「ブッドレア・アルテニフォリア」が満開でした。
柳のような細い枝に長い花穂が何本も垂れ下がっていて、見事なものでした。
通常のブッドレアとは趣が全く違っています。
小さくてオリーブのような葉の付き方は互生です。
ラテン語で「交互」という言葉が「altern」、葉が「folia」なんだとか。
だから名前の「アルテニフォリア(alternifolia)」は葉が交互についているからと、そのままの名前ですね。
葉よりももっと違っているのが花です。
花穂をよく見ると、小さな花が集まって手まりのようになり、それが長い枝にたくさん付いているのです。
ブッドレアは蝶が集まると言われている花なので英名では『Butterfly bush』、この木の別名は『ファウンテン・バタフライ・ブッシュ』。
咲いている様子を見ると「ファウンテン」という言葉も納得です。
開花は晩春から初夏にかけてなので、通常のブッドレアよりも早く咲きます。
そして花期はそれほど長くはないらしいので、こうして満開の時に出会えたことはラッキーだったのですね。
花をよく見るとライラックにそっくりです。
それもそのはず、ブッドレアの別名には「Summer lilac(サマー ライラック)」というのもあるようです。
学名:Buddleja alternifolia
英名:Fountain Butterfly Bush
別名:ファウンテン・バタフライブッシュ、アルタネートリーブ・バタフライブッシュ
科名・属名:ゴマハノクサ科 ブッドレア(フジウツギ)属
原産地:中国
通常のブッドレアです。