VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

窓サッシ結露を大比較!!

2006年01月23日 | My Home
実は、Vivien邸には3種類の窓サッシを採用している。
最近省エネルギーの観点からも注目されている樹脂サッシをメインに
木製、アルミ製と3種類を同じ性能のLow-eペアガラスで設置し、実際の使用感と結露などの効果を見ようと思ったのだ。

何事も実感した上で記事(当時は月刊HOUSING編集長)や講演内容を考えたいタチなので…

この寒さで、実証するには最適とばかりに昨夜シャッターを押したが
ガラスの曇り具合を、素人が撮るのには無理があったか…

[窓ガラスに指で‘けつろ、2006.1.21’と書いてみた]

●左:木製窓(米国製)…ほとんど、こすっても露は無くサッシとの境目に薄く5ミリ程くもり感があった。

●中:樹脂窓(米国メーカーライセンス日本製)…木製とほぼ同程度。
  少し角に向けて木製より広い範囲にくもり有りかな?‘けつろ’の文字は見えますが、露というより指の脂?

●右:アルミ窓(大手日本メーカー製)…暖房の入っていない階段ホールにもかかわらず、
  台形の大型フィックス窓は全面べっとり。
  思わず日付まで書いてしまう程の面積が結露。書いた文字からは悲しそうに雫が流れた。


この点、アルミ枠は論外だが(自邸では形状が特殊な台形の所だけ利用)
私の場合、木製の窓枠も白をペイントしたので樹脂枠の白でデザイン的には問題無く
木製と比べてコストパフォーマンスも良いので、樹脂サッシをメインの窓にしたのだが

使ってみると、シングル/ダブルハング・ウインドウは操作性(上げ下げ)において
樹脂は大変軽くて正解だった。
玄関ドアやフレンチドアにも採用した木製は、その“閉まる音”にも風情があって良いのですが
やっぱり木製ダブルハングは重くて、鍵も季節によって閉まり難い。(これはメーカーにもよると思う・・・)


ちなみにVivien邸は、窓が50個以上ある。
でも、3種類のサッシを採用する施主はそんなに居ないはず・・・