ロサンゼルス=細見るい、神沢和敬】ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は10日(日本時間11日午前)、新型ゲーム機「プレイステーション4」(PS4)を初公開した。年内に発売する。ソニーはゲームをテレビに代わる新しい中核事業に位置づけており、新製品がソニーの浮沈を握る。
「PS4は他に匹敵するものがないゲーム機だ」。米ロサンゼルスで11日開幕する世界最大のゲーム見本市「E3」に合わせたSCEの発表会。アンドリュー・ハウス社長が初公開のPS4本体を手に舞台に上がると、歓声があがった。
価格は399ドル(約3万9千円)。スマートフォンやタブレット端末との連携を強化したのが特徴だ。ボタン一つでフェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や動画サイトにゲームの画面を投稿でき、友人がスマホを操作することでプレーヤーを助けたり、邪魔をしたりもできる。
※引用しました。
ドーハ国際空港から一歩外へ出ると、まとわりつくような湿気が全身に覆いかぶさってきた。ヨルダンとのアウェイゲーム前に立ち寄った今年3月に比べると、日差しも明らかに凶暴だ。
ワールドカップ最終予選の最終戦をここドーハで戦う日本代表が、何だかとても気の毒に思えてくる。主審がキックオフを告げる17時30分でも、まだ蒸し暑さはしぶとく居座りそうである。前日練習を終えたハーフナー・マイクは、「後半が始まるくらいの時間から練習をしましたけど、まるで暖房が効いてるみたいでしたね」と苦笑いをこぼした。
この街に来ると、いつも20年前の記憶がよみがえる。1993年10月に開催された、アメリカ・ワールドカップのアジア最終予選だ。
■1993年と2013年。ふたつの“ドーハ”の間にあるもの。
入社3年目のサッカー専門誌記者だった僕は、先輩に連れられてドーハを訪れていた。日本や韓国など出場6カ国のW杯予選を追いかけるジェットコースターに乗っているような忙しい日々も、今回と同じように夕方のキックオフがお決まりだった。
無線LANなどというものがなかった当時は、カメラマンが撮影した写真も僕らが書く原稿も、ホテルの部屋から電話回線で送っていた。データが重い写真は時間もお金もかかるので、必要最小限の枚数だけをデータで送り、次の締め切りまでにフィルムをカタールから持ち帰ることになっていた。
北朝鮮との第3戦を終えた僕は、編集部の2人目の運び役として帰国した。最終戦のイラク戦まで取材したかったが、実は帰るのも悪くないと思った。
初めて訪れる中東の刺激は薄れつつあり、何よりも日本の先行きが険しかったからだ。3試合を終えて1勝1敗1分の状況から、ワールドカップ出場へ辿りつくのは難しいと見られていた。「韓国とイラクに勝つのは、たぶん無理だろ。帰るにはいいタイミングじゃないの」という同業者の労いを、素直に受け止めていた。
帰国後にJリーグの会場で会うと、ドーハでともに過ごした方々の視線が冷たい。「なあ、自腹を切ってでも、最後まで残るべきだったんじゃないの」と、責めるような口調で言われたものだった。
“ドーハの悲劇”と呼ばれたあの一戦を、僕は現地で見ることができなかった。「感動をありがとう」という世間の空気に乗り切れず、かといって予選敗退の核心に迫りきれない歯痒さを、ひとりで噛みしめた。
■イラク戦は単なる〈消化試合〉ではない!
ほぼ20年ぶりとなるドーハでのイラク戦は、W杯予選突破後の〈消化試合〉である。勝敗を問われない一戦だ。
ベストメンバーを組むことは望めない。
キャプテンの長谷部誠は、累積警告で出場停止だ。冒頭15分のみが公開された前日練習から判断すると、本田圭佑、吉田麻也、栗原勇蔵の欠場も濃厚だ。別メニューで調整した本田が穏やかな面持ちでバスへ乗り込んだ一方で、「一昨日くらいから太股裏に痛みがある」と話した栗原は表情に悔しさをにじませた。
4日後にコンフェデレーションズカップの開幕戦が控え、中東から南米への移動で蒸し暑さが誘う倦怠感が忍び寄ることを考えれば、主力選手は温存していい。先のオーストラリア戦から、先発を総入れ替えしてもいいぐらいだ。
もっとも、ザックことアルベルト・ザッケローニ監督による堅実な手当ては、前述の4人に加えて両サイドバックの変更くらいだろうか。「W杯予選突破は決まりましたけど、負けてもいい試合なんてないです。チーム全員で勝利を目指す姿勢に変わりはありませんよ」と、酒井高徳は語気を強めた。吉田と栗原の欠場でいつもと同様に先発が予想される今野泰幸も、「イラクがどういう特徴なのか、どこに穴があるのか、ミーティングで確認してきた。そういう意味では、誰が出てもやることは変わらない」と落ち着いた口ぶりで話す。
■もし負けたとしても失うものはなにもない……のか?
2大会ぶりに出場するコンフェデ杯で、ブラジルやイタリアなど世界の強豪との対戦が控えていることもあり、イラク相手に勝利を求める空気は薄い。チームへの注目度を示す取材者の数も、オーストラリア戦との比較がはばかられるほど少ない。
負けたところで、チームが失うものはない。個々の選手にとっても、コンフェデ杯への助走になればいい。今回のイラク戦には、様々なエクスキューズが成り立つ。
しかし、この試合をW杯予選突破後とコンフェデ杯開幕前の〈谷間〉と位置付けたら、そもそも何ひとつ得られない。イラク戦はこれまでとこれからが重なり合う、大切な〈点〉であるべきなのだ。
■W杯出場決定後、新しいスタートの第一歩として。
「新しいスタートの第一歩だけど、いままでやってきたことの延長線上にこれからがある。やることは変わらないし、つねに成長していきたい」
ワールドカップまでのスタンスを問われた中村憲剛は、胸に抱く思いを淀むことなく明かした。2010年の南アフリカW杯までのプロセスを知るベテランの思いは、このチームに関わるすべての選手が共有すべきものだろう。
誰がピッチに立つのか、どんな11人が並ぶのかは、大きな問題ではない。誰が出場しても、どんな組み合わせでも、チームの良さを出せるかどうかに、イラク戦の評価基準はある。
”悲劇“から20年を経て実現するドーハでのイラク戦というノスタルジィを、僕は試合前日にして頭のなかから追い払った。未来へ向かっていくチームに、郷愁は必要ない。
※引用しました。
東京で本格的にアイドルを目指すヒロイン・アキの奮闘を描く連続テレビ小説「あまちゃん」東京編(作:宮藤官九郎)の完成披露試写会が11日、NHK放送センターで行われ、アキにふんする能年玲奈が役づくりのために、アイドルグループ・ももいろクローバーZを参考にしていると明かした。
本作で能年は、小泉今日子、薬師丸ひろ子らかつて一時代を築いたアイドルたちに囲まれてアイドル志望のアキを演じているが「中学のときにバンドをしていて音楽は好きだったけど、アイドルについては正直わからない部分が多くて。歌って踊るのは本当に難しいですね」とアイドルを体現することの難しさを語る。「今はももクロさん、アイドル時代の小泉今日子さんや薬師丸ひろ子さんを見て研究しています」と熱心に役づくりに取り組んでいる様子だ。
24日からの東京編では、ナレーションにも挑戦することになった能年。「宮本信子さんの素晴らしいナレーションの後に、わたしに担当しろなんて。宮藤(官九郎)さんは本当に意地悪な人です」と恨み節。それでも「なまったり標準語だったり、声の演技は本当に大変です。でも、毒づいたりするセリフのときとか正直楽しんでやっていました」と笑顔で振り返った。
共演の松田龍平(マネージャー役)について能年は「ずっと誰かに似ていると思っていた。でも、誰に似ているんだろうって考えているうちに、ある日ようやくピンときたんです。あ、(あらいぐま)ラスカルに似ているんだって」とにっこり。東京編からは同年代の共演者も増え、「違う楽しさ、違う緊張があります」と現場での充実ぶりを感じさせた。
同作は引きこもりがちだった女子高生・アキの成長を描いた人情喜劇。ひょんなことから母親(小泉今日子)の故郷・岩手県の田舎町で海女修業を続けるうちに地元アイドルになったアキが、東京で本格的にアイドルを目指すさまを描く。「東京編」ではアキの母親の生きた1984年と、アキの生きる2009年という二つの時代が展開する。1984年のシーンでは当時のアイドル文化がノスタルジックに再現され、その時代を生きた人たちにとっては懐かしくてたまらないことだろう。
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」東京編は6月24日よりスタート
※引用しました。
12日のプロ野球セ・パ交流戦の予告先発投手が発表された。
埼玉西武は左のエースとして素質を開花させてきた菊池雄星が中日戦に先発。現在チームは5連敗中だが、これは菊池の敗戦(6月3日、巨人戦)から始まっただけに、汚名を挽回する好投で自ら連敗をストップさせたい。
また、セ・リーグ首位を再奪取した阪神は、敵地札幌ドームで日本ハム・吉川と対戦。昨年パMVPの好投手をどう攻略するか。
交流戦
■日本ハム・吉川-阪神・スタンリッジ(札幌ドーム)
吉川は10試合で5勝4敗0S・防御率2.76。5月アタマから3連敗を喫したが、ここ3試合は2勝0敗、23イニングで失点2と昨年パMVPの実力を発揮中。スタンリッジは10試合で3勝5敗0S・防御率2.34。ここ4試合で0勝3敗と打ち込まれているが、チームの勢いに乗って久々の快投を見せたいところだ。
■楽天・戸村-広島・大竹(Kスタ宮城)
戸村は3試合で2勝0敗0S・防御率1.42と安定感十分。今回も好投で先発ローテ定着をアピールしたい。一方の大竹は9試合で5勝3敗0S・防御率2.70とここまでマズマズの成績ながら、ここ2試合は6失点、4失点で敗戦投手となっている。前田健が15日復帰へ順調をアピールしている今、大竹も右の柱の一人として存在感を示したい。
■西武・菊池-中日・ブラッドリー(西武ドーム)
菊池は10試合で6勝2敗0S・防御率1.60。ここまでは上々の成績だが、前回の巨人戦では4回4失点KOを喫してしまった。左のエース確立へ即挽回したい。ブラッドリーは10試合で2勝1敗0S・防御率3.25。ここ3試合はいずれも勝ち星がついていないものの、17イニングを投げ3失点と安定感は十分。今度こそ1カ月ぶりの白星を手にするか。
■ロッテ・西野-DeNA・三浦(QVCマリンフィールド)
西野は10試合で6勝1敗0S・防御率2.31。育成ドラフトから5年目の今年、一気にブレークした。前回も7回1/3を投げ無失点。この勢いでハーラートップに1勝差と迫る勝ち星を挙げるか。対する22年目の三浦は10試合で3勝5敗0S・防御率3.53。負けが先行しているが、ベテランの貫録を見せつけたい。
■オリックス・松葉-巨人・杉内(京セラドーム大阪)
ルーキー松葉は6試合で3勝1敗0S・防御率3.07。今年は新人が豊作なだけに話題は埋もれてしまっているが、成績としては上々。ただ、ここ2試合は5イニングももたず降板しているだけに、ここは踏ん張りどころ。一方、杉内は10試合で4勝3敗0S・防御率3.04。実績を考えると、やや物足りない数字か。そろそろピリッとした投球を見せたいところだが。
■ソフトバンク・帆足-ヤクルト・八木(ヤフオクドーム)
帆足は8試合で4勝1敗0S・防御率2.51。ここ4試合では3勝0敗、防御率0.75と抜群の安定感。当然、今回も好投を期待したい。八木は10試合で1勝5敗0S・防御率2.95。シーズン序盤は打線の援護に恵まれていない試合も多かったが、ここ2試合は打ち込まれる場面も目立ってきた。自身にもチームにも連敗を止める白星がほしい。
※引用しました。
フジテレビが8日に生中継した「第5回AKB48選抜総選挙」の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)が、昨年の18・7%を上回る20・3%を記録したことが10日、分かった。瞬間最高はHKT48・指原莉乃(20)が1位を獲得した直後、上空に花火が打ち上がった場面の午後9時1分で32・7%だった。指原はこの日、同局系「笑っていいとも!」などに生出演し、夕方には東京・秋葉原の総選挙ミュージアムに来場。センター獲得の余韻が続いている。
総選挙の最中、7月20、21日の福岡ヤフオクドーム公演をもって卒業すると電撃発表したAKB48の篠田麻里子(27)が10日、日本テレビ系情報番組「PON!」(月~金曜・前10時25分)に電話出演した。
水曜日のレギュラーの篠田は、司会のビビる大木(38)の質問に答える形で卒業を決めた経緯を説明。「潰すつもりで来てください」と後輩にメッセージを送った昨年6月の総選挙あたりから考えており「後輩メンバーが(上位に)入ってきて、新しいAKBになったと思って決めました」と明かした。
総合プロデューサーの秋元康氏(55)には報告済みで、今後については「ファッションが好きだし、モデルも続けていきたい。自分らしくやっていければ」と語った。
※引用しました。