VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

住教育と高円宮妃の笑顔

2008年10月08日 | 住宅業界
住生活月間である10月、今年は東京が中央イベント都市。各所で住宅や暮らしに関するイベントが開催される中、
今年住教育ガイドラインが策定され関心を持っていた、住教育の現場を見学に行った。

文京区立の駒本小学校が授業を公開。3・4年生向け図画工作科のテーマに‘造形活動からすまいを考える’という設定。
「マドをあけてこんにちわ+私の居場所」と題して、子供達はダンボールなどで居場所(家)を工作する体育館での授業。
 
担当の大道博敏先生。張られた条件には‘材料置き場近く(パブリックスペース)’‘壁際’など立地の利点・難点が書かれ
「どこに作るか」という不動産的思考も与えている所が興味深かった。
  
入り口に「あいことばは・・・」と暗証コード!秘密基地のよう。ガイドラインを策定した小澤紀美子教授も見学。
 「都会の子の窓は小さめですね」と。

そこへ今日は皇室から、高円宮妃久子様が見学にお見えになった。なんとナチュラルな笑顔! 
 
先生のお話を聞き、子供達の所をくまなく回り、じっくり時間をかけてご見学。豪快に笑う姿も好感!(足元は同じスリッパだし)
  
和田住団連会長(積水ハウス)や国交省の坂本課長など関係者が揃ってご同行。
 
妃の隣に居るのは、サッカー協会&IOC委員の岡野氏?文京区の教育委員という事。
 我々にも、笑顔。
見学終了と思ったら外では、鼓笛隊の演奏が待ち構えていた。
 
最後も笑顔でお車に。

住まいについて考える機会を子供の頃からつくる事は、日本の住環境や住文化がより豊かになる一助と私は信じる。
住教育を今回のように色んな科目のテーマとして取り組んで頂けることを切に願っている。
その支援となるような活動を住関連産業界も積極的にできればと思う。

しかし、今日は高円宮妃の笑顔に考えさせられるものがあったなぁ・・・
あんな風に自然な笑顔を振りまくのは簡単な事では無いと思う。見る人を幸せな気持ちにさせる事は間違いない。
あまり関心が無かったけど、皇室の役割ってそういうもんなのだと実感した。