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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

出張オペドラマだった『逃亡医F』

2022年03月20日 01時04分42秒 | ドラマ
【個人的な評価】
2022年冬ドラマで面白かった順位:5/5
 ストーリー:★★☆☆☆
キャラクター:★★☆☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【ジャンル】
サスペンス
医療ドラマ

【原作・過去作、元になった出来事】
・漫画
 伊月慶悟(原作)・佐藤マコト(作画)『逃亡医F』(2007-2008)

【あらすじ】
天才的なオペ技術を持つ
帝都医大の脳外科医・藤木圭介(成田凌)。
前途洋々な未来が待っていたはずの藤木はその日、
同僚で恋人の研究医・八神妙子(桜庭ななみ)を
病院の屋上から突き落として殺害したという
“無実の罪(冤罪)”を着せられ、
天才医師から一転、
警察に追われる殺人犯へと転落する……。

愛する人を殺した真犯人を突き止め、
復讐するため、
金も地位も名前も捨てて決死の逃亡を図る。
ただ一つ捨てられなかった"医手一律"の精神を胸に――。

追手が迫りくる中、
逃亡の先々で医師の手を必要とする弱者の存在。
そのとき、彼は動く。
ただ目の前の命を助けるために――。

【感想】
サスペンス調の医療ドラマだったな。
ただなんていうか、、、
「結局何だったんだ?」っていう印象が強い。。。

◆その場にあるものでオペしちゃう違和感

殺人容疑をかけられ、
逃げ惑う藤木。
その行く先々で、
なぜか必ず誰かが大きな怪我をする。
でも、いろんな事情があって病院には行けない。
そもそも藤木も追われている身だから、
人は呼びたくない。

ってことで、天才脳外科医の腕の見せ所。
そこらへんにあるものを使って
チャチャっとオペ。
ブラックジャックかってぐらいの手さばき。
そんなこと可能なの?って。
衛生環境悪くない?って。
それがほぼ毎週行われるから、
あまりにも出来すぎた話に
イマイチピンと来なかった。。。
美香子とか腕取れかかってたのに
よくくっついたなと(笑)

しかも、オペ中必ず昭和の歌謡曲を聴くから、「なぜそんな昔の歌を?」という謎設定。

◆言動が一致しない藤木と佐々木のキャラクター

藤木は散々人の命を救っておきながら、
最終回で「人の生き死にに深く関わることは卑しい」と言う。
自分の都合よりも、
他人の命を優先するほどの熱血さがあるのに。
言ってることとやってることに差があるなあって。
その考えがあるなら、
もっと前の段階で匂わせて欲しかった気も。
ちょっと唐突すぎる。

ラスボスの佐々木(安田顕)もね。
散々悪どいことをしていたものの、
欲していたのは地位や名誉よりも
「数百万人の命」。
「いや、いいやつじゃん」って思うんだけど。
とはいえ、そのために人体実験でたくさんの人を殺しているから、
ダメなのか。
それなら、もっと金や名誉など
私利私欲を追求してクソ野郎に徹して欲しかった。
あんなに悪そうな感じにしといて、
単純に命を救いたいっていう、
ちょっと混乱する設定。
薄気味悪いキャラクターはよかったんだけどね。
その割に前半はほとんど出番がなく、
ややもったいなかったかな。

◆そんなわけで

医療ドラマとサスペンスを掛け合わせた設定だったけど、
うまく嚙み合っていないように感じられて、
個人的には刺さらなかった。
烏丸京子(前田敦子)の立ち位置もわかりづらいし。
これは原作漫画読んでから観た方がよかったかも。



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