




土用の丑の日 いかがお過ごしですか?
あ、連休でお出かけですか?

このところ不動産のお仕事がチョコチョコありまして
… 不動産屋さんなので当たり前なのでしょうが …

考えてみれば、私もこの会社に雇ってもらってから、10か月ほど経ち
リフォームのお仕事を丁稚奉公(でっちぼうこう)のように、
親方(シャチョーさんってことですかね)の背中を見ながら体で覚える…
なんて事を不動産のお仕事とと併せてやって参りました。

特に今日は、賃貸の大家さん、オーナーさんにチェックポイントのお知らせです。

事例1: 賃貸しているお部屋が空き室になり、
ハウスクリーニングとその他リフォームをして、
また賃貸する事となりました。リフォーム費用は、契約当初の原状回復で
うたわれている範囲での費用負担割合となります。

神奈川県ではまだ条例化されていないようです。
但し、引越し後の原状回復等の負担割合については、決めていないと
トラブルの原因となりますので、東京都以外の他県でも、
それぞれに原状回復等の決まりを契約時にうたって
契約を交わしている業者さんがほとんどなのです。)
その、大家さんは賃貸物件の管理を管理会社に委託していたので
引越し後の退去の立会い→お部屋の汚れ等のチェック→
入居者へかかる費用の説明及び確認→リフォーム・清掃作業→
かかった費用の精算書作成→大家さんと入居者へ請求書→支払
こんな感じの流れになるはず… だったのですが …

今回、相談頂いた大家さん(オーナーさん)の物件の精算書を見せていただき
ビックリ。
なぜなら、クロス(壁紙)の全面張り替え、ハウスクリーニング等が
がっちり請求されているのです。
じゃあ、なぜ、ビックリ?
まず、リフォームが終わったというお部屋を見せて頂いたところ、見かけは
そこそこきれいになっている。
エアコンの内部の洗浄もしてある様子。
しかし、お風呂の換気扇のスイッチを入れたとたん

と、ものすごい音。交換も修理もしていない。
壁紙(クロス)は明らかに張り替えていないのに、入居者への請求には
「クロス張替」と明記され、きっちり金額も載っているということは
当然負担割合で、大家さんにも負担金額が請求。
トイレの水洗タンクの中が、カビで真っ黒!(清掃していない)
おまけに、誰か作業員がトイレを使用しそのまま水も流さず帰っている…


大家さん負担とはなっていません。
ハウスクリーニング代も入居者の負担で、
大家さんには負担とはなっていません。
おまけに、明け渡し時に管理会社(リフォーム業者)は、
入居者と立ち会って部屋を見に来ている様子はあるのですが、

ルームチャックシートには一切、不備の部分や説明が書かれておらず、
これだけ費用がかかりますよと言う部分にのみ計算式が書かれ、
それにサインが…

儲かったのは 誰?????
換気扇はあのままでは使えません。トイレタンクだって不衛生です。
クロスは、もう一度クリーニングすれば良いですし、
あるいは次回の入居者が決まった時点で、退去時の負担割合を
軽減した原状回復等の書類を作ればいいのですが…

トイレは流してないは、換気扇はとんでもないは、
こんな部屋を(ひどいい方ですが)この値段で出す管理会社や大家さんて!?
って、信頼がゼロになりかねません。
(しかも、今回の場合、大家さんは同じマンション内にお住まいなのです)
万が一、次に入居する人が、前入居者の友人知人だったら?
張替もしていないのに、お金払っちゃった~~!
なんて、とんでもない事になりかねません。
信頼を失うのは早いのです。
信頼関係を作り上げるのも、失った信頼を取り戻すのも、容易ではないのです。


賃貸物件の大家さん、オーナーさん、
どうか、そんなリフォームをするような業者または、その業者を
使って管理している会社には、十分注意してください!
… じゃあどうしたら、未然に防げるの? …

とか、

って、それは違います。
管理会社は大家さんの代理人です。でも、ある意味、単なる代理人です。
大家さんが建物(物件)にもっともっと愛情を持って下さると、
当然ながら管理会社も気合が入ります。


今回のこの大家さんは、建物にそして、人(入居者さん)に対して
とっても愛情深い方だったので
この件について、おかしいな? と思っていただいたため
株式会社フォーシーズンに相談して下さったのです。
募集前だったので、何とかなります。何とかします!
チェックポイント:

そして、賃貸の大家さん・オーナーさんは、入居者(店子(たなこ)さん)にも
愛情を持って下さい!

何だか、今日は、熱く語ってしまいました。
事例をもっと書こうと思いましたが、またにします。
さて、今日のところはおしまいにします。
今日も、新築物件のご案内、見積もりの提出・説明と盛りだくさんです!