日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

いいやま菜の花まつり

2023-05-03 07:00:00 | 国内旅行

菜の花畑に 入り日薄れ~、見わたす山の端 霞ふかし~♪ 

誰でも1度は歌った覚えのある唱歌『朧月夜』、作詞は高野辰之(たかの たつゆき)、作曲は岡野貞一(おかの ていいち)。

このコンビでたくさんの唱歌を世に出しています。

「朧月夜」の他に有名な歌は「故郷」、「春が来た」、「春の小川」、「紅葉(もみじ)」などです。

作詞家の高野辰之は長野県中野市(旧豊田村)の出身で、飯山市で小学校の教師をしていました。

その時に見た風景を描いたのが『朧月夜』の歌詞のもとになっているそうです。

そのため、飯山市では毎年「いいやま菜の花まつり」が開催されています。

 

毎年「いいやま菜の花まつり」は5月3日~5月5日頃開催するようです。

行ったのは4月末でした。

駐車場の係員が「今年は早く咲いてしまって、ちょうど今が満開だから、5月までには終わってしまうのじゃないのか」と心配していました。

 

菜の花は満開でした♪

「菜の花公園」は眼下には千曲川、遠くには関田山脈が望める絶景の場所でした。

お祭りの期間中にはさまざまなイベントや出店なども計画されているようでしたが、ちょっと早かったためか人もあまり多くなくて静かでした。

 

「菜の花公園」の川向こうには国道117が走り、川岸は菜の花と桜のフラワーロードになっていて、途中に道の駅「花の駅千曲川」があります。

そこから河川敷に降りられるようになっているのですが、河川敷も菜の花で埋め尽くされていました。

どこを見ても菜の花、菜の花でした。

 

 飯山の菜の花---実はこれはアブラナではなく、「野沢菜」だということでした。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

七味温泉「紅葉館」で立ち寄り湯

2023-05-02 07:00:00 | 温泉

長野県高山村にある七味温泉「紅葉館」で立ち寄り湯をしてきました。

ここは信州高山温泉郷となっていて、松川渓谷沿いに8つの温泉が湧き、その中の一番奥にあるのが七味温泉です。

2~3軒ある宿の中で選んだのが「紅葉館」でした。

 

[紅葉館・玄関]

 

秘湯ムードたっぷりの宿です。

「七味温泉」という名前は成分の異なる7つの温泉を混合していることからだそうです。

玄関に入ると『タヌキが入るからドアを閉めて』の張り紙がありました。

飼われているわけではなく、人慣れしている「タヌキ」が出没するそうなのですが、この日は現れませんでした。

玄関脇の受付で入浴料を払い、早速お風呂へ。

時間によって男女入れ替え制、昼間の時間は廊下の突き当たり、左側のお風呂でした。

まず内湯、湯船にはエメラルドグリーンの湯がたっぷり。

 

[内湯]

 

内湯の脇をさらに進むと薄暗い洞窟になっていました。

洞窟の中、白い温泉のため足下が見えなく、そろそろと歩いて行くと、広々とした露天風呂が待っていました。

 

広~い岩風呂、硫黄分たっぷりのエメラルドグリーンのお湯、その上源泉かけ流し、消毒・加温・加水なし・・・

温泉の色はその日の気温などで変わり、エメラルドグリーンになったり乳白色になったりするようです。

ゆっくりと至福のひとときを過ごしました。

この宿にはもう一つ、「炭色の湯」という小さな風呂があるそうなのですが、残念ながら入れ替え制の関係で入れませんでした。

このお風呂は70度と30度の異なる無色の2つの源泉を混ぜたら化学反応で温泉が黒くなって、硫黄分がとっても濃くなったということでした。

 

紅葉館の向かい側には「おばあちゃんのお風呂」がありました。

このお風呂は穴場らしいです。

「紅葉館」の先代の女将さんが営業しているようです。

だから「おばあちゃんのお風呂」なんですね。

 

男女別になっている野天風呂の内部です。

無人でしたがお金を払って、自由に入れるようになっています。

 

紅葉館の前の土手に咲いていた花です。

 

思いがけず、とっても素敵なお風呂に巡り会えました。

「紅葉館」は予約サイトでは扱われていないようで、宿に直接電話して予約するようです。

秘境の雰囲気がたっぷりの宿で食事もとても美味しいとの評判でした。

次は絶対に宿泊して「炭の湯」にも入ってみたいと思いました。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乗鞍高原ベルグハウス

2023-05-01 07:00:00 | 温泉・宿

久々の信州旅行でした。

この日の泊まりは「乗鞍高原ベルグハウス」に決めました。

この宿、以前は「ツインマーベルグハウス」という名前で、現在は「乗鞍高原ベルグハウス」に変わっています。

「ツインマーベルグハウス」のころからチェックしてあって、「いつか泊ってみたい宿」リストに入れてあった宿でした。

 

「乗鞍高原ベルグハウス」は別荘地の中にある6室だけのペンション風の小さな宿です。

駐車場に着いた時からオーナーである奥様のフレンドリーな対応と同時におもてなしの良さに感心させられました。

この時から、「やっぱり評判通りのような宿なのかも」と確信しました。

人って最初の印象が大事ですよね。

玄関を入って目にしたのはロビーの内装、奥様の趣味らしく、厳選された家具やインテリア雑貨は素晴らしいの一言しか出てきませんでした。

すべてがスイス風のイメージで、数年前に泊ったグリンデルワルトのホテルによく似た感じになっていました。

アルプホルンまで置いてあったのです。(話によると日本で特注で作ってもらったとか)

 

掛けてあるメープルの銅板細工が奥様のお気に入りで、これを見た瞬間に購入を決めたようです。

 

奥にはライブラリー、その前の共同スペースにはウォーターサーバー、コーヒー、紅茶、ジュース等のドリンク類が自由に飲めるように用意されていました。

夜はそこに焼酎やウイスキー、お菓子も加わりました。

6室ある客室も数年前にリニューアルしてあり、それぞれが違った趣向で、家具やベッドなどにもこだわりがありました。

1部屋だけは半露天風呂付きの客室ですが、その他の部屋にはお風呂は付いていません。

それは温泉棟が別にあるからです。

 

 

温泉は別棟にあって左右2つ、同じ作りでそれぞれが内風呂と露天風呂になっていました。

部屋数が少ないので、いつでも貸し切り状態で入れます。

 

[庭にある別棟の風呂]

 

[内湯]

 

[露天風呂]

内湯、露天風呂ともそれほど大きくはありません、家族風呂といった感じで3~4人は入れる大きさでした。

温泉名は「すずらん温泉」、濁り湯ではありませんが、源泉温度が低いため加温しているとのことでした。

鉄分が豊富らしく、とても体が温まる100%掛け流しの温泉でした。

 

お待ちかねの食事です。

個室が用意されていて、そこにあったテーブルは一枚板のとても立派なものでした。

テーブルだけでなく、イスも デザイナーズチェアで、それぞれに違うクッション、膝掛けなどが置いてありました。

それよりも感動したのが料理で、すべて地元の旬の素材を使いフレンチのコース料理に仕上げてあり、一品一品がとても丁寧に作られていました。

気さくなオーナーの奥様が作られていて、料理や素材のことについては息子さんが丁寧に説明してくれました。

メニューにはあまり詳しいことは書いてなく、素材の名前のみだったので、そこから次に出てくる料理を想像し、ワクワク感でいっぱいでした。

 

食器は同じでも一人一人に色が違ったものが使われていました。

それらはすべて特注品のようです。

味も見た目も最高の食事でした。

朝食は和食、品数が多くどれもこれも趣向を凝らした、美味しい料理でこれまた感動ものでした。

 

帰り際には他のお客様がいなかったこともあって、奥様と長々と話をさせていただきました。

やはりこの宿はリピーターが多いということでした。

今回はたった1泊しただけですが、季節を変えてまたこの場所に来たいと思ったのですから、きっとリピーターの人たちも同じ思いなのでしょうね。

おもてなし、料理、温泉とすべて揃った、とても良い宿でした。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする