面白い国会議員が現われたものだ(笑)。まるで昔の全学連過激派、全共闘の闘士みたいではないか。山本太郎参議院議員が先日の園遊会で、天皇に直接「手紙」を手渡したのだ。中身は福島原発事故による被曝の実態を訴えたもののようだが、山本議員の直接行動が大きな反響を呼んでいる。
自民党など保守派は「天皇の政治利用」だとか、「非常識きわまる行動」などと厳しく批判しており、参議院でも山本氏の処置について各党が協議に入った。処置や制裁がどうなるか知らないが、山本氏の今回の行動はやはり“政治的パフォーマンス”ではなかったのか。
パフォーマンスも良いが、肝心の「被曝の実態」よりも山本氏の行動の方がはるかに大きな注目を集めている。ともあれ、山本氏が話題を提供したのは事実だ。これで脱原発や被曝の実態が真剣に議論される契機になって欲しいが、現実は残念ながら“パフォーマンス論議”に終止している。
山本氏と言えば先日(10月15日)の国会で、ただ一人「東京五輪決議」に反対した議員だ。これは2020年の東京オリンピックに政府の努力を求める決議だったが、与野党議員こぞって決議に賛成したのに、山本議員だけが「原発事故の収束に金を使うべきだ」との趣旨で反対したのだ。
これはほとんど報道されなかったが、今回の天皇への“手紙手渡し事件”は大きく報じられた。しかし、天皇に政治的対応を求めることは今の憲法にそぐわない。山本氏はパフォーマンスに満足しているかもしれないが、応分の処置、制裁は免れないだろう。
山本議員が天皇に手紙を手渡し・・・http://www.youtube.com/watch?v=HyJnFvqm41Q
この機会に、日本の主権者は国民であることを再確認したいですね!
園遊会自体が、政治利用ともいえますね!
共産党はその中核になり、国民共同戦線が政権を掌握することです。それしかありません。
陛下に心労を掛けないで頂きたいです。