Metal.Hardcore & more
whispering gloom
Moi dix Mois / Dixanadu

ジャパニーズロック、Moi dix Mois 。
2007年 3月リリースの 12曲入り 3rdアルバム。
2006年のEP音源、「Beyond The Gate」 は、個人的にそれまでの作品と比べて、サウンドがよりインダストリーで硬くなったなぁ....という印象が個人的にですがありました。。そして、そのEP音源でのサウンドの流れを更に押し進められたなぁ....というのが本作を最初に聴いた時の印象です。。
1st、2nd のサウンドと大きく変わったのかといえば、そう変わってはいないと思うんすよねぇ。。ヴォーカルさんが変わったので、勿論聴いた時の印象は変わると思いますが。。個人的に思うに、1st、2nd の頃はどちらかと言えば、きらびやかなサウンドの印象が強かったと思うのです。ですが、本作品ではそのきらびやかさは薄く、よりコアでダークに、且つ耽美なサウンドになっていると思うのです。。以前の音源で取り入れられていたヴァイオリン、女性コーラスが入っていないのも雰囲気が変わる要因ではありますな。。。
何だかんだ言ってもこの音源は気に入っております。
繰り返し聴いているとじわじわと沁みてきますな。。
こちら で試聴出来ますので、ゴシックメタル、メロディックメタル好きの方もぜひ一度チェックしてみてください。
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Zihard / Life of Passion

韓国発 ネオクラシカル/Melodic Heavy Metal、Zihard 。
2007年の 9曲入り 1stアルバム。
バンド自らは Baroque Metal と称してるみたいです。
アルバムは、1曲目はイントロで、5、8曲目はインスト、4曲目はバラード、2、3、6、7曲目は程好い疾走ナンバーで、トータル約40分。。ギターがメロディアス/クラシカルに弾きまくりなサウンドでして、これがもうかんなり良いんです。
1曲目の荘厳なイントロに続き始る疾走ナンバーの2曲目は、2:00~のギターソロで早くもチビりました。。ギターソロだけでなく楽曲もメロディアス且つキャッチーで、なかなかの佳曲です。3曲目もこれぞへヴィーメタルで様式美な曲展開で、なかなか良いんですなぁ。。4曲目のバラードは韓国語で歌われているのですが、これはもう韓国の王道泣きのバラードでして、楽曲全体が切なさに包まれているのですが、ギターソロも泣きが入っていて、聴いているともう目頭が熱くなります。。。5曲目のインストナンバーは程好いスピードでメランコリーに、且つ印象的でメロディアスなフレーズも奏でられ、そして勿論弾きまくりで、これまた佳曲です。。6曲目は韓国語で歌われていて、この曲もギターソロがかっこ良く、へヴィーメタル然とした曲です。。7曲目のメロディアスさ、切なさ、疾走具合、ギターソロでの泣き具合、ヴォーカルさんの甘い歌声、もう堪らんです。。。そして、更に堪らないのが 8曲目のインストです。。もうギターが泣き泣きなのです。聴いていると琴線&涙腺をこれでもかと刺激してきます。。切なくメランコリーなメロディーに思わずため息が出るほどウットリとしてしまいます。。。ラスト9曲目は様式美テイスト溢れる疾走メロディアスナンバー。。
泣きの入ったギターだけでなく、伸びやかに歌い上げるヴォーカルさんも実に良い仕事をしておりますのです。このヴォーカルさんはなかなかに上手いです。。また、さりげなく取り入れられている Key も、サウンドの構築美に良い塩梅で絡んでおります。。
バンドのHPはハングルなので何が書いてあるのかわかりませんです。。
YouTube にギターの方が自らライブ動画をアップされてるみたいですので、ご紹介をば。9曲目 "Fire in the sky" 。また、他の方がアップしているライブ動画で、2曲目 "Crying In The Midnight" 、3曲目 "Viper" 。
個人的に気に入っている音源ですので、良いとか堪らんとしか書いておりませんが、メロディックなメタルがお好きな方はぜひともチェックしてみてほしい音源です。。
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In This Moment / Beautiful Tragedy

US発 Metal/Emo/Hardcore、In This Moment 。
2007年の 11曲入り 1stアルバム。
何とも言葉で言い表し難いサウンドなのですが、スクリーモ/エモサウンドがベースとなりつつも、メロディックメタルの要素が取り入れられたメタル/ハードコアサウンド、というのが個人的なサウンドの印象です。。リンクしましたバンドの myspace では Metal/Rock/Metal と記されていますが、確かにサウンドはメタル、というか、かなりメタル要素の強いサウンドだとは思うのですが、純なメタル/へヴィーメタルを中心に聴かれている方には、ハードコア/エモ の要素が強く感じられるサウンドだと思うのです。。
メロディックでメタルなギターサウンドで、静のパート、楽曲によってはモッシーなパートも組み込まれた緩急のついた曲展開は、激情、且つドラマティカルで、サウンドに明るいという印象はなく、悲愴でメランコリーな空気がアルバム通して漂っております。。そして、これらのサウンド要素のベクトルを更に高めているのが、ヴォーカル、Maria嬢 の存在ですな。切々とエモーショナルに歌い上げるヴォーカルをメインとしつつ、悲痛な絶叫、また、優しく囁く様に歌うスタイルをも取り入れた目まぐるしく変化するヴォーカルワークは、なかなかに強力で存在感があり、ただただ惹き込まれます。。。エクストリームなヴォーカルがどうしても印象深くなってしまうのですが、ギターの奏でるメロディアスなフレーズ、そして、アルバム通して楽曲が実に良いのです。。
myspace にてぜひ試聴してみてください。
また、アルバムの 2曲目、Prayers の MV もぜひぜひ。。
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Profugus Mortis / So It Begins

カナダ発 Folkish Melodic Black/Death Metal、Profugus Mortis 。
2007年の 9曲入り 1stアルバム。
ヴァイオリン、Key メンバー有する6人組。
ヴァイオリンが始終切なくメランコリーなフレーズを奏で、Key が楽曲を更にドラマティカルに演出し、フォーキッシュなメロディーも取り入れられたメロディックブラック/デスメタル。。
1曲目の出だしで早くもチビりかけるも何とか留まったものの、2:12~のギターソロ、ヴァイオリン、Keyのメロディアスなフレーズの流れに、失禁と共に目からも雫がこぼれておりました。。。個人的な話、もうため息が出るくらいにうっとりとして聴き惚れてしまうメロディアスなサウンドです。。また、この疾走具合も堪らないのです。。ヴァイオリンと Key の奏でるメロディーで楽曲を引っ張っていくといっても過言でないくらい、共にかなり前面に取り入れられているのですが、決して浮いている、また、サウンドが軽くなるということはなく、上手くサウンドに溶け込んで織りあっております。。喚き叫び歌うブラッキッシュヴォイスとロウヴォイスを織り交ぜたヴォーカルワークも、なかなかに良い仕事をしております。。
兎にも角にも、アルバム通してメロディーが実に印象的で良いです。
また、アルバム通してトータル約32分というのも、聴き込むのに良い塩梅なのですな。
バンドの myspace にて、1曲目 "The Fallen" 、2曲目 "Arm Yourself" 、
5曲目 "Upon the Raging Storm" が試聴出来ますので、
ぜひぜひチェックしてみてください。
個人的な話、この音源は 2007年のベスト音源上位どころか、
生涯のベスト音源上位に食い込むであろう音源です。。
Highly Recommend !!!!!
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Dark Flood / The Dead Lines

フィンランド発 Melodic Death Metal、Dark Flood 。
2006年の 10曲入り 2ndアルバム。
以前 に紹介した 1stアルバムから特に大きなサウンドの変化はなく、今作でも楽曲は程好いスピードで進み、Keyも程好く、且つ楽曲のドラマティカルさを演出していて、始終メロウでメランコリーな湿った空気の漂うメロディックデスメタルサウンド。。また、今作でも楽曲によりクリーンヴォーカルが取り入れられているのですが、前作ではやや不安定な印象を受けたのですが、今作ではかなり安定した歌い上げヴォーカルを聴かせてくれます。。
個人的な話、このアルバムを最初通して聴いた時、今作は前作の1stと比べると少しメロディーの印象度が薄いかのぅ....と感じていたのですが、繰り返し聴いているとじわじわと沁みてくるこのメロディアスなサウンドに、そんな辛口な意見を言ったら罰が当たりますな。。
myspace にて、個人的に気に入っている 6曲目 "the Monument of Sin" 、
8曲目 "Deadline" が試聴出来ますので、ぜひチェックしてみてください。
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My Own Grave / Unleash

スウェーデン発 Melodic Death/Thrash Metal、My Own Grave 。
2006年の 12曲入り 1stアルバム。
スタスタとスラッシーに飛ばしまくる曲展開、メロディアスに奏でられるギター、喚き叫び歌うデスヴォイスにロウデスヴォイスも絡むヴォーカル。楽曲は 2分後半から 3分の長さで、ぶっ飛ばし駆け抜けるトータル約 34分。。初めてこの My Own Grave を聴いた時は、もうあまりのかっこ良さに思わず体が仰け反ってしまいました。。。この疾走感、このメロディアスさ、個人的には、もはや文句のつけ様がないくらいのメロデスラッシュサウンド。このサウンドに細かいこと云々言ったら罰が当たってしまいますです。。この気持ちの良い疾走サウンドを聴いていると、もう一気にテンションが上がってきて、部屋で一人モッシュピットサークル状態です。。
myspace にて、3曲目 "Into Pieces" 、4曲目 "Spread the Plague" 、
10曲目 "The Beyond" が試聴できますので、ぜひチェックしてみてください。。
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Monarch / Monarch

フランス発 Sludge/Doom、Monarch 。
2005年の 2枚組み 3曲入り 1st音源。
Disc 1 に 約 14分 と 36分の 2曲を、
Disc 2 には 約 35分の楽曲を 1曲収録。。
えげつないまでの激遅重サウンド、発狂じみた絶叫ヴォーカル。。
なんとこの凄まじく病んだヴォーカルは女性なんですなぁ。
楽曲は HPのバイオにて、We Play Slow Songs 、Play Slow or Die !! と記されている様に、もう兎にも角にも のろい です。。このひたすらに淡々と、且つ何もかもを引きずっていくかの如きなスロウでへヴィーなサウンドは、ひとたび聴き始めると、もう一瞬にして回りの空気、時間の流れを変えてしまいます。。しかも、この楽曲の長さ。。もう聴いていると、どんなに調子が良くても、気持ちの良いお天気の日でも、気分がドンヨリと病んできます。。。
邪悪で、もはや病的なまでのこの遅重スラッジ/ドゥームサウンドは、気に入る方はどっぷりとハマると思うのですが、ダメな方はまったく受け付けないんではないかと思います。。個人的な話、車を運転しながらこの Monarch を聴くと、イライラっとすることなく、どっしりと落ち着いた気持ちで運転出来ますので、渋滞時なんかは特にお勧めな音源なのです。。
HP、myspace にてぜひチェックしてみてください。
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Suma / Let The Churches Burn

スウェーデン発 Doom/Stoner/Sludge、Suma 。
2006年の 8曲入り 2ndアルバム。
どっしりと重心低く、分厚いサウンドでズリズリとへヴィーに進む曲展開。。
各パートから叩き出されるサウンドは実にパワフル、且つグルービーにぶちかましてくるので、聴いているともう自然と体が揺れてきて、サウンドに陶酔してしまいますのです。。バンドの myspace にて、Rock/Experimental/Trance と記されているのですが、確かにこのドが付くくらいのへヴィーなサウンドを聴いていると、先にも書きました様にだんだんと気分が陶酔して、トランスな状態になってきて、実に気持ちが良くなってくるんですよねぇ。。。また、ノーマルヴォイスで力強く歌い上げるヴォーカルさんがこれまた渋いんですなぁ。。
ラスト 8曲目の約 17分にも及ぶノイズまみれのサウンドをフルヴォリュームで聴き通すと、もう完全に別世界へとトリップしてしまいますです。。。
myspace にて、3曲目 "I Am The Spritual Shepherd" 、4曲目 "Blood Pony" 、
5曲目 "Beef" が試聴できますのでぜひチェックしてみてください。。
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