VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

「つくば方式」コーポラティブ・マンション

2006年10月15日 | 住宅業界
先日、住文化研究協議会で定年前後の住み替え研究の事例でご講演頂いた
鎌田宜夫さん(建築士会連合会専務理事)のお宅にお邪魔してきた。

なるほど、伺ってみると分かる定期借地権での分譲になる理由。
「茗荷谷」駅から歩いて10分ほどで小石川植物園の隣にあり、これぞ“THE!文京区”という好立地。
神社の敷地を開発したもので、何とマンションには御輿のガレージが並んでいる。
  
斜面地を生かした設計で、ルーフバルコニーが十分に取られていて
前住居が戸建で、ガーデニングを趣味に野菜も作っておられた鎌田夫人にも納得の都心転居。
 青図に見入る専門家達・・・ 
ちなみに本日の訪問は、住文化研究協議会のギャルズ(?)4名が鎌田(長女)さんと共に訪問。
鎌田(次女)さんも住宅業界関係者という事で、総勢6人の住宅業界で頑張る(?)女性陣の集まりにもなり盛り上がった。

コーポラティブ住宅なので当然、全邸の設計やインテリアが違っていて注文住宅的な造りであり
ここ鎌田邸では、一戸建てからの住み替えでもあり収納への工夫がふんだんにあった。
書物が多いご主人の為には、2階(メゾネット住戸)の和室を書斎として長机&本棚が造り付けられ
その上、廊下一面に書庫が造られていてスッキリ収納されていた。
  
キッチンは、2Wayで回遊できるレイアウトが来客の多い鎌田邸にはピッタリである。

美味しいお食事とワインを頂きイイ気分になっていたら・・・何やらお披露目が始まった。
実は鎌田氏、コマのコレクションが400近くあるという事!?
   
“四角いコマと丸いサイコロ”(これは発想の転換を教訓に、との事)から始まり
世界各国のコマが出てくる、出てくる・・・止まらない。
でも、こんなにコマの種類があるなんて驚き! また各国の国民性やカラーがコマに出る所が奥深い。

そうやって楽しませて頂いている間に日が暮れて、都心の夜景がルーフバルコニーから眺められた。

私は戸建&郊外派なので、東京都内で住んでみたいと思った事は無いが
都心だが文化も薫るエリアで緑に囲まれた高台、そしてこのように戸建に近い設計なら住んでもイイかもなぁ・・・
と初めて感じたお住いだった。