何も話してはいけないというものでした。
いろいろな方法があるのでしょうか・・・。
不思議です。

いろいろな神社で「百度石」を見たことがありますが、実際にお百度参りされている姿は、私は見たことがありません。
しし様、丑三つ時にの時に行かれては如何ですか?な~んて。
私は恐がりなんで・・・

しし様、いつもありがとう。
とても嬉しいです。
ししです。
お百度…
お邪魔します…お百度参りで思い浮かんだのは、能や神楽の「滝夜叉姫」です。平将門の娘、五月姫は、父の無念を晴らさんと京の貴船明神に祈願をかけ、その満願の夜、妖術を授かって、下野の国に手下と立てこもる…こういったお話しですネ。
お百度参りが大変なのは、願いがこれで適ったら、昔から「百度参って、千度で返す」っていわれていまして、これがナライだそうナ。百度は兎も角、千度は大変でしょうネ。
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