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自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

タイトルにすべてが込められていた『最愛』

2021年12月18日 00時55分03秒 | ドラマ
【個人的な評価】
2021年秋ドラマで面白かった順位:2/5
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【要素】
サスペンス
刑事ドラマ
ラブストーリー

【元になった出来事や原作・過去作など】
なし

【あらすじ】
「真田ウェルネス」の社長・真田梨央(吉高由里子)は、
“世界を変える100人の30代”に選ばれる気鋭の実業家。
そんな彼女が、
かつて心を通わせた宮崎大輝(松下洸平)と15年ぶりに再会したとき、
大輝は刑事、
梨央は殺人事件の重要参考人だった――。

15年前の2006年、岐阜県。
梨央は東京の大学の薬学部に進学を希望する高校3年生。
白山大学陸上部男子寮の寮夫として忙しく働く父・朝宮達雄(光石研)に代わり、
弟・優(柊木陽太)の面倒をよく見る、寮の看板娘だった。

その梨央が恋心を抱いていたのが、
陸上部のエースである大輝。
彼が出場する駅伝の地区選考会に駆けつけ、
精一杯声援を送る梨央。
大輝もまた梨央に思いを寄せており、
彼女の推薦入試が終わったら告白しようと決めていた。

ある日の夜、
達雄が留守にしていた寮で“事件”が起こる…。
梨央を心配した母・真田梓(薬師丸ひろ子)は、
弁護士の加瀬賢一郎(井浦新)を梨央の元へと向かわせる。

事件の真犯人は誰なのか。
15年にわたる謎が、今解き明かされる……。

【感想】
面白かった。
池から見つかった遺体をきっかけに、
15年前に起こった殺人事件の真相が解き明かされていく。
まさに、止まった時の歯車が再び動き始めたようで。

てっきり、最初は梨央が犯人かと思ってた。
第1話で記憶が飛んでいるシーンがあったから、
記憶を失っているうちに何かやらかすタイプなのかと。
いわゆる"二重人格"と同じパターン。

実際は全然違ったね(笑)
次から次へと怪しい人が出てきては、
「こいつが犯人なんじゃないか」と疑いの目を向けてきたけど、
悉くその線はなくなる。
まあ終わりが近づくにつれ、
消去法である程度の予想はつくものの、
根拠はなかったからなあ。

全体的にサスペンス調のドラマではあったけど、
その根底は"愛"だった。
ここにはいろんな愛があったと思う。
男女の愛、親子愛、姉弟愛。
それぞれが一番大切な、
"最愛"の人を守るために、
時にはルールを破り、
最大限尽くしていた。
すべてが正しい形だったかはわからないけど、
相手のことを想った行動は、
振り返ると心に突き刺さるものばかり。
そう考えると、
今季のドラマの中では、
内容が最もタイトル通りで、
一番シンプルなお話だったかもしれない。

個人的には、やっぱり加瀬さんを推したい。
大人の分別を持ち、
遠くから見守りつつ、
いつも側にいた、
切ない、切なすぎる人。。。
第8話で梨央が「あたしのことどう想ってるの?」
って聞いたときはドキッとしたわ。
加瀬さんは「親の代わりになろうと思った」って言ってたけど、
まあそれもあるんだろうけど、
絶対にそれ以上の気持ちもあったよなあ。
もはや、加瀬さんの恋物語だな(笑)

ちょっと淡々としすぎていたかなっていう印象もなくはないけど、
いいドラマだった。

あと、津田さん、いい声でした。



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