ヤフオクでカセットホルダの開閉できるジャンクを購入しました。
テープが入りました!!スライド時のギーギー音は自分のよりはましかもしれない。
早速、再生してみたところ画が映った!!と喜んだのもつかの間、音が出ていません。レベルメータは反応しているので深刻では無いのかの知れないが、どっちみちばらすので関係ないか。
しかもこの個体、テープカウンタのFL管が自分のものより綺麗。
早速、初めての分解開始。
いきなりフロントパネルの取り外しで、弱った側面の爪を折ってしまった。
年代物だと言うことをすっかり忘れてた。
まあ、4本のうち1本なので良しとするか。
まずはメカの分解、そして電源入れて動作の確認を行った。
ローディング部は簡単に外れる(が、後ではめるのにずいぶん苦労したけど)。
左が元々ので、右がジャンク品。製造日は3ヶ月違いのようだ。
そして、一番怪しいとにらんでいるカセットトレイ部。
左が元々ので、右がジャンク品。
使い込みが激しかったせいか、元々の方が変色し、ギヤの部分が少しつぶれていた。
これを、ジャンク品のカセットホルダのみ移植をしてみた。
これがまたえらい作業で、トレイを枠に収めるのに4カ所あるギヤがずれないようにまっすぐに入れる必要があった。
ところがそんなにすんなり入ってくれないため、どこかが遅れてしまい、結果としてトレイの開閉がうまくいかない。
この作業だけで20~30回はやったのでは無いかな。
さて、やっとの事で移植を終えて、カセットを入れてみたところ、残念orz、カセットはメカまで落ちてくれるのだが、カチンとロックしないのは直らなかった。
がっくりですよ。半日の作業がパアって感じ。テープのセンサがいけないのかも知れないが、今回はここまで。
次に、ジャンク品よりFL管を取り外した。
期待は、ソケットに刺さっていることだったが、やっぱり半田付けされていた。
しかもこの当時じゃPbフリーじゃ無いよな、ということでそばの空気清浄機を最大運転にして、コテを当てる時は煙を吸わないように息を止めていた。
会社には煙吸い取り器があるのだが、個人に買える代物では無い。
で、取り外したのがこれです。S900と互換があるので、そのうち交換する予定。
左に、真空に引いた時の管の跡があります。まさに真空管。
ついでに、予備としてレベルメーターもいただきました。
基板ごと予備にしても良かったけど、まだ動作の検証に使用するのでFL管のみいただいた。
ベルト類も結構良かったので、後でラバープロテクトを浸ませて保存しておくつもり。
部屋に組み立て途中のS800が2台も転がっており、暫くは狭い思いを強いられそうだ。