びわこオオワシ夢日記

びわ湖で越冬するオオワシを追って30年、オオワシを通じて「人とひと」の出会いと自然を大切にしたいと思っています。

びわこオオワシ夢日記

2019-02-27 | オオワシ
びわこオオワシ夢日記2019総集編(後編)

平成31年(2019年)の年が明けた。正月の行事を済ませさっそく、おばちゃんおめでとうだ。
その8分後に狩りしてお年玉をくれた。

2日3日と連続で塒下の地面に降りて食べた。

何で? 何かを避けて安心して食べられる場所か?山からの飛び出し。

片山のお墓のすぐ橫での狩り。遠い。

しっかりゲットしている。

風が強いと頭を下げて懸命に耐える。

もう塒に帰って休憩したらと言いたくなる。

晴れると背打ちが綺麗だ。

ある日、トビの集団がやって来て邪魔しかけた。

1月の終盤からオオワシが変わった。オジロが出て

(写真 軽虎さん提供)でオオワシに圧力を掛ける。
高齢者いじめだ。若いオジロやクマタカを嫌がり塒から出なかったりセンター前に居座ったりで完全に怖じけ付いた生活だ。

去年ならこんな風景は無かった。ミサゴに無視されている。

今日もセンター前だ。400メートルは今まで余り撮したくなかったがこれしか無いから仕方なし。
毎日毎日こっそりセンター前だった。
1月31日にようやく表舞台に出た。10日ぶりか

徐々に元の生活に戻って北のびわ湖で狩りだ。
縦1文字。

2段目の1文字。

向こう向きだが獲った。

これがびわ湖の狩りだ。
表舞台で食べるオオワシ。

次の日も獲った。

風の無い西野隧道近辺の狩りで疲れてトンネル付近で休憩した。体力限界だった。
留まったところが低すぎてカメラマンを嫌がって飛びだした。

羽音が凄かった。

暫くセンター前で狩りしていたからそのコツを覚え、朝一センター前、とか困ったときはセンター前の生活になり湖岸で狩りを
待つカメラマンにとって振り回されっぱなしでここ数日殆ど撮してない日が続く。
またセンター前!

終盤はトビ・チュウヒ・ミサゴの獲物横取りの省エネ戦法でこの冬を乗り切った生き様に感心の毎日だった。
2月も後半になりかけると冬鳥たちの北帰が始まりだした。
大形の鳥達が去ると寂しい。

こんな姿を山本山で私もそろそろよと見ているんでしょう。
私も23日から見送りバージョンに。
2/23北風に乗って北帰前の練習か?暮らしたエリアを懐かしがってか? 飛んだ、飛んだは、飛び回ったは。
黒ヶ崎~漁港~センター前~山本山のフルコースを何回も回った。
24日は最後の日曜でお見送りの人で周辺が満杯、300人近い人は過去最高でした。
これだけの人を魅了する野生の鳥は世界一だろう。
そしてXデイが来た。朝ミサゴの獲物を横取りし

しっかり栄養補給を済ませお腹の中の落ち着くのを待って飛びだした。
何年かぶりかの山本山本体で北帰の旋回だ。

何回も何回も旋回しながら上昇していく。

最後の旋回を終え北に向かって飛び去った。

有り難う!また来いよ!
人それぞれの思いを込めた見送りだった。
感激の思いを涙ながらに語ってくれたUさん・Nさん。
お世話に成りましたと握手の人が17人も居られました。
オオワシを通じ、人とひととの出会いが出来る、そんな思い出を大切にこの秋を待ちます。

  次はオオワシ報道編をご期待下さい。

コメント (3)
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