野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

10年の歩み-1999~2009-櫻守の会

2018-10-13 | 資料を読む

資料を読む 10年の歩み-1999~2009-櫻守の会

櫻守の会の10年史をいただいた。
里山活動では先駆的な活動されている。宝塚市を中心に数か所の里山での活動を続けておられる

「武田尾桜の園「亦楽山荘(えきらくさんそう)」は、笹部新太郎氏の没後、一時有志の方々が手入れされていたが、長らく放置され荒れ放題の状態であった。
 その後、ご遺族からのご寄付と宝塚市の購入によって市有林となり、'99年3月「桜の園」での兵庫県里山林整備事業完了により、'99年4月17日宝塚市の里山公園としてオープンした。
このオープン行事に合わせ、'98、'99年の3月に行われた市民による山桜の植樹会参加者を中心に、「桜の園」を愛し、自然に親しみながら里山整備作業・管理活動し、会員の親睦・健康維持を目的とし、市内の「緑の応援団」
のボランティアグループとして「櫻守の会」を設立した。」
と会の創設の経緯を話しておられる。

設立の経過と現在の参加者の感想があと述べられている。

現在、武田尾から武庫川沿いに旧鉄道路線がハイキング道になり、より一層貴重な里山の場所となっている。

 


大和川 いきものウォチングVol .5 しょうどうぶつ

2018-10-13 | 資料を読む

今回で「いきものウォチング」最後

ポイントでの観察の良い資料に 5冊は簡単な小冊子になります。詳しくまとめたものだと「生きている大和川」がおすすめ(ちょっと宣伝)

大和川 いきものウォチングVol .5 しょうどうぶつ
大和川の小動物たちの紹介。平成9年と10年の春から夏までの調査報告
18種類を確認(平成9年度大和111河川水辺の国勢調査(小動物)業務報告書)

大正橋
トノサマガエル、ウシガエル、クサガメ、ミシシッピアカミミガメ、イシガメ、シマヘビ、コウベモグラ、アカネズミ、イタチ など

石川合流点
ヌマガエル、ウシガエル、クサガメ、ミシシアカミミガメ、イシガメ、カナヘビ、コウベモグラ、アブラコウモリ、アカネズミ、カヤネズミ、テン、イタチなど

亀の瀬橋
アマガエル、ヌマガエル、クサガメ、ミシシッピアカミミガメ、カナヘビ、シマヘビ、テン、イタチ など

初瀬川合流点
ヌマガエル、ウシガエル、クサガメ、ミシシッピアカミミガメ、コウベモグラ、ノウサギ、アカネズミ、ハツカネズミ、イタチなど

寿橋
アマガエル、ヌマガエル、ウシガエル、クサガメ、ミシシッピアカミミガメ、カナヘビ、コウベモグラ、アブラオウモリ、キツネ、イタチなど
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その後、小動物類(両生類・爬虫類・哺乳類)28種(平成27年までの河川水辺の国勢調査)、
河川敷の水たまりなどを好むヌマガエル、
水深がある止水域を好むウシガエル、
浅い池沼やゆるやかな川にすむクサガメ、
川近くの湿地にすむ外来種のミシシッピーアカミミガメ。
堤・草原・やぶなどにすむカナヘビ、
人家の近い水辺に多くみられるアブラコウモリ、
草地にすむコウベモグラ・アカネズミ、
高茎の草地にすむカヤネズミ、
水辺を好むイタチ。
それぞれの環境に適した生き物がみられます。種類が増えたのは生きていく環境の多様性によるものです。