日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

タンキリマメ(痰切豆)

2023-10-05 07:00:00 | 植物

今年の1月、初めて「タンキリマメ(痰切豆)」の実を見つけました。

殺風景な冬の雑木林に赤い実が目立っていたのです。

実際には黒い実とそれを包む赤いサヤだったのですが、それが赤い実に見えたのです。

初めて見た実でしたので、調べました。

そしてその実が「タンキリマメ」だと分かり、花が7月~10月頃に咲くことを知りました。

きっと今頃花が咲いていると思い、その場所へ行ってみました。

思った通りでした。

黄色い花が咲いていました。

小さいけれどしっかりとマメの花の形をしていました。

 

花はもう終わりかけのようで、花と同時に緑色のサヤもできていました。

 

 

同じ場所には既にサヤが赤くなっているものもありました。

 

そして、赤いサヤが割れて黒い実が顔を出しているものも見つかりました。

 

ちょうど花から実へと変わる時期だったのでしょうね。

そのために花、赤いサヤ、黒い実を同時に見ることができたのです。

このようなことも珍しいですね。

 

---- タンキリマメ(Wikipediaより) ----

果実は豆果で、サヤの長さは1.5cmほどあり、全体が毛で覆われる。

サヤ中間部はややくびれており、晩秋に熟すとやがて緑色から鮮やかな赤色に変化する。

完全に熟すとサヤが裂けて、中から直径4mmほどの変形した楕円形の黒く光沢のある種子が2つ出てくる。

この種子は、サヤが裂けたあとも、はじき飛ばされることなくぶら下がったまま冬まで残る。

名前の由来は、この豆や葉を煎じて飲むと、『痰が切れる』からと言われているけれど、実際には薬用としてはほとんど用いられていない。

 


 

学名:Rhynchosia volubilis

英名:Rat's eye bean

別名:キツネマメ、ウイロウマメ

科名・属名:マメ科 タンキリマメ属

原産地:日本(関東以西)、朝鮮、中国南部、ベトナム、フィリピン

 

 

コメント (2)
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