♪ 卯月の非日常 ♪

旅ブログです。主に海外と沖縄をご紹介。

2019 石垣島・那覇 「梅雨の四泊五日旅行・其の八 星砂の浜と猪狩家」

2019年06月22日 17時02分58秒 | 国内旅行記 沖縄

 

唐変木を出て、次に向かったのは、車で2分ほどの場所にある「やまねこ農園」さんです。
本当は「農園はこすけ」さんに立ち寄ったのですが、パイナップル販売の看板が見えなかったので、こちらへシフト。

うわ~・・・・安いなあ。
驚くほど安い。

まずは冷蔵庫で冷やされたカットパインを頂く事にしました。

これが想像以上に美味い。
色は白いけど、甘みは抜群。
この味をしったら、当然買っちゃいますね。

なので一個だけ、お買い上げ~。(100円の小さなものを)

今の時期はキロ単位で購入し、発送する方が多いとのこと。
これは間違いなく喜ばれるお土産になりますもんね。

素敵なデザートの後は、名所、星砂の浜へ車を走らせます。
ちょっと迷ったけど、「ペンション・星の砂」の看板を目印に曲がれば大丈夫。
駐車場にはトイレも足を洗う場所もあるので便利ですよ。

このような階段をえっちらおっちら下りて行くと・・・・

見事な浜辺が現れます。

人も疎らですごく写真が撮りやすい。

星砂などに興味はなかったのですが、海の透明度には感激。
ちなみにサンダルを脱いで砂浜を歩くと、チクチクと足の裏にささってくるのが、星砂かも。

清々しい空と静かな波の音。
この上なく気分がよくなります。

ここで泳ぐにはちょい不向きかな?って思うほど浅瀬なので、
ウォーターシューズを持参し、向こう側の島に渡る感覚で遊ぶと良いかな。

堪能した後、帰り道の階段や坂道は苦行でした。
裸足で歩くのは止めましょう。
アスファルトが激熱です。



水場で足を洗って、ひと段落。
次に向かったのはこちら・・・・

A PICTURE BOOK」さんです。

西表島の動物たちをモチーフにシャツや小物、雑貨などを作ってらっしゃるお店。

主人が着ているシャツもこちらの物です。

ずらりと商品が並ぶ中、主人が選んだのはトートバッグでした。

もちろんイリオモテヤマネコ。

この商品、使いやすい大きさで、生地もしっかりしているのでオススメ。
確か1500円だったかな。

ホクホク顔の主人でした。
(後からさりげなく缶バッヂも出てきた・・・)


 

 

そろそろ大原港へ向かおうと、来た道を戻ります。

途中、私がチェックしていたお店、「猪狩家」(かまいとぅや~)へ立ち寄り、喉を潤しました。

実はこのお店、「純黒糖」を作っていらっしゃる農園なんです。



昔ながらの手作業で作られている為、生産量はそんなにたくさんありません。

で、私が飲みたかったのはこちら。

生搾りさとうきびジュース(350円)です!

これがすごく旨い。

自然の甘さはちっとも喉に絡み付かず、むしろ喉越しが良い。
サトウキビのコクが口の中に広がって、ついついグビグビいっちゃいました。
主人の小腹が満たされていないとのことだったので・・・・調子に乗って、御飯物も。

八重山牛丼+アーサ汁(1000円)

黒糖を使っているので味は濃厚。
しかし八重山牛の味、負けてません。
味付けと牛の甘さが見事相乗効果を醸しだし・・・ほんと絶品でした。

そして小さな西表そば(600円)も注文。

この出汁・・・・すごかった。

主人は今まで食べた中で一番旨いと断言していたくらい。
豚骨と鶏のスープはまろやかで、どんどん飲めるタイプ。
丸くて太い麺に絡んで、むしろ大きいサイズにすればよかったと後悔するほど。
上に乗った三枚肉もいい脂だった~!

ここ、何食べても旨いんじゃ・・・・と感じ、

最後はパイナップルジュース(400円)で締めました。

いやはや、大満足です。

琉球イノシシもこの店で食べて見たかったな・・・・。(売り切れていたけど)

庭先?には綺麗な馬も優雅に過ごしています。

駐車場からカメラをズームさせれば、由布島に向かう水牛たちの姿が。

今回は由布島を訪れませんでしたが、観光客のほとんどがこちらの水牛に連れられ、海の中を渡ります。

こんな感じで。↑

今回は水位が低く、あまり渡りたい気持ちになりませんでした・・・が、またいつか来た時には是非体験してみましょう。

 

 

 

其の九へ続く>

 

 

 


2019 石垣島・那覇 「梅雨の四泊五日旅行・其の七 唐変木でランチ」

2019年06月22日 10時22分37秒 | 国内旅行記 沖縄

 

 

そうこうしている内に、わりといい時間になってきました。
ちょい小腹が空いてきたな?ってなくらいですが、まずは私がチョイスしたお店、「唐変木」さんまで一気に向かいます。
 

上原港を横目に更に奥へ進むと、10分もかからぬ内に到着します。
ちなみに上原港近辺はレストランやショップが多く、西表島でもわりと賑わいのある地域となっています。
通学路があるのでゆっくり運転は大事。

このお店、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、看板があるので何とかなるかな?
これまた亜熱帯な感じの小径をゆっくりと進めば・・・・・・・・

すぐに「珈琲・唐変木」さんが見えてきます。

いかにもな雰囲気のお店で、女子はきっと大好きだと思う。
インスタ映え間違いなしです。

OPENまで5分ほど待っている間、やたら近寄ってくる蚊に悩まされながら(スプレーなど効かない)、
辺りの花や植物をカメラにおさめ、楽しみました。

見事に育った木。

南国らしい花。

この日はそこまで暑くなかったのですが、強い日差しを避けるため、庇(ひさし)は長めに作られています。



赤いシーサーもいいね!
真ん中のサンダルに意味があるのかは不明。

ようやく暖簾がかかり、中へと案内される。

基本カフェなので、ゆったりとした席の配置ですが、夏場は満席になるのだそう。

今回はこのように大きなテーブルで御飯を頂きました。

主人はこちら、イカ墨たっぷりの「イカのスミ汁そば」(900円)。

おお・・・噂通り、真っ黒。
そして大量に入ったイカがこれまた美味しそうだ。

麺はきっと八重山そばですね。
見た目よりもずっとあっさりしていて、ちょい拍子抜けだったけど、これは旨いと思う。
イカが何よりも新鮮ですしね。
この他にも「イカのスミ汁定食」といった御飯と一緒に楽しめるメニューもあるので、そちらもオススメ。

お馴染み、コーレーグース(色、うっす!)。

実はここに来た本来の目的は「ガザミ汁」だったのだけど、残念なことに「ノコギリガサミ」が入荷待ち状態で・・・・。

結局、私はこちら・・・「カマイチャンプル定食」(1700円)を注文しました。
えーっと、カマイとは西表島のイノシシ(琉球イノシシ)を指します。

猪肉たっぷりの野菜炒め。

見た目ちょっとくどそうな感じがするけど、実際はそこまででもない。
問題はわりとクセのある肉だということ。
野生的な味が口の中に広がり、へばりつく(笑)

野菜は文句無しに美味い・・・が猪肉のクセが強い強い(笑)
それでももちろん完食しましたよ。
お味噌汁の味に癒やされながら。

ああ、やっぱりノコギリガサミが食べたかったな。
またいつかリベンジしよう。

てなわけで、お腹が満足したので、またもや車を走らせます。

 

其の八へ続く>


2019 石垣島・那覇 「梅雨の四泊五日旅行・其の六 念願の西表島」

2019年06月22日 09時31分06秒 | 国内旅行記 沖縄

 

 

 

45分ほどで西表島に到着。
私は船酔いを危惧して爆睡していた。

西表島・・・・といえば、頭に思い浮かぶのは「イリオモテヤマネコ」ではなかろうか。

ご存知の通り、絶滅危惧種となってしまた彼らは「1965年」に西表島にて発見された哺乳類だ。
20世紀に入り発見されたということで、当時はとても騒がれたと言う。
現在の調査ではおよそ100匹程度しか生息して居らず、言わずもがな「国の特別天然記念物」に指定されている。
これほど貴重な「イリオモテヤマネコ」さんに夢抱いていた主人は、まさに今回の旅の目玉がこの島にあるのだ。

当然、テンションは上がりっぱなしである。

西表島は八重山諸島でも一番広い面積を持つため、だいたいの観光客は「レンタカー」を借りる。
(団体さんは観光バスかな)

で、そのレンタカー屋さんを選ぶときにも、彼は「やまねこレンタカー」という如何にもな名前の会社を挙げた。

上原港に乗り捨てできる唯一の会社だったからかもしれないが、ネットで調べた際、
ヤマネコのかぶり物を着けた観光客が写っていたから、というのが決め手となったに違いない。

ま、そんな事はどうでもよくて、3ヶ月前に電話で予約。
2週間前には一応再確認することで、無事、車を確保した。
(クチコミでは愛想が悪いやらなんやら書いてあったが、そのようなことは一度もなかった)

やまねこレンタカー
http://www.iriomote.com/web/rentacar/

港まで迎えに来てくれたレンタカー会社の車にはもちろんイリオモテヤマネコが!
これは可愛い。

そして、港にはイリオモテヤマネコの事故に関する注意書きがデカデカと掲示されている。

国の天然記念物だから・・・という理由じゃなく、当然、猫は一匹たりとも轢きたくない!!

送迎車の中に乗り込むと・・・おお・・・・これが・・・噂のかぶり物・・・。

なるほど(笑)。

可愛いとユニークが入り混ざったような出来映えですが、まあこれはこれでヨシとしよう。

数分待ち、他のお客さんも乗せて、レンタカー屋さんの本部へと向かいます。

受付にはやはりイリオモテヤマネコたちがお出迎え。
あと、壁には事故への注意喚起がわんさか書かれていました。
そらそうだよ。絶滅危惧種なんだから。

てなわけで、無事車をゲット。
免責つけて、一日7000円でした。
離島なのでちょい高めなのかな?ん?こんなもんか。
(ちなみに上原営業所に乗り捨てする場合は+1500円かかります)


では早速安全運転で参りましょう。

集落を通過する時は時速30km、その他の道は40kmを基準にするらしく、うん・・・遅い。(笑)
でも万が一、イリオモテヤマネコが飛び出してきたら回避しなきゃならないから、これは当然なのかもね。

まず最初に出会った、イリオモテヤマネコはこちら。

仲間川(マングローブクルーズ遊覧船やカヌーツアーが行われる河川)にかかる橋を彩る二匹の彫像。

か、可愛い・・・・よく出来てる。

ちょっとずんぐりむっくりな身体も見事再現されています。

更に車を走らせると・・・・

サキシマスオウノキ群落という看板が。

パーキングに停め、鬱蒼とした遊歩道を歩きます。
(蚊に咬まれるのでスプレーをしまくってから突撃しました)

あっという間に終着点が見える遊歩道ですが、こんな珍しい植物を目にすることが出来ます。

板根という根っこが特徴で熱帯地域特有の樹木とのこと。

確かに本島では見かけないですよね。

見よ!この紫外線ばっちりの空を(笑)。
普段暑いのは大嫌いな卯月ですが、沖縄だけは別。
なんでしょうね。開放感によるものかな?

近隣にある「前良川」の両側にもびっしり。
見た感じ、雨風にとても強そうな植物でした。


 

さて、更に走ること、10分ちょい。

主人が旅の最大の目的としていた、「西表野生生物保護センター」へ到着しました。

定休日は月曜日。

朝10時~16時まで開館。
しかし土日はお昼休みがあり、12:00-13:00は開いていません。

わくわくしながら開館時間を待っていたのですが・・・なかなか「OPEN」の看板が出てこない。
結局電話をかけ、開けてもらいました(笑)

まずはこれ。

イリオモテヤマネコとの遭遇MAP」です。
どこに多く生息しているのか、一目で分かりますね。
ようするにこれを元に、運転気をつけて下さいねと、促しているのです。

そしてこちらがイリオモテヤマネコの剥製です。

目は可愛い

でも身体はすごく野生的。毛並みも家猫とは違い、ちょいボサボサです。
主人の興奮度はMAX。
色んな角度から動画を撮っておりました。

他にも色んな動物たちが展示されていて、なかなか面白い。
ちなみにこのセンター、入場無料です。(ありがたいですね)

これらのシールは「イリオモテヤマネコを目撃した人・保護した人」だけに送られる、栄誉あるシールなのです。
「いいな・・・欲しいな・・」と本気で呟く主人。
ヤマネコに遭遇する確率は相当低いらしく、受付の女性も「見たことありませんねえ」と仰っていました。
もちろん複数遭遇する人もいらっしゃるので、やはりここは「運」が関わってくるのでしょうね。

でっかい豆のさや。
うん・・・・やっぱ国が違うな・・・。

売られていたグッズをしこたま購入し、センターを後にしました。
貴重なイリオモテヤマネコの動画などもあり、とても楽しい時間を過ごせました。


 

車をのんびり進めていると・・・・

こんな看板が目に飛び込んできます。

あとこんなのもの。

とてもオリジナリティがあって、可愛いですね。

途中、このようなフォトスポットを発見。

「西部の船浦海中道路緑地帯と東部の後良川ロードパーク展望スペースに二体設置された」・・・と後からネットで知りましたが、
このときはこの一体だけと思い込んでいたので、ホクホク顔で撮影。

 

 

ちなみにもう一体は上のように仔ヤマネコ付きでした。
これが悔しくて、絶対にいつかリベンジすると燃える主人。
いつになるやら(笑)

 ちなみに彼が来ているシャツは去年のSFC修行中、石垣空港で購入したもの。
イリオモテヤマネコがドーンとプリントされています。

 

にしても・・・なんて美しい景色。

大自然なんて昔は興味なかったのに・・・年を重ねるとこういう場所に心惹かれるものなんですね。

其の七に続く>