びわこオオワシ夢日記

びわ湖で越冬するオオワシを追って30年、オオワシを通じて「人とひと」の出会いと自然を大切にしたいと思っています。

びわこオオワシ夢日記

2016-03-06 | オオワシ
  びわこオオワシ夢日記総集編 小ちゃん物語

 小ちゃんは風の如く現れた。 それはもうそろそろと思っていた1/24日にAさんが大浦でカモが飛んでいたから見たらオオワシが
 魚を捕った後だったと吉報が届いてきた。
 この小ちゃんは、山本山の先代と番だって、2羽が毎日塩津で寝ていた。このことは塩津を知っている方でも知らない。
 私は雪をかけ分けて夕暮れの山の中で2羽が帰って来るのを待って確認した。
 今年で23年以上びわ湖に飛来している。今では山本山のおばちゃんが脚光を浴びてるけど記録的には俺の方が上だと言っている様だ。
 それが俺様だ。

 飛来確認の翌日小ちゃんに会いに行った。
 大松に居た。初撮りだ。ようこそパチリ。

 トビに追われて飛び出した。

 この小ちゃんのお気に入りの止まり木。

 こんな木に留まっているには一ころだが、南山に留まると逆光と雪と遠さとで殆どの人が見つけられなかった。
 私は必死になって探し見つけた。
 こんなのは序の口だ。

 こんなのも。

 これも

 そこからあっという間に飛び出してくる。

 すぐ頭を越される。

 突っ込んできた。

 縦一文字だ。

 南に走る。

 真っ逆さまだ。

 狩りだ。

 捕った。

 ワシづかみだ。

 捕った。

 落とすものか。

朝もやついてだ。

 どこで食べようか。

 あそこにしょうか。

 大体北山の松だった。

 どこでもトビとからすに絡まれる。

 2月の中頃になると夜明けが早くなってきた。そのころから狩りをしなくなり、留まったまま動かない日が多くなった。
 塒近辺からそっと出てきて留まったりしていた。
 ひょっとすると朝一に塒直行便で狩りをして我々が付いたころには朝食後の休憩タイムなのかもしれない。
 塒も大浦側、南山、塩津と3か所で寝ていた。

 ある日のこと、私めがけて飛んできた。しっかり写してよ!とばかりだった。


 北山から南山、今度は墓の上とあちこちを韋駄天の如く走る小ちゃんだった。
 数年前までは北山で旋回して上昇して帰ったのに去年と今年は大浦側に普段通り超えてそのまま山沿いで北帰したらしい。
 1月24日飛来
 2月19日北帰 たった26日間走り去った小ちゃん。

 来シーズンも元気においで! ありがとう。

次回はおばちゃん編です。 ご期待ください。
 
 




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