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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

中学受験を通じて子どもたちが成長していく『二月の勝者―絶対合格の教室―』

2021年12月19日 00時39分26秒 | ドラマ
【個人的な評価】
2021年秋ドラマで面白かった順位:3/6
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【要素】
ヒューマンドラマ
中学受験
進学塾

【元になった出来事や原作・過去作など】
・漫画
 高瀬志帆『二月の勝者―絶対合格の教室―』(2018~)

【あらすじ】
新学期を迎えた桜花ゼミナール吉祥寺校。
そこに、最強で最悪のスーパー塾講師、
黒木蔵人(柳楽優弥)が新校長としてやってくる。

入塾説明会に集まった親たちの前で、
「中学受験は甘くない。覚悟のできない者は、この場を去れ」
と強い口調で語る黒木。
周囲がショックを受ける中、
彼は続けて断言する。

「絶対に全員志望校に合格させる」と。

その見事な演説によって、
説明会の参加者全員を入塾希望者に変えてしまった。

「中学受験は課金ゲーム」
「親はスポンサー」
「子供を合格に導くのは、父親の経済力と母親の狂気」

強い言葉で常に周囲を圧倒する黒木。
果たして、彼は受験の神様か?
それとも……。

【感想】
原作漫画は未読だけど、
久しぶりの中学受験ドラマってことで個人的には楽しめた。
ちなみに、僕は中学受験はしていません(笑)

思ったより黒木先生のキャラが控えめだと感じたかなー。
第1話で、「凡人こそ中学受験するべき」と言うから、
『ドラゴン桜』の桜木先生のように、
ぶっ飛んだ指導方針でもあるのかと思いきや。
意外と真っ当に地に足の着いたやり方で、
生徒たちを着実に合格へと導びこうとしていた。
いや、とても頼もしいんだけど、
ドラマのキャラクターとしては地味かなって(笑)

でも、それでいいんだと思う。
結局、このドラマの主体はあくまでも子どもたちだから。
受験勉強を通じて、
彼らがどう成長していくのかってこと。

ゆーてもまだ小学生だしね。
自信をなくす子や、
イマイチ勉強に身が入らない子、
集団行動が苦手な子など、
まさに動物園みたい。
高校受験や大学受験になると、
生徒たちもいい年齢になってくるから、
自分で考えて主体的に行動できるけど、小学生だとそうもいかない。
講師たちはそんな彼らに寄り添って、
あくまでもサポートする立場。
だから、佐倉先生(井上真央)なんて新人塾講師だったけど、
彼女の成長物語なんてほぼ描かれていなかった。

あと、家庭の方針が大きく影響しているのも特徴的。
子どももある程度大きくなると、
親もそんなに介入はしないだろうけど、
小学生だと塾に行くこと自体、
親の意向が強かったりする。
だから、けっこういろんな家庭の考え方の違いが見れて、
自分の年齢的にはそっちの方が面白かったかも。
自分の考えを子供に押し付けたり、
逆に子供の自由にさせたり。
子どもに無言のプレッシャーを与えたり、
母子家庭で忙しくて塾を託児所みたいに捉えたり。
まあ、何がいいっていう話でもないんだけどね。
とはいえ、子供にしろ親にしろ、
こういうのでマウンティングしてくる人メチャクチャいるからな。
どこの塾に通っているかとか、
どこの学校に合格したかとか(経験者かく語りきw)。

内容としては興味深いドラマだったけど、
もうちょっとぶっ飛んだ親や子供がいてもよかったかなー
なんて思ったドラマでした。



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