人間社会において、人付き合いは大切なことだ。
そして人付き合いにおいては相手を慮り、自らの一方的な主観や印象、それらへの意見は控えるべきなようだ。
つまりは、言いたいことも言わないということだ。
そんな姿勢に対し、心理学者の内藤誼人(ないとうよしひと)氏はこう言う。
◆自分にも相手にも不満を感じてしまう
むろん言い過ぎないことは、大事なことだ。
だが言いたいことを言わずに我慢している人は、自分が不満をため込むだけでなく、相手にも不満を感じさせてしまうらしい。
米国クイーンズランド大教授のメリンダ・ハーバーの研究だ。
どんなに頑張っても、嫌われるときには嫌われるもの。
逆に、そんなに頑張らなくても好かれることもある。
だから、自分が言いたいことを我慢するのも、ほどほどにすべき。
思ったことは口に出して伝え、それで相手が不快に思えば、「ごめんなさい」と誤ればいい。
そんな風に思っているほうが、互いの心はすっきりするものですよ。
→う~ん これは匙加減が難しいですよね。
言うべきか、言わざるべきか、ハムレットの時代からの悩みなのかな。