VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

新田園都市構想

2006年10月07日 | 住宅業界
(株)日本建築センターが主催する「住いの産業ルネッサンス塾」による
藤本 昌也氏(現代計画研究所 主宰)の講演会に出席。
 
当塾の『まち研』の討議にも入っておられる藤本氏は
「住宅・不動産業ではなく、‘住まい産業’として生活やコミュニティまで踏み込んで行けるかどうかが業界の将来に関わる」
と業界への要望やあり方も、プレゼンテーションに交えて話された。

講演内容は「つくば市 中根・金田台地区」の土地区画整理事業に関わり
環境価値の高い土地利用計画として提案された『緑・農・住 一体型田園街区』について。
 
地元地権者やユーザー(購入対象者)との協議や調査の工程、公団や国交省・行政との関わり方など実態をご紹介下さった。
近年、開発事業も分業化しすぎて分断され、コラボレーション力が無いのがモノ(この場合は街)づくりができない弊害である事や
上下関係では事業を巧く進められない事は、今起こっている事件を見れば明白という苦言も。

非常に共感できるお話が多く、流石に30年近く、街づくりから設計に関わっておられる方のお話で勉強になった。

この地区で導入される「田園街区」へのエンドユーザーの反響は高いようで、街の実現が楽しみである。

ちなみに「田園街区」のモデル住宅は、【住宅地250㎡:農地100㎡:緑地250㎡】という配分。
先月滞在した、フランスのパリ郊外120㎞のお宅界隈では【住宅地50㎡:農地400㎡:緑地200㎡】×4倍くらいの割合。
やはり自給率も高く、自然も豊かな国民の生き方は違っていた。

市長選挙に向けて

2006年10月07日 | 湘南・逗子の暮らし
現、長島逗子市長は当選時に全国で最年少市長(31才、98年)となり話題をよんだが
この12月で任期終了、新たな市長へ立候補している市会議員の平井竜一氏のフォーラムを聞きに行った。

平井氏を応援している元市議の松本まちこ氏と環境活動で接点があり、
このフォーラムの今日のテーマが「環境」という事で、参加のお誘いを受け行ってみた。
平井氏の事は名前程度しか知らないので、直接話を聞く良い機会だった。
 (そう言えば、逗子テニスクラブに過去在籍されていたらしく、一度パーティに顔を出された事があった)

今日は環境系の活動をされている方々が主に、12-3人集まっていた。
平井氏からは「市職員が420人中80人も定年退職を迎える、この4年が市のシステム再構築の重要な時。
                       市民と共に、市民自治のしくみをづくりをしたい。」
「豊かな自然を守り抜く“覚悟”をする」と、その具体的なアクションプランの説明などがあった。

環境については、開発問題やお隣の鎌倉市との共同ごみ処理施設についての是非など、差し迫る課題も多い。

元市議の網倉大介氏(40)も先に出馬を表明しているので、
双方のポリシーや人格をできるだけ知って投票に臨みたいと思う。