びわこオオワシ夢日記

びわ湖で越冬するオオワシを追って30年、オオワシを通じて「人とひと」の出会いと自然を大切にしたいと思っています。

びわこオオワシ夢日記

2016-03-08 | オオワシ
  
  びわこオオワシ夢日記 おばちゃん総集編

 山岡さん、今年はいつ頃来ますか? が昨シーズンの飛来日を過ぎると大丈夫やろか? の声が多くなり、1週間後には来ないのだろうとの声に
 変わってきた。 大丈夫、必ず来ますよと言い続けてきた。
 そして10日目におばちゃんはやって来た。沢山の方に心配かけたが知らん顔みたいだった。
 12/8 オオワシ飛来の連絡をもらったとき実は機材を積み込んでいた。すぐに出発した。
 山本山に着くと連絡をくれたAちゃんが今狩りに出たとの事、急いで機材だしたらオオワシが魚持って帰ってきた。
 条件設定もあったもんでない。とりあえず初撮りだ。おばちゃんお帰り!

 枯れ木に留まった。やっぱり海の王者だ!

 オオワシ飛来の情報で翌日は沢山のカメラマンだ。

 紅葉バックに優々と飛ぶおばちゃん。

 カラスやトビにまつわりつかれるので茂みの中で食事中だ。

 日曜日となるとどっと人が増える。これだけ人を魅了するのはおばちゃん以外にない。

 真上を飛んでサービスもしてくれる。

 12/21日にそんなオオワシの活動が一変した。塒の近くにイノシシの死がいが出来た。カラスやトビ等が集まる。
 当然おばちゃんも行く。
 留まる木も南斜面になった。

 ここからすぐ下に獅子肉だ。毎日獅子肉食べとなるとびわ湖には来ない。飛ばない。面白くない。となった。
 ある日 イノシシはなぜ死んだ? 病気?漁師に打たれた? 銃弾はステン?まさか鉛? 鉛中毒?
 の心配するように成った。魚を食べていたらそんな心配事はないが。とにかく中毒にならないことを毎日祈っていた。
 約10日ほど獅子肉だった。
 年末から狩りの再開だ。
 凪の日も

 晴天で水が青い日も

 強風の日も

 オオワシは魚やオオバンを捕った。
 びわ湖は広いから狩りは遠い。これでも近い方 約250メートルか。

 食べる場所は後半まではバラバラ。

 今度はここだ。

 獲物が大きく飛べないときは取水塔だ。今日は鯉だ。

 落とすもんか。

 こら!あっち行け!

 2月に入ったらビッグ二ユースが入ってきた。オオワシの若が来たとの事。鳥友のAさんから若が留まってますよの連絡で
 仕事を抜けて夕暮れ迫る片山の上の若を写すことができた。

 見た目 幼い感じだ。さてこの若、この付近では魚が少なすぎオオワシ2羽はえらい。
 おばちゃんに追われ叱られて逃げほとぼりが冷めたころに現れて又追われをしていたみたい。
 互いに争わない位置で2羽が暮らしてほしいが後半は姿が見えなくなった。
 雪が降ったら撮影のチャンス。どうだ!

 おばちゃんが大好きな留まり木、お立ち台と名付けた。

 後半良く食べに留まった雑木。

 ごく近くで飛び出しが写せる。

 たまにセンター前の旗に留まる。水浴びも見た。

 帰る日は25日しかなかった。その日は北風、視界良しで絶好の北帰日和だったが不帰。
 終盤は天気も荒れた。名残り雪、春雪、また雪だった。

 とうとう3月3日成った。今までの最長記録だ。今日はお帰り。明日からは気温が上がりえらいから。
 とつぶやいて暫くしたらもやと逆光の中を飛び出した。普段通りに飛んで風がないから山沿いに北へ。

 目の前を通過した。 おばちゃんありがとう。また秋に来てや!お元気で!とつげて見送った。
 去年の北帰は旋回して上昇しての北帰、今年は普通に飛んでの北帰だった。
 
 ありがとう おばちゃん。

 また来てね おばちゃん。

 今年もおばちやんを通じ沢山の方からコメントやメッセージを頂いたり、中には私を訪ねて現場に着て下さったり、
 私をハンティングしにきたり等などしていただいてありがとうございました。
 
 オオワシやそれを見たり写したりして、皆が心豊かになればと夢日記頑張りました。

                                       

 



 




 
 
コメント (2)
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