Angels Beneath Me /The Scene is Over,Burn the Reel


US は NY発、Death Metal/Hardcore、Angels Beneath Me
2006年の9曲入り1stフルアルバム。

サウンドのベースとなっているのはデスメタルなのですが、プラス、ハードコア、カオティック などのエクストリームな要素がぶち込まれたブルータルサウンド。。カオティックで混沌気味なミドルパート、ブラストも交えて疾走するパート、モッシーに落としてくるビートダウンパート。若干テクニカルな曲展開も顔を出すのですが、あくまでブルータルにモッシーに突き進んでくれます。アルバム通して楽曲のメロディアスさは低く、ブルータルでカオティックな要素の方が勝っております。。ロウなデスヴォイスから発狂染みた絶叫ヴォイスまで、なかなかにえげつないヴォーカルワークを聴かせてくれるVoさんが実に強力で良い仕事をしております。。
リンクしました myspace 、又は purevolume にて、どんな感じのサウンドかぜひチェックしてみてください。。

個人的な話なんですけど、このアルバムジャケットを見ると Cryhavoc の アルバム 「Pitch-Black Blues」 「Sweetbriers」 、Theatre of Tragedy の 「Velvet Darkness~」 アルバムを思い出してしまいます。。。
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Forgotten Darkness / Nacht aus Blut


ドイツ発 Black Metal、Forgotten Darkness
2004年の9曲入り1stアルバム。

降りしきる雨に雷の音が響き渡る1曲目のイントロに続き始る2曲目の初っ端のヴォーカルの絶叫があまりにも強烈で、思わず体が仰け反ってしまいました。。。強烈なのはその初っ端だけではなく、アルバム通して凄まじいまでに強烈で強力な絶叫ブラッキーヴォイスで喚き散らしています。。この絶叫ヴォイスは今まで私が聴いてきた中でも、上位に食い込むくらいに強烈です。もうこのヴォーカルを聴いてるだけで阿鼻地獄状態に陥ります。。
楽曲はミドルテンポと疾走パートが交錯し、その上をほのかにメロウに掻き鳴らされるギターが非常に寒々とした雰囲気を醸し出し、冷酷で殺伐、且つ狂気じみた楽曲世界がひたすらに貫かれております。。アルバムのラストは再び雨音と雷が鳴り響き、その上をアコースティックなギターが切なく叙情的に奏でられ、雨音と共にフェイドアウトします。。。

いやー、それにしてもこのヴォーカルさんは凄まじいっす。
喉壊さないのかのぅ....と思わず心配してしまいます。。。
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Abigail Williams / Legend


US発 Melodic Black/Death Metal、Abigail Williams
2006年の5曲入りEP音源。
ドラムの方が ex-The Black Dahlia Murder らしいです。

昨日紹介した The Funeral Pyre と近い雰囲気を持ったサウンドですが、Abigail Williams の方がよりヴォーカルのスタイルがブラッキッシュということもあり、サウンドは Key入りのメロディックブラックメタル、と紹介しても差し支えないと思います。。Key は楽曲の前面的に絡んでくることはなく、あくまでバックでさり気なく、しかし、随所で楽曲のメロディアスさを増させるのに効果的に取り入れられています。ブラッキーに喚き叫び歌うヴォーカルがメインですが、要所で取り入れられているクリーンヴォーカルが浮くことなく、良い塩梅で取り入れられてます。。メロディックで疾走ベースの楽曲は、若干ニュースクールな香りが漂う、ドラマティカルでエクストリームなサウンドで、実にかっこよろしいです。
バンドの myspace にて、この音源から4曲試聴できますので、ぜひチェックしてみてください。。
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The Funeral Pyre / The Nature of Betrayal


US発 Melodic Death/Black Metal、The Funeral Pyre
2006年の8曲入り 2ndフルアルバム。

Key が全面的に取り入れられているのですが、シンフォニックとまではいかない程度の絡み方で、楽曲をドラマティックに盛り上げるのになかなか活躍しております。。時折ブラストが交じりつつ、また緩急の展開を挟みつつも気持ちよくスタスタと疾走ベースの楽曲。その楽曲は随所でメロウで印象的なフレーズを奏でるギター、Key により、ひたすらにメロディアスに、そして荘厳な雰囲気を醸しながらドラマティカルに展開していきます。。喚き叫ぶブラッキッシュなヴォーカルがなかなかに邪悪で良い仕事をしていて、楽曲のメロディアスさを更に際立たせております。。

バンドの myspace にて、5曲目 "Plague That Leads To Extinction" 、
6曲目 "Victims" が試聴できますので、ぜひチェックしてみてください。。
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HIZAKI grace project / Dignity of Crest


今までに Schwardix MarvallySULFURIC ACID で活動されていた、ギタリスト HIZAKI さんによる HIZAKI grace project
2007年、1/1リリースの 1stフルアルバム。

実はこの1stアルバムで初めて HIZAKI grace project の音源を聴いたのですが、もはやメロディックスピード/パワーメタルともいえるサウンドは、もう失禁どころではないくらいのかっこ良さですなぁ。。しかも今作には、もう一人のギターに以前こちらでも音源を紹介した 藍華柳 の TERUさん、Voには ex-Moi dix Mois の Jukaさんが加わっておられ、個人的にはこのメンツだけでも嬉ションものなのです。。アルバム通して弾きまくりなギターソロが非常に聴き惹きこまれます。また、Key/シンセも取り入れられているのですが、これがまたクラシカル&バロック調で、楽曲を更にドラマティックに盛り上げているのです。

静かに始まり一気に疾走へと雪崩れ込み、その後も切ないメロディーで疾走する1曲目で早くも硬直、そしてギターソロパートで思わず仰け反りました。。続く2曲目もクラシカル且つバロック調のKey/シンセがひたすらに美しいメロディーを撒き散らす疾走曲。続く3曲目も疾走曲でして、シンフォニックな出だしからの疾走へと雪崩れ込む曲展開が実に良いです。そしてこの曲のギターソロパートで思わず空を見上げました。。。この1~3曲目の流れは実に良いですなぁ。。4曲目で少しへヴィーな曲を挟み、続く5曲目では出だしからメロディアスで切ないフレーズが奏でられ、サビもキャッチー且つ切なく、もう堪らんです。インストの8曲目に続いて始る9曲目のギターソロでは、思わず目頭が熱くなりましたです。このメロディーは堪らん極まりないです。。

アルバムの殆どが疾走曲で占められたこの1st音源。
メロディックパワー/スピード、クサメタル好きの方にも
ぜひ聴いてみて欲しいなぁ....と思う音源です。。
Highly Recommend !!!!!
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Ohtar / Petrified Breath of Hope


ポーランド発 Black Metal、Ohtar
2006年の7曲入り音源。

リンクしました myspace のサイトにて、Ohtar のサウンドを Folk influenced depressive and hateful black metal と紹介されてます。個人的には Folk の要素はあまり感じられないのですが、depressive という表現はまさにその通りだと思います。。楽曲はスッタンスッタンとしたミッドで走るテンポの曲展開が多いのですが、楽曲によっては疾走パートも取り入れられていて、これがまた寒々しいまでの激速なのです。全編疾走という曲展開でないだけに、走った時のえげつなさはなかなかに強力です。。楽曲は程々にメロディアスで、メロウに掻き鳴らされるギターが結構耳を惹きます。ヴォーカルの叫び具合もなかなか強烈で、楽曲に邪悪な空気を撒き散らしております。。アルバムのラストのタイトル曲 "Petrified Breath Of Hope" は、4分半程のギターのみのインスト曲なのですが、ひたすらに冷たく、そしてメロウな空気が漂っていて、実に良いんですなぁ。。

myspace にて 4曲目の "Elite Dust" が試聴出来ますんで、
どんな感じのサウンドかぜひチェックしてみてください。。。
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Orlog / Reinigende Feuer


ドイツ発 Pagan Black Metal、Orlog
2006年の9曲入り1stアルバム。

スタスタとした疾走をメインにブラスティンなパートも挟まれ、楽曲によっては時折アコースティックギターも取り入れられていて、緩急付いて寒々しくひた走る曲展開。その上を振り絞り唸り叫ぶ様なヴォーカルが始終乗り、楽曲を更に邪悪な方へと導いております。。全体的にメロディーは薄めなのですが、冷たくメロウに掻き鳴らされ奏でられるギターのメロディーは随所で耳を惹きつけ、なかなかエモーショナルなんですなぁ。。特にラスト9曲目 "Stille" は 5分半程のインストなのですが、ギターのエモーショナルさが光っていて、ヴォーカルが入っていなくても実に聴き応えがありますのです。。

バンドの myspace にて、1曲目 "Schatten" 、5曲目 "Ein Freund"
7曲目 "Untergang" が試聴出来ますので、ぜひチェックしてみてください。。
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Illnath / Second Skin of Harlequin


デンマーク発 Melodic Black Metal、Illnath
2006年の9曲入り音源。

Keyがかなり前面に取り入れられている楽曲は、非常にメロディアスでセンシティブで、という感じですんで、ブルータル度数は低めですな。メロディー重視な分、かなり聴きやすいサウンドであります。。また、楽曲はスタスタと走るパートはあるものの疾走重視ではなく、程好いテンポで流れる曲展開が中心です。しかしながら、各曲毎に搭載されているメランコリックでメロディアスなフレーズは、実に耳を惹きます。個人的には特に 3、5、7、8、9曲目が気に入っております。。喚き叫ぶブラッキーヴォイスにロウグロウルも絡むヴォーカルさんも、なかなかに良い仕事をしております。

メロディックなサウンド好きには、なかなかに堪らんサウンドです。。
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UNDER THREAT / Deathmosphere


コロンビア発 Melodic Death Metal、UNDER THREAT
2006年の10曲入り3rdアルバム。

1曲目のイントロから雪崩れ込んで始る2曲目を初めて聴いた時、嬉しさのあまり思わずスピーカーの前で固まってしまいました。。。このメロディアスさ、この疾走感、このヴォーカルの咆哮具合。個人的に私がメロディックデスメタルに求めるサウンドを、この UNDER THREAT が余すことなく表現してくれているのです。いやー、実にかっこええです。。
時折ブラストビートが取り入れられつつ、ひたすらに気持ちよくスタスタと疾走する曲展開、各曲で耳に残るメロディアスなフレーズが奏でられるギター、また、ギターソロでも印象的なメロディーが実に耳を惹きます。クリーンヴォーカルは使わず、始終力強くシャウトし咆哮するヴォーカル。。10曲中、半分の楽曲が6~7分台なのですが、メロディックに疾走する曲展開はまったくといっていいくらいにその長さを感じさせませんです。なかなかに聴き応えのある楽曲が揃っております。。

バンドのHP、myspace にてぜひチェックしてみてください。
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Edenshade / Ceramic Placebo For A Faint Heart


イタリア発 メロディックデスメタル、Edenshade
2003年の10曲入り1stアルバム。

Edenshade 、このバンド名だけで思わずメロディアスなサウンドを想像してしまいますのです。。個人的な話、こういうバンド名に弱いんですよねぇ。。。
Key/シンセ が かなり取り入れられている楽曲は、なかなかに耽美でメランコリックでメロディアスなサウンドなのです。楽曲自体はそれ程ブルータルではなく、時折変則的なリズムを取り入れつつ、かといってテクニカルで難解なサウンドという訳でもなく、聴いていて疲れるサウンドではないです。。メインはあくまでデスヴォイスですが、結構の割合でクリーンヴォイスも取り入れられています。。Key/シンセはシンフォニックな使われ方ではなく、エレクトロニクスで打ち込みなサウンドで、楽曲によってはインダストリーな雰囲気で取り入れられてます。ですんで、Edenshade のサウンドは、結構モダン (へヴィネスではなく...) な香りがいたします。。イタリア出身というのも関係するのかもしれませんが、何かオシャレなサウンドなんすよねぇ。。

ま、どんなサウンドかは実際に試聴して頂くのが一番かと。。
バンドのHP、myspace にてチェックしてみてください。
ちなみに、まだ入手していないのですが、2006年に2ndアルバムがリリースされております。
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