町誌追録の編集に係ってきた関係で、この一年間はそのことが気がかりだった。
やっと自分の役目を終えることができ、
あと一回編集会議で解放される。
1、4、7編の執筆を担当していたが、
自分の原稿を書いたのは4編だけだった。
途中から7編のまとめ役の代役に指名されて任が重くなっていた。
寄稿した原稿を取り上げてもらうだけのしごとだったけれど、
いい経験をさせてもらって、
終わってみると感慨がひとしお湧いてきた。
初めの時、あれだけ書きたかった産業編については他のかたにまとめてもらい、
新規に追加してもらった、林業(保安林)を載せてもらったことに
自己満足している。
産業編については、
自分なりに「与論農業史」として老後の慰みに書き残しておきたいと思う。
私がかかわった農家の功績と思い出を書き残したいと思っている。
一篇の概観についても、動植物についての雑感を書いてみたい。
七編、民俗・言語についてはこれからの勉強次第であるが、
シニグとウンジャミについて、自分なりの研究成果をいつか発表したい。
息抜きに始めていた井戸端への通路の改修工事を続けている。
同時に山羊の糞を利用した畑つくりも始めた。
軽トラの駐車する場所も作っている。
島中の浜辺を歩き回って集めたサンゴ石が役に立った。
日本一の石庭(サンゴ石の庭)を目指している。
浜砂利の材料を生かした庭にする。
石坂洋二郎の小説に「石庭」があったような・・・?
学生時代、京都や鎌倉の庭を鑑賞しながら、
いつかそんな鑑賞に堪える庭を造れたらと思っていた。
これからは自分の人生の思い出の庭に向かって
少しづつ少しづつ 手がけていく。