エンブレルを覚えるための入院がとりあえずは無事に終わった
初日から、肺のCT検査、胸部レントゲン、ツベルクリン反応検査
と、結構慌しさもあり、また、一通り同じ部屋の人とも、挨拶程度
の話もしなければならないし、さすがに疲れ果てた。
やたら、質問が多いし、話し出すと止まらないし(これは、私の
せいだけれど)
エンブレルのパンフレットをもらい、早速夜には、エンブレルの
ビデオを見たのだけれど、始めは手順がややこしくて、こんな
難しい操作が私に出来るかな・・・と戸惑いは隠せなかった。
それでも、偶然にも隣のベットの方が、エンブレルのために入院
していて、色んなお話をしてくれたことで一気にやる気になれた。
同じリウマチの人って、どうしてこんなに話しやすいのだろうって
思えるほど、すんなりと互いの状態を話せる。
隣の方が、自己注射を初めてする時は、すかさず「見せてもらって
いいですか?」と頼み込むと、快諾してくれて、不自由な指先ながら
もサラリと流れるように済ませる注射の仕方に、また勇気をもらって
しまった。主治医まで、「Hさん(隣の方)が出来るんだから、誰だって
ビオラちゃんも出来るって」とも言っていただいた。
月~金まで、毎日自己注射の練習セットを看護師さんに教わりながら
手順を進めるのだけれど、針を刺す動作だけは、お腹代わりに使う
”練習用パッド”なるものがある。
その日から、密かにお腹をつまんで見ては、どこにするかベットで
イメージする毎日が始まることになった。