ちょっと季節外れかとも思ったのですが、「ヘチマ(糸瓜)」のグリーンカーテンを見つけました。
葉が青々と繁り、花も小さな実もたくさんついていました。
ヘチマ
ウリ科・ヘチマ属に分類されるツル性の一年草で、江戸時代に日本に渡ってきたとされています。
生長するとツルを伸ばし、手のひらのように深く裂けた形の葉を互い違いに生やします。
花は黄色く、直径5~10cmほどで5枚花弁です。
一つの株に雄花と雌花両方が咲き、結実可能です。
雌花の基部には実になる部分がついていて、膨らんでいるのが特徴です。
秋には長さ30~60cmほどの円柱形の実が付きます。
若い実は食用とされ、完熟した実の網目状の繊維は、たわしや浴用スポンジとして利用されたりします。(Green Snap)
[雌花]
[雄花]
開いているのはほとんどが雄花で、雌花は萎んでしまって、小さな実に変わっていました。
雌花の方が早く終わってしまうようですね。
名前の由来が面白いのです。
和名の『イトウリ』がやがて『トウリ』と転訛し、いろは歌の中で『ト』は”へ”と”チ”の間に位置するから---ヘチ間→ヘチマとなったようです。
学名: Luffa cylindrica L.
英名:Luffa、 Loofah、 Loofa
別名:イトウリ
科名・属名: ウリ科 ヘチマ属
原産地: インド