高山植物の
イワカガミです。あちらこちらに咲いていました
さてさて、これから
今回の社員研修番外編、始まり始まり~~
今回の株式会社 フォーシーズン社員研修は
2009年6月18日(木)日帰りで天狗岳に行ってきたのですが
昨日のブログにも書きましたが、
参加者は、
シャチョーさん、協力会社の代表者の
カドヤンさん、
同じく協力会社の
SATOさん、私のヨガの生徒さんの
makimakiちゃん、
そして
私の
5人のパティーでした。
事の始まりは、行きの車の中
…
…
makimakiちゃんが、
「シャインセンセ、今朝3時くらいに家に電話しましたか?
とろうと思ったら切れちゃって、ちょっと早いけど起きなきゃな~って
モーニングコールしてくれたの?」
「電話しないよ…」
…
…
それから、車中
5人で盛り上がりながら、
シャチョーさんと、カドヤンさんと、SATOさんの以前行った山の話になり
雨に降られて、寒かった~とか、大変だった!なんて話を…
そしてその話がひとしきり盛り上がって次に
全く違う話題となった瞬間
「最悪だよ!!」
さっきの、雨の登山の話に割り込むように、はっきりと
「最悪だよ!!」 と聞こえ
一瞬、みんな黙ってしまいました。
「誰か、今
最悪だよ!!って、言った?」
…
…
誰も言いません…
「誰か一緒に行きたい人?がいるんだよ
」
という事でみんな了解
さて、登山が始まり、小雨の中をパーティーは進みます。
私は、良く、他の人にはわからないものを感じる方なので、
大自然の場所に行くと、たいていそこのどなたか(精霊?という方なのか…)が
必ず、私に色々なお話をしてくれます。
今回も、歩き始めて10分位の所で
「お昼過ぎたら、雨はやむよ
楽しいぞ~~ 気をつけて行っておいで」
と聞こえたので、みんなに
「お昼過ぎたら、雨やむってって、
山のおじさんが
言ってたよ」
と伝えました。
しかし、小雨は、だんだん本降りに…
でも、5人は進みました。
「
山のおじさん、やむって言ってたから、やむよね」
「
山のおじさんを、信じて!」
なんて励まし合いながら、お昼を食べた後、
本当に雨がやみ、雲がどんどん切れて、
昨日のブログのような写真が採れたのです!
「やっぱり、
山のおじさんの言う通りでしょ!
」
「さすが、専門家は、天気もよくわかるんだね~」
?
?
…後で、わかったのですが、このとき、私以外の4人は、
「
山のおじさん」というのは、「唐沢鉱泉の人」と思っていたそうで
唐沢鉱泉には、男性の従業員はいませんでしたよ~~
とにかく、この「
山のおじさん」(本当は、山の精霊さんだと思うのですが、すみません…)のおかげか、
登山の終始、
霧がかかっていたにもかかわらず、休憩ごとに霧が晴れて、
とても良い景色を見ることができ、
また、逆に見たら足がすくんでしまいそうな断崖絶壁では、
霧でその恐怖を隠してくれていたようにと、
とてもタイミング良く
お天気が私達のパーティーを見守っていてくれたような行程でした。
ただ、シャチョーさんの話では、
ちょうど私が最初にその
山のおじさんに会った直後位から、
「自分の調子も悪かったんだけど、まるで、足やザック、
とにかく体中に何かがくっついてくるように感じて、
足が重かったよ~~」
って
多分、
山のおじさんは、山の事に詳しいシャチョーさんと、
もっとお話しをしたかったのでは?
って思いました。
(多分ずっと話しかけていたのでしょうが、
シャチョーさんが気づかなかったのでしょうね)
…さ、登山は続きます。
…ひたすら歩きます。
そして、最後の最後で、日が暮れてしまい、
小さなヘッドライトとシャチョーさんのリードで…
道が濡れて(多分、ミズミチなので、それでなくても雨の後なので)
苔むした岩はすべる、丸太は湿気と摩耗でツルツル
日は暮れて、視界が悪くなる…
「キャッ!」
私は、足を滑らせ、大開脚し、丸太の橋から滑落!?
もう駄目~~~ 思ったのですが、
…アザはものすごい物が、できてしまいましたが…
「助かった=、私って、やっぱり
(あれだけの大開脚出来たってことは)体が柔らかくて良かった~」
なんて、その時はみんなに言いましたが、
誰かが私のお尻を支えて、落ちた足の下に
何かクッションのような物を当ててくれたような感覚で
滑落は免れたのは事実
すると、次は
「ぎゃっ!」
シャチョーさんが、木の幹ですべり、完全に顔から転倒…
「あ~目が覚めた~」
なんて、言いながら、また歩き出したのですが、
傍から見ている限りでは、結構な転び方
やはり、あとから聞いたのですが
「実は、あの時、顔面を切り株にぶつけたんだよ。
あ、切ったかなって思うほどだったんだけど、
顔と切り株の間に、何かクッションみたいな物があって、助かった~」
って
…
…
そうしたら、SATOさんまで、
「実は、僕も滑りそうになった時、
腿のあたりを、手で触るような感覚があったんですよ~」
だって
とにかく、みんなが無事で戻ってこれたのは、
もちろん、
5人の気持ちが一つになって
頑張れたのが一番のおかげと思いますが、もしかして、
山のおじさん達が守ってくれていたのかなって思います。
そうそう、留めのお話。
私とmakimakiちゃんは、道をはぐれたり、
危険があった時にすぐ気付いてもらえるようにと
下の写真のような「クマよけの鈴」をザックに付けて登山してまして、
歩くたびに
チリン
チリン
と …
下山の最後のあたりの、暗闇の中
カドヤンさんのお話
「僕の後ろから、鈴の音が聞こえてましたよ」
…
…
聞こえるわけないのです。
だって、最後の行程の歩いている順番は、
シャチョーさん、makimakiちゃん、私、SATOさん、そしてカドヤンさん…
カドヤンさんの後ろには
もう誰もいないのですから…
私達は、
5人のパティーだったのですが、
本当は、もう一人いたのかもしれません。
誰か、一緒に行きたかった人がいたのかもしれません。
そして、私達の旅を
終始一緒に歩きながら、見守っていてくれたのだと思います。
本当に、良い研修でした。
さて、今日のところはおしまいにします。