ちょっと季節を外れてしまったが、朝顔の花。
毎日朝が来れば、勝手に咲くものだと思っていました。
だが、作家五木寛之氏がこんなことを教えてくれた。
◆小さくても微かな光は必ずある
朝顔の花は、朝の光を受けて咲くものだと思っているでしょう。
そうではないんです。
朝顔のつぼみに、24時間でも48時間でも光を当て続けても花は咲かないんです。
朝顔の花が咲くには、朝の光に当たる前に、夜の冷気と闇に包まれる時間が不可欠なんです。
そこは、人間も同じではないでしょうか。
明るいところで光を見ても、その明るさは感じにくい。
闇の中で光を見るからこそ、それを光明と感じて感動し、生きる意欲も生まれてくるのです。
だから、暗くて重い現実の中にも、小さくて微(かす)かな光は必ずあります。
そして、どちらを見つめるかで、生き方は大きく変わってくるものです。
世の中の荒波を乗り越えて、何とか今日まで生きてきた。
とりあえずいま生きていること、そのことの価値を認めて、一日一日を積み重ねていきたいものです。
→そういうことか、もう少しだけ頑張ってみましょう。