手作り味噌をひと様に差し上げた。
喜ばれると思ったから…
そうしたら減塩してるからと言って、うすーいお味噌汁にしていたらしい。
その代わり出汁の素をたっぷり入れて。
がっかりして、それからは喜んでくださる方にしか差し上げない事にした。
お医者さんは減塩するようにと。
そして自然食の方は減塩すべきでないと言う。
私はというと、美味しいと思う味でいただく。
減塩のすすめの理由は、いろいろ有るようだが、その前提の塩について知らなければならないと思う。
塩は人間に不可欠なものだ。塩が無ければ死んでしまう。
だから支配者は、塩を支配する。
塩について調べているうちに、ガンジーが行った「塩の行進」を知った。
インド植民地時代に英国は塩に重税を課し塩を自分で作ろうとしたインド人を投獄していたのだった。
そういう支配者による塩の独占支配は世界中で行われていた。
ちなみに和製英語のサラリーマンの語源は、古代ローマ時代に与えられていた給与の”塩”に由来するらしい。
日本でも1905〜1997 年まで塩専売制度が有った。
特に1971(昭和46)年「塩業近代化臨時措置法」が成立して「イオン交換膜製塩」以外の方法で「塩」を作れなくなり、一般企業も塩の製造や自由な輸入が禁止となった。
この悪法は1985(昭和60)年に日本専売公社が民営化され、徐々に自由化されていった。
そして2002(平成14)年4月にようやく自由化となった。
10数年間は完全に食塩というより、99・9%塩化ナトリウムの科学的「塩えん」を摂らされていたのだ。
この場合は本当に減塩指導が必要となっていた。
だが、今は違う。
選び方では、ミネラルを含む塩を手に入れることも出来る。
だから、むやみに「減塩」の指導に従う必要は無いと思うんだけど…
ただ、塩売り場にたくさん並ぶ塩から適切な塩を選べるかどうか?
まだ塩化ナトリウムだけの塩も出回っているので。
それから、経験からすると加工食品や外食は塩辛い。
当然原価を抑えるには、安い塩を使うでしょうから。
そんな場合は、やはり減塩指導ですか?
私もいろいろ調べたけれど、よく分からなかった。
安いものより高い方が良いかもしれない。
袋の裏に
とか
とか
とか
書いてある。
写真の塩分相当量に注目。
天日、平釜がいいかなぁと思ったりする。
こんなに海に囲まれているのに、何故メキシコやオーストラリアから輸入するのか不思議だったけれど、日本は湿度も高いし狭いし、いろんな理由で輸入した方が良いのかもしれない。
山椒大夫の話でも安寿が潮汲みをさせられていたけれど、塩を作るって大変な仕事のようだし。
だから、塩をもっと価値ある物として考えた方が良いのではないだろうか。
私は他の調味料同様、野菜野草と共に塩は薬だと思っている。
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