線路脇のフェンスに絡まっているスイカズラの群生の前を通った時、ほんのりと甘い香りがしました。
この花は冬でも葉が残っているから「スイカズラ(忍冬)」、また「スイカズラ(吸葛)」とも書くのは、細長い花筒の奥の蜜を吸ったことかららしいです。
花の形にも色々な種類があるけれど、この形はちょっと変わっています。
葉の付け根から2つの花が咲きます。
それぞれの花は、上には4枚の花びらがくっついて1枚の大きな花びらのようになって、下には細い1枚の花びらと分かれています。
その上下に大きく開いた花びらの中心から雄しべと雌しべが飛び出しています。
そして花は、咲き始めは白、翌日には黄色に変化するという特徴があって、この様子から「金銀花」という別名もあります。
日本やアジアの花だったのが、アメリカやヨーロッパに渡り、品種改良され色も豊富になり、それらにはハニーサックルという名前がついています。
(スイカズラ科スイカズラ属の植物はすべてハニーサックルという名前です)
元々日本にあったスイカズラは「ジャパニーズ・ハニーサックル」と呼ばれています。
学名:Lonicera japonica
英名:Japanese Honeysuckle
別名:キンギンカ(金銀花)、ミツバナ、スイバナ
科名・属名:スイカズラ科 スイカズラ属
原産地:日本、東アジア
ウォーキング中に見つけたハニーサックル。
[ハニーサックル・ロニセラ・アメリカーナ]
外側は濃いピンク、内側は白から黄色に変化していきます。
[ハニーサックル・ロニセラ・テルマニアーナ]
咲き始めは黄色、徐々にオレンジ色に変化していきます。
[ベニバナスイカズラ]
蕾の時は赤く、開いた時は白くなります。
こんなに種類があるのですね。
子どもの頃には、砂糖は貴重品でお寿しの時にもお酢の方が勝っていました。
パンパン菓子も、作って貰えずでした。
忍冬は、唯一甘くて蜜だけでなく花弁も口にしていました。
まじまじと見た訳ではないですが、そういえば黄色や橙色のもあった記憶が。
今の子は見向きもしませんね。
こんにちは!
子どもの頃ってやっぱり同じ記憶がありますね。
多分年代が同じなのだと思います。
忍冬、ホトケノザなど、口にしました。
忍冬は密だけでなく、香りもすごく甘いですね。
近づいただけで甘い香りが漂ってきますから。