第四部 Generalist in 古都編

Generalist大学教員.湘南、城東、マヒドン、出雲、Harvard、Michiganを経て現在古都で奮闘中

ジェネラリスト教育コンソーシアムに参加して

2017-01-14 21:53:01 | 総合診療

皆様 あけましておめでとうございます。

 
年末年始の怒涛の休暇が終わり、日常業務が始まり早いもので一週間が怒涛の様に過ぎて行きました。
昨年はバンコクから本格帰国したと思ったら、出雲着任への下準備や、合計3回のバンコク、ロンドン、アムステルダム、ハリウッド、ドバイといろいろな国と街で良い経験を得る事ができました。
 
 今年は出雲で、自分の力をつけるために徹底して、勉強したいと思います。
時間の許す限りこちらにもUPしていければと思います。
 
さて、本日はジェネラリスト教育コンソーシアムという日本の錚々たる先生方数多く集っておられる会に参加して非常に刺激を受けてきました。
 
まずはハーバード大学公衆衛生大学院の憧れのイチロー・カワチ先生のソーシャル・キャピタルの講演から始まり、疫学的視点からみた健康への影響をどのように解析していくかという話がタイムリーで非常に勉強になりました。また個人的にご挨拶させて頂いたのも大きいです。一行でまとめると、日本人の長寿は生活週間、保険医療制度だけでは説明することができず、日本社会の強い地域のソーシャルキャビタルが長寿の秘密かも知れないという事。
 
また自分が臨床教育を行っていく上で、 最も勉強になった事はStudio-Lの山崎亮先生のコミュニティーベースの活動内容の講演でした。地域住民と一緒になって街づくりのデザインを行っていく方法のInterview➠Work shop➠Team building ➠Action と同時にPlan➠Design➠Support➠Researchの方法は今後の卒前教育の大学全体の巻き込みに非常に有用かと思います。
 
またその聴衆への伝え方は自分の中で電撃が走るレベルに感銘を受けました。こちらもばっちりメモり学びましたので、次回から応用させていただくつもりです。
 
それにしても、参加されている先生方があまりにも錚々たる方々過ぎて、写真を取るのを忘れてしまいました。
(まるで図鑑でしか見たことがない動物達が自分の回りにうようよいた場合にはすっかり写真を撮ったりするのも忘れてしまうような感じです。)
 
さて、今から神戸から東京へ移り、当大学の臨床教育やシステムへの変革に用いることができないか、早朝から東京ベイ浦安市川医療センターの見学を行ってきます。
 
 
 
(後日談、東京ベイの見学は本当に有意義で自分のこれからの仕事や足りずに勉強して鍛える点なども見えました。現在、大寒波で飛行機が着陸できず出雲から戻ってきました。)