第四部 Generalist in 古都編

Generalist大学教員.湘南、城東、マヒドン、出雲、Harvard、Michiganを経て現在古都で奮闘中

一時帰国の闘い終了 MCTM day 96

2016-01-04 10:54:01 | 総合診療

皆様こんにちわ

年末年始は連続152時間勤務という働き詰めの1週間でした。途中意識消失発作を繰り返しましたが、いかんせん幸せの閾値が極めて低い状態ですので、何をするにも楽しくこなせました。幸せの閾値が低いと病院食でも、病院の当直室でも、救急搬送の患者を全て診させてもらうことでも、何もかも嬉しく感じるもので、これも全てMahidolの教育のおかげです(苦笑)。帰国当日には直系のER医の後輩と会い銀座で飲んだりとても幸せでした。

 

初日:丸の内の皇居の目前のブルジョワジーなホテルで外国人向けの外来勤務1日

その次に、岩手の中核病院152時間連続日当直を行いに岩手に潜んでおりました。なんせ、自分のポリシーで患者さんが困っていたらとりあえず全て診るというスタイルは崩さずやっているために、体は疲弊しました。ただスキマ時間が数時間はあったりするので、その時間を上手く用いてデーターエントリー200症例がほぼ完遂できました。

 

来年以降の先生の為に記載しておくと通常タイは年末年始の休暇がありません。

大晦日と元日の2日だけです。本当は、絶対参加必須の回診がある為に(点数が減点されていく)バンコクにいなければならないのですが、自分のメンターから年末に会ってメンターメンティー会をしようとの事がありました為に(ソッチのほうが100倍大事ですから)帰国して、ついでに生活費を稼いでいました。

バンコクは直行便で6時間ですから私見たいに月1−2回帰って激しい当直をすればそこそこ金銭的に困らずに生活できます➠そういう修行が好きな方、一つの手段としてお勧めです。その際の問題は、行事やカリキュラムの日程が全く予測が立たない事。つまり出席ができなかったり、カンファが突然入ったりしますからその点に【寛容な平静の心】がとてもとても大事です。

自分の目標は単に卒業をして学位を取ることでは無く、良い成績を取ることでも無く、自分の力をつけ実力と技を磨くことなので、本質さえぶれなければ結果はあとから着いてくると思っています。

 

最近思ったのですが、今までTropical Medicine Bangkok Schoolに来られる方は、国際医療に興味が有る方が多かったと思います。

最近の傾向か感染症医やGeneralistが勉強の為に来られる方が増えているような気がします。勿論、感染症専門医レベルの方がこられるとさらに成熟した知識と経験が身につき相当楽しいと思いますが、感染症が好きなGeneralistでも十分良い学びになると思っています。

仲良しの同期う◯ま先生は感染症医で既にICTM(国際旅行医学学会認定医師)をテストで受けて持っており、トラベルメディシンクリニックで働いていた経緯もあり、英語力は勿論、そうとうワクチンなどに詳しく、彼女は凄いなぁと思ってましたが、そのレベルの方だとさらに深い吸収ができるかと思います。つまり来られた時のレベルが高ければ高いほど、深い勉強ができるし、それなりであればそれなりに幅広く浅く勉強ができるかと思いました。どちらにしてもメリットは大きいと思います。

 

飛行機の時間ですので、今日はこの辺で。皆様良い一年をお過ごし下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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