第四部 Generalist in 古都編

Generalist大学教員.湘南、城東、マヒドン、出雲、Harvard、Michiganを経て現在古都で奮闘中

オールしまね 

2017-07-07 12:25:02 | 総合診療

皆様 こんにちわ

先日は県内全研修病院でオールしまね(地域医療支援センターに音頭をとってもらい)全病院で大阪レジナビに臨みました。
そもそも、自分が医学生だった頃には医師の職業・進路選択の自由度が高まりだした頃でした。その頃から、新しいビジネスモデルとして医師の仲介業は絶対に今後流行るだろうなぁと思っていたのを思い出します(日本は類をみない仲介業者乱立国です)、やっぱり会場はすごい盛り上がってますね。企業や組織に縛られるのが好きでない現代の若者の需要に答える形です。
 
さて、医学生達にはいつも日頃から質問されるのですが、「何科に進んだら良いかわからない」「どこの病院に行ったらいいかわからない」「専門医をどうしたら良いかわからない」などの事にはこういう風に答えるようにしております。
 
 
(島根自虐シリーズの商品!)
 
この内容については、一考察あるのですが、私に接しにしにきてくださる人は概ね熱心な医学生が多いので彼らには彼らのアドバイスが必要で、色々な医学生がいますのでそのあたりを空気を読んだ話し方というのが大事なような気がします。(都会の綺麗な病院が良い、給料が高ければそれで良い、offはリラックスしたい、遊びにいける方が良い、勉強時間を取りたい、症例が多い方が良い、全科が揃っている方が良い、いや逆に全部任せてもらえる方が良いetc)
 
歳をとるとどうにもこうにも、自分の進んできた道が正しいと若者に伝えたくなる傾向があるのですが、日本の医療はすでに地球上で誰も経験した事のない超高齢化社会に突入してきており20年前のやり方が全く通用しない時代です。彼らなりの考えと今後の若者で乗り越えて行かなければならない社会の問題は山積みです、他県から仲間に入れてもらった自分にはその意味で島根県は県全体で問題を認識してすでに一丸となって頑張って対処していこうといったような雰囲気を感じます。日本中いろいろと訪問しましたが、このオールしまねという進め方は地域の愛があルような気がして珍しく感じます。