温泉ドラえもんのブログ

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ナンキンハゼ(南京櫨)で和ロウソク作り!

2021年01月23日 | 昆虫
① 野鳥が啄みにやって来るナンキンハゼ(南京櫨)の白色の種子です。

② ただし、この白いのは黒い種子の周りにある油脂成分を含む蝋状物質です。
 野鳥は、この白い油脂成分を養分として取り、中心の黒い種子(有毒)を糞として排出します。
 10年前に、この蝋状物質から「和ロウソク」を作ることを思い立ちました。

③ まず、多くの人の協力を得て、鍋一杯のナンキンハゼ(南京櫨)を集めました。
 約6㎏(3万個)です。

④ 弱火で3時間ほど煮ました。
 白色の蝋状物質が溶けて油膜が浮かび上がり、黒色の種子が見えてきました。

⑤ 火を切って放置すると、表面に真っ白な蝋膜が出てきます。

⑥ この白い蝋膜を茶こしでかき集めました。

⑦ 湯煎で柔らかくし、素早く別の容器に移し、芯を入れました。

⑧ 西洋ロウソクに比べ煤が出にくく、炎は癒しのゆらぎがあります。
 大量生産しにくい和ロウソクは、1本千円ほどするそうです。



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
南京ハゼ (もっくん)
2021-01-23 16:30:16
種には毒が有るんですか。
鳥さんのおかげで、南京ハゼの実生はよく見られますね。
和ロウソク作りされたんですね。
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和蝋燭 (諦念おじさん)
2021-01-23 20:34:20
この光の炎は、温泉様が手作りされた蝋燭のモノですか。格好良いですね。
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こんばんは (たいぴろ)
2021-01-23 23:03:11
これはすごいですね。
6万個の実からできたろうそくは...まさかこのグラス1個ですか?
だとしたらものすごく貴重で高価なものですね。
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-もっくんさんへ (温泉ドラえもん)
2021-01-24 15:00:05
 そうそう、そのために野鳥は種子を色々な場所に運んでくれます。
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諦念おじさんへ (温泉ドラえもん)
2021-01-24 15:00:59
 そうです。時間がかかった貴重な和ロウソクなので、今でも保存しています。
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-たいぴろさんへ (温泉ドラえもん)
2021-01-24 15:01:41
 貴重なので3つの蝋燭を作りました。
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