短歌人九月号「鎮魂歌」原田千万 2010-09-15 06:02:22 | 平成22年短歌人誌より すれ違ふわれをかはして白き蝶ひかりのなかへ飛びゆきにけり 食べること拒みしきみの亡骸をうすくれなゐの花うづめゐる 読みを語る言葉がたくさん浮かぶがまるで空しい。とりあえず、何度も読む。
パピルス 阪森郁代「老いた梟」 2010-09-15 05:57:02 | クンストカンマー(美術収集室) 何を得て何を失ふゆふぐれか文字をゆつくりなぞる指先 夕暮れにふと何を得たのか何を失ったのか考える。考えながら文字をなぞる。その行為は無意識なのだろう。無意識だが、人は文字に触れていると落ち着くのではないか。文字は何かを残すためだから。