やっと、「ドイツdeワーキングホリデー」の改定版が仕上がりました。あと、担当者と細かい修正原稿の詰めをしていくのみ。
作業にあたっている間、BGMに流していたのが、映画「四日間の奇蹟」のサントラ版だった。この映画音楽を担当したのが、加羽沢美濃さん。HPはココ。http://columbia.jp/~kabasawa/
Jクラシック出身の人だが、彼女は、映画やドラマという映像に音楽をつけることにも活躍の場を広げている新進作曲家・ピアニスト。
ともかく加羽沢美濃さんのメロディが、とても美しくて、うっとりしたので、「祈り」というCDを購入。普段はJポップとかが好きなカッチイなのだが、文章を書いているときには、歌詞が入っている音楽は、思わず聴いてしまい、手がお留守になるので、ライト・クラシックのほうがいいのだ。
「祈り」は、めちゃくちゃ良かったよ。西村朗氏によるライナーノートによると「つねにある種の切望感があり、胸をうつ」とあるのだが、まさにそんな感じ。豊かな色彩感があって、ナルホド映像と組み合わせると、盛り上がってくる音楽なのよねえ。
ピアノだけというのも多かった「四日間の奇蹟」と違い「祈り」は、オーケストラによるもので、ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団によって演奏されている。指揮をつとめるのは同団の芸術総監督でもある飯森範親氏。実は、加羽沢さんのダンナさまなのだそうだ。理想の芸術家カップルね。ハンサムな夫君のHPは、「イイモリノリチカドットコム」http://www.iimori-norichika.com/index.html
ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地は、ロイトリンゲン(Reutlingen)で、バーデン・ヴュルテンブルグ州のシュットガルトに近い都市。「祈り」の中に、「ロイトリンゲンの丘」という曲があるのだが、これが、カッチイは、一番好き!加羽沢さんは、町を一望できる丘に立った時、インスピレーションを得て作曲したそうだが、カッチイもこれを聞いて、むしょうにドイツに行きたくなった。
ここは、シュベービッシュ・アルプと言われる地域なのだ。ガイドブックで、シュベービッシュ・アルプ街道というのに俄然興味がわいてきた。ファンタスティック街道などドイツの観光街道にはない街道じゃなく、ホントにある観光街道。この地域は、日本であまり紹介されていない。カッチイのドイツ旅行のテーマが、ひとつ出来たな。