矢嶋武弘・Takehiroの部屋

われ在り 故に われ発信す
83歳のジジイ 日一日の命

キャンドル・ベイビー

2025年02月27日 13時40分14秒 | 社会・事件・事故
〈東日本大震災の直後、2011年3月20日に書いた以下の記事を復刻します。〉
 
東日本大震災で、ほとんどの人が憂うつな気分になっているだろう。私も同様だ。そこで、もやもやした気分を吹っ飛ばすために、思い切ってロマンチックでエロチックな話をしたい。少しは元気が出てくるかも・・・
関東地方は先週、かなりの計画停電があった。そこで思い出したのが、アメリカ・ニューヨークの大停電のことだ。ニューヨークの停電は過去に数回あったらしいが、最も有名なのは1965年11月9日のものだ。冬の寒さで暖房などの電力需要が一気に高まり、ナイアガラの発電所に不具合が生じたらしい。
このため、アメリカ北部やカナダで12時間も停電になったのだが、この後、大都市ニューヨークでの“出生率”が大幅に上がったと伝えられている。

それはそうだろう。12時間も停電になれば、若いカップルは手持ち無沙汰になり、あるいは不安になって寄り添うのが当たり前だ。私だって若ければ、この時とばかりに妻とセックスを楽しんだだろう。もっとも、今は年寄りなのでそんなエネルギーもパワーも何もないが。それに、相手がババアでこちらがジジイでは話にならない(笑)。話が逸れたが、ろうそく(キャンドル)の灯りの下で愛を育むというのもロマンチックではないか。何か神秘的な感じがする。
今回の計画停電の間に、関東地方の若者たちは愛を育んだだろうか。是非そうあって欲しいと思う。そうすれば、可愛い赤ちゃんが生まれるかもしれない。2~3時間の停電というのは、ちょうどほど良い長さだと思う。少子化時代だから、停電を逆利用して赤ちゃんの“増産”に努めて欲しいものだ。
こうして生まれた赤ちゃんを何と呼んだらいいだろう。「停電っ子」ではどうもロマンチックじゃない。少し考えたが、「キャンドル・ベイビー」ではどうだろうか。これならロマンチックで夢がある。キャンドルの灯りの下で愛が結実するのだから・・・
 
ところで、先のニューヨーク大停電の後に出生率が大幅に上がったという話で、停電と出生率には因果関係がないという説が今は出ているそうだ。
しかし、ウィキペディアで調べたら、1977年のニューヨーク停電、2001年のアメリカ同時多発テロ、2005年のハリケーン・カトリーナが襲来した時などに、出生率が上がってベビーブームになったというのだ。
つまり、人間は災害の時などは“不安”になるから、どうしても寄り添うようになる。一人では不安で寂しく感じるのだ。まして、若いカップルは愛し合うのが当然である。よく分からないが、社会心理学的にもそうだろうと思う。
東京など関東地方で、もしキャンドル・ベイビーが増えたとしたら、こんなに喜ばしいことはない。今後も計画停電が続くなら、その間、若いカップルは大いに励んで欲しい。
大震災でむしゃくしゃした気分だったが、今日は「キャンドル・ベイビー」の話ができて、少しは気分が晴れた。若い人たちよ、停電の間に大いに励め! (2011年3月20日)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 紺野美沙子さんのこと | トップ | 脳死と死生観  »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社会・事件・事故」カテゴリの最新記事