確かにサンミュージックの社長さんは、水戸黄門のうっかり八兵衛に似ておる。酒井法子女史は火であぶったり、パイプでどうしたのと、まるで本人の台詞を聞いた風な報道ではある。これからが盆入りで、広島・長崎の原爆投下で大量虐殺の記憶の余韻を引きずるよりは、芸能ネタで空気の入れ換え謀るのか。オバマ氏の「核兵器のない世界」演説に期待する、市民運動の気持ちは分からぬでもないが、「非核三原則」の法制化とはおそれ入った。九条でギリギリと縛り上げられてその上に、三原則の猿ぐつわとは念の入ったこと。このSMには付き合いかねる。核廃絶迫るなら、波動砲ででも脅すしかあるまいに。信長に鉄砲は卑怯と秀吉が言えばどうなるのかのイメージも湧かぬのか。我邦の威厳はかろうじて、あるかもしれぬ核のドスにて保たれている。鳩山兄はこれまでも選挙の賭場で賭けるのか。浅ましき遊泳術ではある。
さて本日はのお話しは、もうろく爺の妄想学と聞き流すもよし。なれどもお暇と寛容のお心のある御仁は、しばしのお付き合い下されたく。
剰余資本とは、金融資本の一部であり、その重要な構成部位である。
産業資本・流通資本から遊離して、金融資本として独自の地位を築く。
それは、国家社会の中央権力とりわけ通貨発行権と結びつくことによって、自己増殖能力を得ればおのれのふるさと出自も辨えず、産業・流通の資本を支配する力を得る。
資本という概念は事業経営の財貨の本質的表現である。一般には資本金として会計学上は計上される。実体としては、会社などの所有する土地や建物そして機械や銀行預金などを謂う。ただしこれらを誂えるために借入金を起こしたり、他人からの貸与をあてればこれは他人の資本である。株式会社は一般には複数の出資者からの投資を得て興業の原資とする。
これに比して、国家の中央銀行は紙幣を発行出来るので、借り入れ以外の方法で資金調達が可能である。つまり紙幣を印刷すれば資本は無尽蔵に創造できる。しかし国家社会のうちに存在する財貨の絶対価値を遙かに超える、紙幣の増刷と流通を試みれば、物価は上昇する。 http://kabu.user-infomation.com/keizai_infre/infre_06.htm
生産と流通の段階の経済圏に資金が流れ込まなければインフレは起きない。これらの実体経済から資金を強制的に回収してゆけば、インフレとは反対にデフレになる。銀行、保険そして債権金融などがどれ程の資産を抱えていてもそれを市中に出さなければインフレは起きない。金融のグローバリズム移行過程で、金融資本は統合・合併を繰り返し巨大なグループの幾つかだけが支配する、金融寡占の状況にある。アメリカではバンカメとシティ。日本ではUFJ東京三菱、みずほグループそして三井住友などに集約されてしまっている。
融資と投資
一般に銀行融資は、返済計画の確実な優良事業所に行われる。事業の歴史が浅い新規事業者や、利益の計上出来ない企業には融資は進まない。この事によって実体経済にも、寡占の波が押し寄せてくる。利益の出る企業はますます巨大になり、融資の受けられない事業はますます衰退する。この様な産業社会にあっては自由競争原理は寡占によって毀損され、自由経済に取って代わって、独占金融の恣意的な経済が出現する。圧倒的な金融力は日本の新幹線事業のような巨大な企画も実現させるが、反対に一国の産業のすべてを圧壊させることも可能である。たとえば日本国の石炭産業は世界エネルギー資本の鎧袖一撃でもろくも潰え去った。
通常は金融資金とは事業所の決算資金であり、給与や原材料費の支払い費とか利子や地代の決済資金であり、決済は月単位で行われるので、実体経済の一月分の資金がその有り高の目安であろう。ところが、よく日本の個人金融資産は1,500兆円などと囃されるように、国内総生産の三倍ほどにもなっている。これは貯蓄などにより金融機関などにストックされた資金であり、長いものは10年以上の長期年月で循環を行っている。例えば銀行やホテルの開業資金は、単年度事業収入の額を遙かに超える資本投入を要するものである。病院経営などでは二十億の投資で開業しても年間の医療収入はその投資額を下回るのが普通であり、ましてや借入利息の支払いと元本の分割返済に回せる金額は、事業収入の10%もあればよい方である。ならばこの病院は金融機関の奴隷と為らざるを得ない。10年の返済計画でもこれでは、元本返済計画は履行不能。利息の支払いと計画通りの元本返済するには、新たな融資が不可欠である。建物や機械などは減価償却で価値が年々減り続ける。場合によっては借入金は年々増えてゆく。この経営矛盾を埋めるものが土地の値上がりであった。
事業経営の資金循環にあって、けっして完済できない借入金というものが発生してくる。この金の金融側から見た貌は、剰余資本である。これは借り受け事業の経営者にしてみれば頭痛の種であるが、金融にしてみれば金のなる木である。貸し出し資金は期間を終了すればすべて返済されて、貸し手に戻ってくる。これが教科書的なお伽噺で実際はこうとは為らない場合が多々ある。つねに借り手側にあって、頭痛の種の金のなる木が謂わば〈剰余資本〉である。これは金融側から見た愛称である。経営側から見れば、<欠損利益>である。獲らぬ狸の皮算用の取り逃がした狸の皮。経営の学校での通信簿の、謂わば『赤点』である。
世界経済全体を俯瞰すれば、経済価値の全生産額を超える、金融価値の存在はある意味ナンセンスである。なれど郵政貯蓄に唸っている定期や積立金は、農家や漁業者そして中小企業者あるいは勤め人の万が一の取り崩しが自由な謂わば「保険」である。保険が使用されるときは万が一の場合。なればそれらはすやすや寝ている赤子のようなもの。泣いたらミルクをやってオムツを替えてまた寝かせばよい。
しかし、この赤子が実は17~8才の悪戯(いたずら)盛りで一斉に棒きれ持って走り出したらなんとする。10兆円の石油エネルギーの畑に、三ヶ月で2~3兆円の石礫(いしつぶて)投げ込まれただけで、大騒動になる。爺さん婆さん腰抜かす。
旗本の三男坊ほど始末におえぬものはないい。おなじく、『剰余資本』も金融資本の三男坊。現在の世界金融危機は、この三男坊の宿酔(ふつかよい)である。これがまた起き出したならば何をまたしでかすのやら。(※1)捕らえて打ち首獄門も一手ではある。なれど、脳みそが半分解けちゃった手合いであるから、それは可愛そうでもあるし、もったいなくもある。
ならばとて、支那に里子に出したが、ジョセフのナイちゃんに良からぬ暗示に掛けられたトカの噂もある。為ればインドかブラジルか。こちらにも、蛇遣いならぬ、金使いの上手な溶鉱炉のほほ~う使いがおったげな。ローゼン殿下は自由と繁栄のコンコン狐の弧を描いて見せたは良いけれど、暴力装置のガンダムはお台場で立ちん坊するばかり。この<剰余資本>の躾け役が金融・財務大臣だが、足首に龍のタトウ入れたは法子嬢で、日銀法改正させたは橋本の龍太郎である。脛に傷ならぬ入れ墨入れさせたのである。(※2)さあてへなちょこ官僚共これでヌシ等は日本国の絆から離れて、金融ヤクザの目付の足枷が……。猿ぐつわに、タトウの足枷とは念の入ったこと。
「茶の一杯が二杯になり三杯になる。だんごが出るか、また茶を飲むか、その内酒になるじゃないか。俺は一杯や二杯じゃ済まねぇぜ。気がついた頃にはお銚子がずらっと並ぶんだ。さぁ、もう腰が立たねぇや。いっその事泊まっていくか。カラスかーと泣いて朝になる。『おはよう! またお茶を下さい』、二杯になり三杯になる。だんごが出るか、酒を飲むよ。どうする? 俺ぁ旅に行けなくなるじゃねぇか」
http://www.asahi-net.or.jp/~VD3T-SMZ/eiga/serifu/dokuson5-2.html
m(._.)m 以下は関連記事です。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-10442820090807
(※1)
石油資源の10年3月期見通し、原油価格上昇で上方修正
2009年 08月 7日 15:37 JST 記事を印刷する | ブックマーク| 1ページに表示[-] 文字サイズ [+]
ビジネス
政策・在庫調整効果一巡後の最終需要にまだ確信持てず=日銀総裁
白川日銀総裁記者会見の一問一答
海洋資源開発や航空宇宙産業分野にも焦点=鳩山民主党代表
民主党マニフェスト、消費拡大・雇用創出案を明記 [東京 7日 ロイター] 石油資源開発(1662.T: 株価, ニュース, レポート)は7日、2010年3月期見通しについて、営業利益を9億3100万円から64億5400万円(前年比67.9%減)に、経常利益を59億1900万円から107億4800万円(同51.9%減)に上方修正すると発表した。原油価格の上昇が寄与する。
経常利益は従来予想に比べ、81.5%の上方修正となる。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト10人の予測平均値121億円を11.6%下回っている。
同社では、期初に予想の前提となる原油価格について1バレル=40ドル、オイルサンド層から採取される超重質油であるビチューメンの価格について1バレル=30カナダドルと設定していたが、市況が上昇したことから第2・四半期(7─9月)以降の前提価格に関し、原油を60ドルに、ビチューメンを45カナダドルにそれぞれ引き上げた。
景気低迷の影響から「産業用などが落ち、販売量は厳しめにみている」(佐藤弘専務)とするなど、原油、ビチューメン、天然ガスをいずれも数量については期初の計画を下方修正したものの、価格の上昇が利益を押し上げる形となる。
2009年4―6月の経常利益は前年同期比15.2%減の46億円になった。通期予想に対する進ちょく率は43.5%。前年同期の通期実績に対する割合は24.6%だった。
(ロイター日本語ニュース 水野 文也)
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闇の世界金融の1から10まで全てを明らかにした画期的な本!, 2008/10/3
この類の本ではどこまでが本当か判断しがたいものが多い中、具体的な証拠を上げながら、非常に分かり易く闇の世界金融の野望を解き明かしてゆく。
在米30年の一庶民が初めて書き上げた、いわゆる陰謀論とは無縁の非常にまじめな本である。
第1章では、今や世界の多くを支配下においているとされる国際金融資本家の危険性を早い段階から見抜いていたアメリカの歴代大統領などの発言を元に、「国際金融資本による世界制覇」の企てが単なる「陰謀論」などではなく、れっきとした事実であることの証明をした上で第2章に進む。
第2章以降では、
・アメリカの歴史の中で彼らのやってきたことの暴露。南北戦争、第1次世界大戦、第二次世界大戦、ベトナム戦争、ロシア革命など。
・諸悪の根元である連邦準備制度の正体と軍産複合体の問題点。
・CFR(外交問題協議会)、RIIA(王立国際問題研究所)、ビルダーバーグ・グループ、日米欧三極委員会の設立の経緯とその正体。
・銀行の起こりと、そこからロックフェラーが金融を支配するようになる経緯、そして彼ら金融資本の目指す世界支配のもくろみ。
といった、核心に迫る話題を次々と展開する。
最後の方で書かれているが、残念ながら我が日本銀行も、1998年の日銀法改正により、他の先進国の中央銀行同様、彼らの支配下に完全に入ってしまったようだ。
ここに書かれていることはほとんどがれっきとした事実であり、その事実をできるだけ多くの人が知ることが、世界金融資本家の野望を打ち砕く唯一にして最大の手段なのである。
この本が多くの人に読まれることを願うのみである。