VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

Net People の iNAGO

2006年02月14日 | 社会・文化
(加、プレフォンテン参事官の挨拶)

カナダ大使館にて、iNAGO社の新サービス発表会が行われた。
(元リクルートの同期、築野くんが経営者の一人)

以前、リクルートのネットサービスにも活用すると面白いと思った事もあり関心があった。
カナダ人ロン社長のお話には、
Webの普及で、コールセンター=電話の需要が増加し
その対応力がWebサービスにおいて顧客満足度の差につながると言う、
新メディアの登場で旧メディアが栄える現状があった。

今回のサービス紹介は、進化した音声自動応答 E-IVR。
(銀行などの問い合わせ電話サービスでよくある応答)
それをプッシュフォン選択だけでない、より自然な会話型の応答システムに進化させている。

これをWeb上では、キャラクター化したNetPeopleで応答する事も可能と言うサービス。

ブログ検索では最大規模の1億記事検索可能という、アクセラナビ
E-IVR活用事例のプレゼンも興味深いものだった。

確かに、携帯電話で検索する時は音声入力の方が良いに決まっているし、
それにより利用者層が年配者へ一気に広がる。

これからの時代、団塊の世代始めアクティブシニアに
ITテクノロジーをどう親和させて行けるかが成功のkeyだ。


懇親会でも熱心に仕事をする、築野くんを後目に
チョコのお土産をもらって帰る事にした。
そういえば、今日はバレンタインday

スポーツジムは、すいている事を願って向かう!


米国の広告マーケット

2006年02月13日 | 社会・文化
アメリカのマーケティング会社AdvertisingAgeのレポートによると、
2003年(が最新データ)の国内広告出稿額の1位はGMの$3.43billions。
僅差で、P&GTimeWarnerと続く。
日本企業では9位にソニートヨタが顔を揃えていた。

興味深いのは、利用メディアのシェア。(写真、円グラフ)

1位は、DM(19.7%)。前年5%アップで新聞(18.3%)を上回る。
テレビ(17.1%)がケーブルテレビ(7.7%)と別になっているせいもあるが
米国ではDMが根強く効果があると言う事だろう。
7年前、私はリクルートのダイレクトマーケティング事業部で
DMサービスの営業をしていたが、その頃も外資系クライアントの方が関心を持ってくれたものだ。

更にこのレポートで気になるのは、ネット広告が2.3%と低い事。
雑誌の半分弱で、伸び率は15.7%とケーブルテレビと同じ程度。
06年現在、もちろん増加していると思うが

私が昨年調べた、米国住宅販売の広告マーケットでも同じように指摘したのだが
依然、広告クライアントは新聞など旧メディアへ圧倒的に投資している。

能動的に情報を取りに行くネットでは、目的外の広告に反応しにくいのか?
はたまた、広告レスポンスの有り無しが明確にクライアントへ伝わってしまうのが
ネット広告の弱点という事か?!


今回、私が調べていたのは雑誌広告の詳細なので、ネット広告自体は主旨ではないのだが
国民性・地域性で大きく違うものの、メディアの動向は各方面をWatchして行く必要がある。




ホームパーティー at Niikura

2006年02月12日 | 湘南・逗子の暮らし
(左: 薪ストーブのあるテラコッタ土間でお餅をつくる    右: リビングの囲炉裏を囲んで Mr.Niikura & Tim)

逗子テニスクラブのお仲間、新倉Familyは
同じくテニスが上手な娘さんの夫婦を中心に、趣向を凝らしたホームパーティを催してくれる。

今日は、‘餅パーティ’。
庭で薪をくべた蒸し器でもち米を蒸し、つくのは電動だがFreshなつきたての御餅は格別。
5種類のタレ(あずき・きなこ・おろし・納豆・ねぎのり)で満喫した上に
娘婿殿のダッチオーブンで料理したローストビーフや豚汁なども頂いた。

新倉邸はお子さんの独立後、リフォームをして開放的な【土間キッチン+リビング】を実現。
実は、リクルートの「Goodリフォーム」でも記事取材をお願いし登場して頂いた。
天井を取り払い、古くて太い梁を現しにして
漆喰の壁やリビングに設えた囲炉裏と共に、古民家の雰囲気が漂う空間に。

友人を招いてのパーティを頻繁に楽しんでおられる。
住空間を自分達のライフスタイルに合わせてリフォームし
益々アクティブな暮らしを実現している、理想的なFamilyだ。


来月は、葉山の新わかめを楽しむパーティの予定・・・春がやって来る!


週末Exerciseは、Hiking

2006年02月11日 | 湘南・逗子の暮らし
   (森戸川の上流、シダが茂る二子山)


休日はできるだけ体を動かして、ストレス解消&体力維持!

Hikingは10数年続けていて、神戸時代は10分ほどで裏山の六甲山に入れたが
逗子では、山に入るまでに20分ほど歩いて二子山に入る。
歩く標高差は200mくらい、途中小走りノンストップで約2時間半のコース。

二子山は六甲山と違って、Wetでシダが生い茂り
夏は川沿い涼しく、避暑地の森のように気持ちが良い。
冬はこの寒さでも、道が凍る事は1,2日程度で緑多く快適。

今日は‘梅春’そのもので、ウインドブレーカーすらいらない暖かさ。
野鳥も多く、啄木鳥(キツツキ)の声?音?が近くで大きく響いた。

森戸川の源流近くで、Hikingコースは3,4回川を渡るのだが
巧く石を踏んで渡らないと、靴がビショ濡れになる。
今日は気候のせいか、息も上がらず軽快に登って降りて飛び回った。

最後は海側の、夕日の空が美しく充実感もたっぷり。

帰りはそのまま駅前へ出て、夕食のお買い物。
「あかりをつけましょボンボリに~・・赤いお顔の右大臣♪」とひな祭りBGMが商店街に流れていた。

そうだ、お雛様を飾らなくっちゃ・・・






やっぱり猫は‘Cat Walk’がお好き

2006年02月10日 | My Home
     (左: ロフトの柵がCatWalkに      右: 昨年、Xmas飾りをした同ロフト手すり)


Vivien家の愛猫クレオパトラも、新居がお気に入り
2階リビングルームのロフト(6畳和室)が3階のような位置付けなので、
1階→2階→ロフトと2つの階段があり、それを一気に駆け上がる。
上下運動が好きな猫には理想的なレイアウトのようだ。

その最上階となるロフトでは、10cm幅の手すりをバランス良く行ったり来たり。
計画した訳ではなかったが、柵上部を歩けるフラットな形状にして正解だった。
4m下のリビングルームから「気をつけて~」と声かけるが
今まで落ちた(飛び降りた)ことは無い。

右の写真は、ロフトから撮った写真で
階段手すりにクリスマスのお飾りをしたもの。
マントルピース周りと共に、階段手すりのクリスマス飾りは憧れていたシーンの一つ。


ところで、クリスマス飾りはフェイクの木であるが
正月に活けた松は生花だったのだが、それをクレオパトラが食べては吐きで困った。
松って猫の好物だったのかなぁ?そして、胃では松葉が痛くなって吐いたのだろうか?





経団連にて、住生活基本法案の概要レク

2006年02月09日 | 住宅業界
                          (住生活基本法案要綱)


リクルートが企業会員である(社)日本経済団体連合会の住宅政策委員会企画部会に参加。
 (前任が住宅ディビジョンカンパニーを離れて久しいが、引継ぎができていなかったようだ)

部会長はトヨタホームの立花社長。
HOUSING編集長時代にインタビューもさせて頂いたが、いつもながら低い美声で迫力有り。

本日は国交省・依田住宅局住宅政策課長により「住生活基本法案」概要のレクチャー。
昨日、国会に法案が提出されたものについて詳細を伺った上で質疑応答。
法案策定前に向け、経団連としての提言をまとめるなど議論してこられた場であり
政策課長も「今後、目標値を入れる計画策定に向け、パブリックコメントとは別に経団連からのご意見も頂く」というお話だった。

立花部会長からは、国交省に対して
「住宅は社会的資産であることの共有。減税策への連携。中古ではなく既存住宅。」という要望が出た。


私が関心を持ったのは、基本法に各省や地元NPOとの連携がうたわれていた事。
在宅介護なのかケア施設なのかニーズも多様だが、
シニアが住みたい所で元気に暮らせる住環境を実現したいと思う。

丁度、自宅の前にお住まいの素敵なご老人夫婦から
「鎌倉の老人ホームへ移りました」とおハガキを頂いた所で・・・淋しかった。
このように、身近で考える機会もどんどん増えていく。


合わせて政策課長は【住教育】の重要性も言葉にされた。
これも、我々リクルートとしては是非、貢献したい分野だ。


さて、これからは消費税論議へ一直線!
ライブドアのように「シクジッタ」と言われないよう頑張って努めねばならぬ・・・




クリンスイ(三菱レイヨン)の新商品発表会

2006年02月08日 | 住宅業界
 (左: 蛇口直結型浄水器の展示    右: 今回の目玉、炭酸温浴「Soda Bath」)


私も、自宅(アンダーシンク型)&オフィス(ピッチャー型)で使っている
三菱レイヨン(MRCホームプロダクツ)の浄水器クリンスイの新商品発表会に行ってきた。

今回まず目に入ったのは、デジタル表示が見やすくなった蛇口直結型

浄水器を使っているお宅なら皆さん、
「交換時期っていつだっけ?」と悩んだことがあるに違いない。
Vivien邸では「1日20ℓで12ヶ月って書いてあるから・・・ウチは1日何ℓ使たっけ?」
とイメージ計算。いい加減なもんだ。
それがカウントダウン式で分かるようになっているので有難い。

会社に帰って資料を、隣に座っている団塊ジュニア・ママ社員に見せたら
「ウチのマンションは築浅なのに、赤サビが出るんですよね~」と
クリンスイに興味を持っていた。東京の水環境は欧州並みにひどいようだ・・・


一方、新しい商品の展示もあった。炭酸温浴ができる「Soda Bath(ソーダバス)」だ。

今まで医療器具として提供していた商品を、一般家庭用に開発された。
    (クリンスイ中空糸膜フィルターも元は人工透析か何かから始まっていると記憶)
炭酸泉は欧州のSpaでは入浴療法として支持されているものらしく
低温(37-40℃)でもじっくり温まり、弱酸性でお肌にもやさしいようだ。

私は足湯体験できるキャラバンのプロモーションも良いのではないかと思った。


他社からもミストサウナ(東京ガス)気泡バス(松下)など、
美容健康をテーマのにした商品が展開され、
団塊の世代~アクティブ・シニアをターゲットに、美容と健康をお金で買う層を狙った
商品・サービスに対するユーザー動向が面白そうだ。



為替を見て、シティバンクへ走る!

2006年02月07日 | 社会・文化
昨日、1$=119円台になっていたようで
今日、シティバンクへ駆け込んだ。

と言うのも、長らく$普通預金でほったらかしのものや、尋ねたい事もあったから。
私が円に替えたレートは、117.85円。
その時、ボード表示されていたレートは118.5以上だったが
いつものことながら不可解…銀行の良いような設定になっているのだろう。

もう一つ、5年前に勝った$建てファンドがあるので確認してもらったところ
20%以上も上がっていて、売るのはもう少し先にする事にした。

それは米国国債中心だと思っていたが、よく見ると
ファニー・メイなどモーゲージが22%強組み込まれていた。

気づかぬ間に、私も米国住宅バブルの恩恵に預かっていたようだ。


店舗へ来たついでに
米国で$預金を直接引き出せる、外貨キャッシュカード口座を作って帰った。




丸の内、「東京21cクラブ」にて

2006年02月06日 | 住宅業界
丸ビルにある、東京21cクラブで
クラブの空間デザインをされた、慶應大学の渡邉朗子先生とミーティング。(写真左の。見えるかな?)

賃貸住宅の経営効率を上げる付加価値の高いリフォームと
運営のスキームを研究するプロジェクトを、渡邉先生が立ち上げていて
そのアパート第1号が完成し、オーナー向け講演会を催される際の講師を私に依頼された。

私は昨年まで、月刊HOUSINGの別冊である
「あなたの土地を賢く活かす本」の編集長でもあったので、講演内容は問題ないが
今回、宇都宮というエリアに不安を覚えた…

同じテーマでの講演は、有楽町→新宿→川越 と集客力が落ちていたので
私にとって未開の地である宇都宮はどんなものなのかと?

あまり、休日には湘南を離れたくないが
朗子先生のご依頼とあらば仕方なし!
ただ心配なのは、朗子先生がどこまで少ない聴衆に耐えられるかだ!?
私は、ある住宅展示場で、
4組という状態を経験済み…かなり淋しかった。


Welcome、ご近所さん!

2006年02月05日 | Friend
仲良しのP一家。自宅を建ててから初めて、遊びに来て頂いた。

お土産のワインを頂き、かなりイイ気分になってしまった・・・

いつもは、隠れてしまうCleopatraも意外と顔を見せた。
動物は、本能で人を見分けることができるみたいだ。
子供も、そうに違いない。

我々大人は、その感性が鈍くなって色んなものに惑わされる。
あの松下幸之助も「まさかと思う人に騙されます・・・」と自戒の念を語られていた。

人は騙すより、騙される方が良いと言う。
東横インの社長にとっては違ったのだろう。




鎌倉会、「かなえ」にて

2006年02月04日 | Friend
      (鎌倉会の参加者  と  小町通りにある「かなえ」)


元リクルートの本多くんが元役員の木村義夫さんに声をかけ
鎌倉周辺在住者で、セニュール代田(トップアスリート社長)のお店「かなえ」に集った。

元Rの吉田くん(伊藤忠商事)、森田くん(科学技術振興機構)に本多ファミリー
現役Rの角田さん(学び)、末吉くん(JJ)に私という結構、異質メンバー。

かなえ」は18:00までのお店なのに、特別営業して頂き感謝!
お料理も、次々と和の創作料理が囲炉裏端に出されて美味しく頂いた。
(昨日までの風邪がうそのよう・・・薬が効いた)

木村さんは、新橋に事務所的スペースを設けたらしく
改めて冷やかしに伺おうと思うが
この世代のように、リクルートでLuckyなサラリーマン人生を終え
悠々自適にリタイア生活を送る人を見るにつれ、
‘一握りの人だよなぁ・・・’と感心させられる。

やっぱり仕事って、‘その水に合う合わん’があるもので
運、不運もついて回るものだ。
でも、人生、最終的には分相応になるのだとも思う。

努力や徳を積むことで、どこまでその‘分’が変わるものなのか・・・



次の会は、春にという事で御開きになりました。

(今度はもう少し人数を集めますね、代田さん!)


医者の待ち時間にゲッソリ・・・

2006年02月03日 | 社会・文化
      (汐留セントラルクリニック、二度と行かないだろう・・・)


昨日の夜から胸焼けに始まり寒気、熱で眠れず。

会社へ顔を出したものの、医者へ行くことにした。
汐留界隈で内科に行くのは初めてで、Netで探した最も近い「汐留セントラルクリニック」へ。
新しいビルなのでオシャレな設えのクリニックだが
入った途端、「ここで大丈夫か?」と不安がよぎる。

シミ・ホクロを取る美容系パンフレットや、カイロプラクティスに体操用のジムがある。
何が本業かが分からないが、内科が一番上に表示してある。


受付後、診察するまで1時間以上待つことに。
その間、背もたれの無い座面の浅いベンチで苦痛。
先生に呼ばれるも、3つあるどこのドアから入るのか分かり難い。
     →私のような人が、その後も続きウロウロ・・・システム悪し。

カウンセリング能力の低い女医に5分程診察してもらい
私は、胃腸系のカゼのようだったが
インフルエンザの検査(鼻の粘液)もして頂く事にした。
     →それは10-15分だと言われたのに、30分以上待った。

インフルエンザもマイナスだったので、薬の処方箋を貰って出た時には
2時間を費やす結果に。ほとんど待ち時間。
熱で気分が悪かった上に、イライラが募る。

病院の患者を重視した合理化は必要無いのだろうか・・・


今日のクリニックは、待合室と診療室の動線/レイアウトが悪い上に
それを改善する為の、呼び出しや受付嬢のフォローがないので
少しずつ、無駄な時間が消費されているように感じた。


家も同じで、動線をしっかり考えて設計しないと小さなストレスが溜まるもの。
Vivien邸は、2Wayや回遊性も高いレイアウトなので快適!



リフォーム業界、奥深し

2006年02月02日 | 住宅業界
              (Power Lunch at ACQUA PAZZA)


住宅リフォーム推進協議会の畠事務局次長に、リクルートでリフォーム会社の営業担当伊藤マネジャーをお引き合わせ。

私が以前に書いた記事にある当協議会の「リフォーム実態調査(05.12発表)」と
その親団体になる(財)住宅リフォーム・紛争処理センターの「住宅リフォーム統計調査(05.11発表)」の市場規模数字に
誤差があり気になっていたので、その詳細内容を頂き調査背景などを伺った。

なるほど、リフォーム工事の対象範囲が違う。
      センター:持家共同建ての共有部・借家は含まず、家具インテリア・DIYを含む
      協議会:         (同上) 含み、           (同上)含まず


何れにせよ双方の調査で2004年、リフォーム市場は縮小した。
(05年には、悪質リフォーム報道がGW以降影響しているので更に縮小か?)


お二人の話では、一部大手リフォーム会社以外は
中規模会社でも、厳しい状況(利益確保が困難)に有るようだ。
あの、「ビフォーアフター」もアスベスト問題なのかレギュラー放送は中止になるようだし。

このような動きを見ていると、やっとリフォームというものが
流行りのような関心事から、問題点の表面化を経て改善が進み
本格的に住宅ストック時代の重要な産業、サービスとして脱皮してゆくターニングポイントのように感じる。


本国会で制定される「住生活基本法」により
住宅の社会的資産価値を保持し、国民の住生活を豊かにしてゆくベースを構築する新時代が始まる。





TOTOのUD(ユニバーサル)研究所で考えさせられたこと

2006年02月01日 | 住宅業界
(左:全社的なUDへの取り組みを発表する、木瀬社長・手話付   
右:各種の生活シーン検証ができる施設を記者達が見学)


今日2/1茅ヶ崎に、TOTOUD研究所を開所した。

既に70年代からのバリアフリー研究含め、UD分野では業界の先駆けであったTOTO
日本の代表的、UD研究施設となり得る立派な研究所(ハード)と
米国からV・フレッチャ-女史というスペシヤルアドバイザーも迎えるなど研究者への投資をされた事は素晴らしい。

講演でもフレッチャー女史がしきりに
「日本ほどUD社会への研究や関心が高まっている国は無い。皆さんは幸せだ。」とおっしゃる。
他に類を見ない高齢(化ではなく)社会に突入する日本なので、当然の流れかも知れないが

以前、2003年に国際ユニヴァーサルデザイン協議会が設立された時の記者発表の印象では
所謂、デザイン分野においてイタリアやフランスなどに後塵を拝する日本が
唯一、世界を先導できるデザインになり得るのがUDだ。という発起者でもあるデザイナー達の意気込みだった。


今回、私が考えさせられたのは記者発表会でも質問したのだが
(あまりラディカルな質問の言い方ができなかったので、適当なお答えも得られなかった・・・)

障害や高齢者配慮は当然、賛同するところであるが
UD=‘誰でもが’楽に作業できるという趣旨で出ていた事例に
小さな子供が、最初はキッチンシンクの水栓ハンドルを背伸びして腕を伸ばして使っていたが
UD設計の水洗は、手前のボタンに触れるだけで、腕を伸ばさずとも使えるというもの。

このように車から始まり、生活すべてが楽に動作できる環境に囲まれて育つ子供は
近年、体力低下が著しく文部科学省の調査でも危惧されているものだ。

UDを高齢者支援の為に追求してゆく必要性は明らかだが
子供を巻き添えにしているようで、日本の将来が不安になるのは私だけなのだろうか?
オリンピック用には、別途体力強化を英才教育するなんておかしくないか?

実は今日、その生き証人とも言える71歳の先輩記者にお会いした。
藤井和子さんだ。リクルートでも昔、大久保住宅情報編集長とお仕事をされていたらしい。
今も現役バリバリで、このような記者発表会にいらしていた。
そこで、上記の私が感じた疑問を投げかけたところ、同感であるとおっしゃって頂き安心した。
(私も70まで仕事ができるよう、足腰鍛えて頑張ろうっと)


それを含めて、フレッチャー女史のお話にあった
「Educate customers about UD concept through designers and lifestyle magazines and television.」
我々の使命も大切であるということを忘れないようにしたい。