「ヒメフウロ(姫風露)」です。
民家の庭先に咲いていたのですが、通りがかりに本当に可愛かったので、思わず庭に無断侵入してしまいました。
細かく3枚に分かれている柔らかな緑色の葉と、淡いピンクと白のグラデーションの花の色が絶妙で、目立っていました。
ヒメフウロは開花するとすぐに自家受粉してしまい、1つの花の寿命は2~3日、花が終わるとすぐにタネになってしまうようです。
だからなのか、花よりもタネの方が目立っていました。
別名では「塩焼草」、これは特有の臭いがあって、それが塩を焼いたにおいに似ているということでした。
塩を焼いた臭い? 想像できません。
他には鉛筆の芯のような臭いとか、タイヤを燃やしたような臭いとも形容されています。
そのような臭いはあまり感じなかったけれども、何となく薬草のような臭いを感じたと思ったら、やっぱりそうでした。
イギリスでは「ハーブロバート」と呼ばれていて、薬草として利用されているそうです。
学名:Geranium robertianum
英名:Robert geranium, Herb Robert
別名:シオヤキソウ(塩焼草)
科名・属名:フウロソウ科 フウロソウ属
原産地:日本、北半球の温帯